pekoe

20年ほど、何箇所か引越ししながらblogを書いてきました。何年かお休みしていましたが…

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20年ほど、何箇所か引越ししながらblogを書いてきました。何年かお休みしていましたが、こちらに引越し、心機一転ポツポツ書いてみようと思います(^^)

最近の記事

小さな花丸

梅雨のシーズンに入り、蒸し暑さが増していく季節となった。小学校では、プールの授業も始まり…蒸し暑さと日々の疲れが積み重なり、来るのがやっとという生徒もいる。 集中力が他の季節より落ちる時期。 だから、何とか来て良かったと少しでも思って帰ってもらいたい。色々と工夫はすれど、なかなか難しい。 基本的には、プリント全問出来た時に花丸を書くことになっている。でも、私は、たとえ全問正解でなくても、一番上のプリントの右端下に小さな花丸を書く。幼児や低学年の子には、一言何かそえて。中・

    • 褒めるタイミング

      生徒によって、自分のアピールの仕方は違う。 今日は間違えずにできたと言葉で伝える子、言葉なく笑顔などの表情で表現する子。 こういった分かりやすい子は、そのまま一緒に喜んであげればよい。 でも、喜びを表に表現出来る子ばかりではない。 ある年長の女の子。 数字を読み、書くから、今年の春から足し算になった。最初は+1、慣れてきたら+2…今月に入ってからは、+3になった。 +2までは、+1の次だよと伝えれば、大抵出来るけど、+3は、そうはいかない。大人が思っている以上に負荷

      • 石を穿つ

        今朝の虎に翼を見ていたら、自分の子供の頃のことを思い出した。 子供の頃から、長とつくものになることが多かった。小2の時の通学班の班長に始まり…委員会の委員長、学級委員、児童会の副会長… 中学になってからは、生徒会の書記、そして生徒会長に。今の時代では、女子が生徒会会長になることは普通だと思うけど…私は、その中学でも、市内でも…初の女子の生徒会長だった。 当時は子供の多い頃。中学の全校生徒1200人程の生徒のうち、2/3以上の票をもらったのだから、当選で間違いない。でも、

        • 仕事の一コマ

          threadsに仕事の一コマという、不定期であるが、生徒達との心に残った日常を切り取った話を書いている。その仕事の一コマの小話が、この半年余りで、その25まできた。(拙い話を読んでくださる数少ないファンの方に感謝している🙇‍♀️) 書く内容は、本当に些細なこと。 例えば、朝7時に家を出て、通勤するサラリーマンのように満員電車に揺られて都心の私立に通う小5の生徒がいる。 疲れてもよっぽどのことがない限り休まずに来る。親御さんがお仕事で忙しく、うちの教室以外の日もピアノや塾に

        小さな花丸

          仕事における余白

          3年9ヶ月余り、朝活書写という書写お題を毎日書いている。私が書く時に一番気をつけてているのが、紙に対する余白。 朝活書写のお題は、著作権切れの小説などの文章のひと文がお題にとなっているけど、その日によって、短い時、長い時があり…それは本文だけでなく、タイトルなどでも。毎回、どう紙に収めるかを書く前に頭の中で思い描いてから書いている。 余白といえば…仕事でも余白が大事だという話が、先日、私が行ってる美容院の担当の方(店長さん)と出て。 私が、折角うちの教室に来てくれてたの

          仕事における余白

          春が来ると思い出す

          春は、新年度、新学期、進級… と、季節の変わり目で、なんとなく気忙しい。 そして…4月になると、思い出してしまうのが亡くなった親友のことだ。 それは、連絡が途絶えたのが4月だったから。あの時...もっと伝えることがあったはずなのに、本当に他愛のないことだけしか話せなかった。メールでも、電話でも。 それ以来、人生には、突然終わりが来ること。 突然、目の前の人がいなくなること。 それを、頭ではなく… 実感した、初めてのことだったかもしれない。 彼女が亡くなってから、18年経

          春が来ると思い出す

          出る杭は打たれる

          子供の頃から、誰かと群れるのが苦手で ここで手を挙げずに、自分の意見言わなければ、いい人で終わるのに…言わずにはいられない。 仕事のミィーティングで、改善点があるかと問われた時に、今ある現状を伝え、こうしたら良いのではないかと提案する。 そこで建設的に意見を交わせればいいのだが、初めから出来ないと否定され、感情的に訴えてくる人に、どう対処すれば良いのか。話し合いは平行線のままで終わる。 前回の投稿の後… 自分なりに努力はしてみたけれど 温度差は埋められずだった。 長年

          出る杭は打たれる

          バージョンアップ

          英語の勉強をやり直し始めた時… 実家や友人が誰もいない辺境の西の地で、1人子育てを奮闘していた頃。小さな2人の子がいて、何かをするといっても、家で出来て、お金があまりかからないもの、隙間時間で1人の時間が持てるものはないかと探して…見つけたのが、ラジオ講座だった。 まさか、そうして始めた英語が、仕事になるとは思ってもみなかった。2人の子育てを1人でしながらの隙間時間なんて、本当に、なかなか作れるわけもなく。ご飯作りながら、食器洗いながら、冷蔵庫に貼ったラジオ講座のテキストを

