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褒めるタイミング


生徒によって、自分のアピールの仕方は違う。

今日は間違えずにできたと言葉で伝える子、言葉なく笑顔などの表情で表現する子。

こういった分かりやすい子は、そのまま一緒に喜んであげればよい。

でも、喜びを表に表現出来る子ばかりではない。

ある年長の女の子。
数字を読み、書くから、今年の春から足し算になった。最初は+1、慣れてきたら+2…今月に入ってからは、+3になった。

+2までは、+1の次だよと伝えれば、大抵出来るけど、+3は、そうはいかない。大人が思っている以上に負荷がかかる。

キツそうな子には、+3の上に点を3つ打って、数えさせて、答えを出させる。そのうち、点を打たなくとも、頭で考えられるようになるが、そこまでいくのは、その子の性格や能力で変わってくる。

どんなことでも、教えるのには根気がいる。生徒達がキツくとも、何とかしようとしているのに、こっちが出来ないから、毎回同じことを繰り返し教えるのが大変でも、そこは穏やかに、丁寧に対応するを心掛ける。

そして、段々と出来るようになってきたら、緩急つけて、また違う角度から負荷をかける。「プリント何枚で何分で解いてみようか。」と提案してみること。

小さい子ほど、ゲーム感覚で面白がって解いていく。+7と+8が難関なのだが…そこは、九九を覚えるが如く、「今回は7+8だけ覚えていこう。」と一つだけ課題を与えてみる。

こうして少しずつレベル上げていくのだが…
最初に書いた年長の女の子も、+3を、補助輪のような点をつけなくても、私の声かけがなくとも、目標時間内にな解けるようになった。

昨日、採点してると、何処からか視線を感じる。誰かなと顔を上げ、見渡すと…その年長の女の子の「先生+3出来るようになったよ。」のアピールの視線だった😆

そう、彼女は、言葉ではアピールしてこない。視線に気づいてと訴える子なのだ。そのタイミングを決して逃してはいけないと私は思っている。

むやみやたらに褒めるのは良くなくて、褒めるタイミングというのがある。まさしく、この時は、そのタイミングだった。

沢山褒めて、そしてお迎えに来られたお母様の前でも褒めて、「必ず言葉で褒めてあげて下さい。」と伝える。親に褒められたくない子供はいないから。(たまにそうでない子もいるけど。)

お迎えに来られたお母様に、
「最近何かありますか?悩みとか…」
と聴いてみると…

「家での宿題をやりたがらないんですよね。やりたくないなら、やらないのなら、ここを辞めてもいいのよと言ったのですが、先生に会いたいから辞めたくないと言って。」

なんて嬉しい言葉🥹



「◯◯ちゃんの宿題採点に花丸つけたいから、一枚でもいいからやってきてね。」と指切りしたんだけど…やってきてくれるかな。

(この彼女の信頼を失わないように、誠実に、そして努力を続けねばと思ってる。)

学ぶ楽しさ、喜びを…
分かってもらえたらという旅は、まだまだ続く。


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*編集後記

また間が空いてしまいました😅
扁桃炎の咳が今ものこっていて…なかなか体調が回復しなくて。やっと9割まで回復しました。

体調不良で自分の課題が溜まっている状況に、凹んでますが、まぁ、こんな時もあると、最低限の課題だけしています。

1日一度課題に取り組まないと気持ち悪いし、仕事や出かける時に、テキストや読む本が、鞄に入ってないと落ち着かない…という変な奴です🤣

5月も今日で終わり。
月の8割は具合悪かったので…6月は、体調整えていきたいところです。

梅雨のシーズンに入ります。
皆様も体調に気をつけて下さいませ☕️

pekoe

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