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早さの呪縛

世の中、みんな忙しい。
大人も子供も。

何でも効率化が求められて…
ゆっくり何かをするという心の余裕がない。

教室の生徒たちを見ても…
教室に来る前に、部活だったり、学童、習い物だったり行ってから来る子も多く、常に、時間に追われている。

だからなのか、幼稚園や保育園、学校などであったことを、私に話したがる子もいる。仕事一日して、子供のお迎えして、帰宅して夕飯などの家事をする親御さんには、子供とゆっくり話す時間もないのだろう。私も色々と聴いてあげたいが、仕事中で、来た時、帰る時に少し声かけぐらいしか出来ない。

そんな忙しさが、生徒のプリントの取り組み方にも表れている。わからないと、すぐに答えを知りたがるのだ。

「もう一度、問題を読み直してみて。」
「面倒くさい。」
「じゃぁ、ここで音読してみて。」

仕方なく音読…(笑)

「やっぱり無理。」
「もう一度、問題文から読んで。」

嫌々、音読…(笑)

「あっ、わかったかも。」
「はい、席に戻って、解いてきて。」

こんな問答が、1日で、何度も繰り返される😆

こちらも、採点とか、他の作業しながら、視野を広げて、ボッーっとしてる子や、手が止まってる子に、声かけていきつつ、こうして生徒が来るので、常に頭はフル回転🙂

それでも…
やっぱり出来るようになって欲しいから
出来ないから分かるを体験して欲しいから
頑張ってみるけど…

次の習い物の時間がある、
親御さんのお迎えの都合があるから
時間に追われることとなる。
本当は、じっくり解いて欲しいのに…
そんなジレンマに毎回陥る。 

勉強でも、スポーツでも何でも…
普段の何気ないゆっくりとした時間があるから、集中して出来ると私は思うから。


時間に追われるばかりでなく、
一見、無駄だという時間を持って欲しいなと思う。

現代は、便利な物も増えて、余暇時間増えたはずなのに…その便利さを人間が上手く使うはずが、その便利さに人間が使われているのが、現実で。


私も両親から、逆算して動けと小さな頃から言われ続け、ついつい早さが良いものと考えてしまうところがある。

子育ても終え、1人残りの人生を考える年齢となってみて…これからは、早さの呪縛から解き放ちたい。

忙しさと無駄かもしれないけど、ゆっくりとした時間とのバランスを上手く取れたらなと思っている。

—-

*編集後記*

だいぶ更新が空いてしまいました😅
書きたい、書く題材はあったのですが…
なかなか書く心の余裕も、時間もなくて、久しぶりの更新となりました。

仕事も昨日で納め、10日間のお休み。
掃除も終えたし、母の用事も終わらせたので、後は…年始に実家に行く、子供と会うぐらいの予定だけ。普段の忙しさから解放されたので、ゆっくり過ごしたいと思います。

皆さんもお疲れ様でした。
いつも読んでくださり、ありがとうございます🙇‍♀️

良いお年をお迎えくださいね🎍

pekoe

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