          バージョンアップ

          早さの呪縛

          世の中、みんな忙しい。 大人も子供も。 何でも効率化が求められて… ゆっくり何かをするという心の余裕がない。 教室の生徒たちを見ても… 教室に来る前に、部活だったり、学童、習い物だったり行ってから来る子も多く、常に、時間に追われている。 だからなのか、幼稚園や保育園、学校などであったことを、私に話したがる子もいる。仕事一日して、子供のお迎えして、帰宅して夕飯などの家事をする親御さんには、子供とゆっくり話す時間もないのだろう。私も色々と聴いてあげたいが、仕事中で、来た時、

          早さの呪縛

          勝負所

          10月から前にいた教室に戻って2ヶ月余り… 前からいた生徒も、そうでなかった生徒とも、やっとお互い慣れてきた。 2つの教室とも(一つの教室は変わらずそのまま)教室が閉まる1時間前あたりから来る生徒は、なかなか手強い、一癖も二癖もある生徒が多い(笑)。普通だと、上手くいくやり取りも、全く通用しない😅 その中に1人、親御さんの仕事がとても忙しく…週2回の教室日のうち、週一しか来れない小2の女子がいる。話しかけても、ニコリともせず、淡々とプリントを解く。本当に小2なのかと思うぐ

          真剣勝負

          教室に来る幼児の年中さんのある2人の女の子。 どちらも、自己主張が強く… 自分のやり方を譲らない(笑)。 算数の計算プリントを2人がする時… 同時に見るわけだけど(忙しい時はもう1人同時に見る。)2人の勝気な性格を把握し、上手くのせて、やらせないといけないのだけど… 当然のことながら、片方だけに声かけしてはダメだし、褒めてばかりでもダメ、こうしたらいいよ〜のアドバイスも、この2人は受け付けない🤣自分のやり方、自分は出来るとの自信を、2人は持っているから。(アドバイスすると

          真剣勝負

          心の支えになるもの

          晩秋を迎え、そろそろ受験シーズンに入る頃。 先日、教室に送迎に来る親御さんが、疲れが見えているように感じたので、それとなく聞いてみたら…中学受験のお兄ちゃんのことで悩んでいると言う。 「先生のお子さんも中学受験されましたか?」 「はい、2人とも受験しました。」 「受験のことで、子供がイラついたりして…それに私もイラついてしまい。どうしたらいいものかと。」 「親が出来ることは、子供の好きなご飯を作ってあげる。塾とかの送迎…あとは、ただ子供が頑張っている姿を見守ること。これしか

          心の支えになるもの

          心の声

          文字以上に伝わるのが、声... 文字からでも相手の感情を汲み取ることが出来るけれど、ある程度はごまかしもきく。 でも、声は、そうはいかない。言葉では「大丈夫、元気だよ。」と発しても、そうじゃないことがすぐ分かってしまう。それは、発している声が、その時の心の想いにのせて発してしまうから。 だから、相手を思いやる言葉を発するときは、特に心をこめて言わなければ、相手の心には響かない。上辺だけの言葉だけでは、相手の心にスッと届かないのだから。自戒を込めて。 —- note書き

          心の声

          一人反省会

          仕事終わっての帰り道 いつも一人反省会しながら帰る🚃 出来ない わからない 無理と言える子はいい。 そう言えない子も沢山いる。 口に出せない生徒の心の叫びを察し 少しでも変われるキッカケとなれたら いいなと思って、接している。 勿論… そんなの簡単じゃないと分かっている。 でも、やり切った 自分もまんざらじゃないと感じて欲しい。 出来なかったことをアレコレと並べて 否定するばかりではなく。 どんな小さなことでも 何か一つやり切ったというものは 生きていく上で 必ず、

          一人反省会

          立場逆転

          15年前、1人で子供2人を育てなくてはいけない状況になった時(その前からワンオペではあったけど。)私のプライオリティの第一位は、子供のこととなった。 兵糧攻めに遭おうとも、あちらの両親が色々とあることないことを言って、精神的な攻めをしようとも、そんなのはスルーして、とにかく子供達を守り、独り立ちさせるまで頑張ること。これが、私の親の務めだと思って頑張ってきた。 何があったかなんて、ここに書いたら、もう書ききれないぐらいあるので割愛🤣 でも、もし、1番キツかったことを一つ

          立場逆転

          回り道

          私の勉強好きの原点は 亡き父の仕事に取り組む姿勢と、小4から小6の3年間通った小さな塾で過ごしたことに起因する。 父は、家庭の事情で高校中退した経歴を持つが、数学強かったのか…図面ひいて、複雑な計算まで出来るようになるまで、様々な努力をしてきた人。 自営の仕事を引退してからも、現場の仕事頼まれれば、仕事に行き…70歳過ぎるまで働いていた。(丸の内の新丸ビルの仕事の現場が最後の仕事だった。)彼の手帳には、仕事のこと、新聞などでわからない言葉とか、世界情勢とかを書き留めた文字