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心の支えになるもの

晩秋を迎え、そろそろ受験シーズンに入る頃。
先日、教室に送迎に来る親御さんが、疲れが見えているように感じたので、それとなく聞いてみたら…中学受験のお兄ちゃんのことで悩んでいると言う。

「先生のお子さんも中学受験されましたか?」
「はい、2人とも受験しました。」
「受験のことで、子供がイラついたりして…それに私もイラついてしまい。どうしたらいいものかと。」
「親が出来ることは、子供の好きなご飯を作ってあげる。塾とかの送迎…あとは、ただ子供が頑張っている姿を見守ること。これしか出来ないですよ。」
「その見守るが難しくて😅」
「お母様、イラつく時間を、自分の好きなことに充てるといいですよ。趣味でも何でも。私は好きなドラマ見たりしてました。」と伝えた。

子供を見守る…
なるべく口を出さずに。
これは、確かに難しい。
親子だからこそ、
遠慮なく言ってしまい、喧嘩になる。

私は上の子が中学受験の時は、英語の勉強のやり直しを始めて3年余りが経った頃だった。私の場合、子供達の受験期に一緒に勉強することが出来たから…イラつくことはなく済んだのかもしれない。あと、好きなドラマを見て、違う世界にいく時間が心を癒してくれたからというのもあった。

私が勉強している姿を見た子供達が、だいぶ後から「お母さんの方が、俺達より勉強してたよね。」と言われ…そんなつもりは全くなく…ただ、少しずつ英語が分かるようになるあの過程が楽しくて、無我夢中だった。

実家から遠く離れ、友人もなく…孤独の中の子育て。どうやって、2人の子をワンオペで育ててきたのか。自分の時間なんて皆無で、それこそ訳もなく泣く子供に、どうしたらいいか途方に暮れていた。


でも、これではいけないと思い…話し相手に早くなって欲しくて、まだ一言二言しか話さない上の子に毎日、毎日、話しかけ続けてみた。その結果、上の子はおしゃべり好きになり🤣(大人になった今は普通に😅)朝眠いのにマシンガントークで捲し立てるようになったというオチがあったものの…

こっちが一生懸命に伝えたことは、ちゃんと子供に伝わるのだと分かったこと、そのワンオペで鍛えられた、忍耐力と、根気強さは…のちのち様々な場面で役に立つことになると知る。

子供は、いつか自分の元から離れる。
そうなのだとしたら、
一緒にいられる期間は、意外と短い。

そう気づいた時…悩みながらも、喧嘩しながらも、私はあなたのことを何があっても、決して見捨てない。そう伝え続けること、見守り続けること。小学生の時は口を出すけど、中高生になったら、なるべく口は出さずに、見守ってるよオーラだけを出すようにする。これが、いつか子供達が大人になった時に心の支えになると私は信じて、子育てしてきた。

だから、教室に来る子育てで悩む親御さんに、何か相談された時は…

「忙しいでしょうけど、自分の時間を少しでも取って、子供から離れてみて下さいね。あと、一緒に温かいご飯を食べる時間取るといいですよ。」
と2つだけは伝えるようにしている。


胃袋満たせば、心も満たせる。
食いしん坊な私の持論だけど(笑)。
あと、どんな時でも、自分1人の時間を持つことは大切。たとえ、家族がいても。

段々と寒くなってきて、
いよいよ受験シーズン到来。

どうか、生徒達の今までの頑張りが発揮出来ますように。

—-

扁桃炎になってしまい…
投稿が空いてしまいました😅

マメに更新しないと忘れられてしまうと分かってはいるのですが。
そんな中、こちらに来てくださった稀有な方に感謝です🙇‍♀️

pekoe

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