こたつラジオでお話していたら、これも自分のトリセツだと気がついた。
SNSとはずっと無縁のままでもいいなって
思っていたので。
わたしがTwitterを始めるなんて思いも
しなかった。
頑なにSNS的なものから、遠くに
いたかったはずなのに。
過去の私が聞いたら驚くはずやけど。
この間はTwitterのスペースで、
3度目のお話をさせて頂いた。
みずのけいすけさんがホスト役をされている
とても心地いい朝ラジオに呼んでいただいた
のだ。
朝ラジオ。
朝ですよ、朝の8時です。
寝坊しちゃいかん、今日はゲストいらっしゃい
ませんになっちゃいかんと。
ちゃんと7時半に起きた。
仕事でヤマナシによく行くときは、朝6時に
起きているので、わたしもやればできる。
できないことは、ない。
みなさんTwitterされている方はよく
ご存じだと思います。
その名も、#こたつラジオ。
いいな、このネーミングのまろやかさ。
こたつでお話してる感じの雑談の時間。
だがしかし
ラジオは、聞く側と出る側ではえらい
違いがあるなんてこと、想像したことも
なくて。
それよりも今、大事なことを言い忘れている。
note社にディレクターとしてお勤めだった
みずのけいすけさんが、今回なぜわたしに
お声をかけてくださったのかわからない
けれど。
ある日、TwitterのDМにお招きのお手紙が
届いた。
うぉ!
え?
え?
あのみずのけいすけさん? ただただ、びっくりした。
少し前にみずのさんがnoteに記事を書かれていた、
御自分のトリセツ。
爲末大さんの創られた問いに沿って答えられて
いらっしゃるのだけど。
このトリセツを拝読した時、なんとなく
みずのさんが遠い人に感じていたのに
ちょっと共通項もあるかもしれないなって
思わせてくれた。
親近感が湧いたのはこちらの記事⇊
とても、よかった。
それものっけから引き込まれた。
ほとんど、このくだりは一緒やんかぁって。
ひとりうれしかった。
とりわけ、じぶんのことを話すのが苦手という
ところ。
わたしも、プライベートでも聞くほうが
好きだったりする。
感情についても、どう思ったか感じたかは
察してくださいみたいなところもあって。
言葉になかなかできない。
こういうふうに、じぶんを見つめることって
その頃もやもやしていた日々の何かはじめの
一歩がみつかるかもしれないとわたしも
自分をトリセツしてみようと。
そして、挑んでみた。
やってみたら、いつものエッセイとも
ちがってめちゃくちゃ楽しかった。
頼まれ仕事でもない、自発的に
じぶんってどんな人だっけ? を
みていく作業はわたしをどこかで
軌道修正してくれた。
そして、わたしはかなり色々な人の
手によって掬い上げてもらった
人生だったことに気づいた。
これはほんとうに発見過ぎた!
ちなみにわたしのトリセツはこちら⇊
そして、少し時間が経って
#こたつラジオにお招きいただいた。
あはは。
ありえんよねって思いました。
ラインナップを拝見してもありえんと。
それにわたし喋れるのか?
仕事でもスピーチするときに毎回
頭まっしろになって、喉の調整の
えへんと会場見渡しながらの謎の
ほほえみで毎回逃げ切っているこのわたしが。
でも、誘われるとほとんど断れない性格で。
やります!
って言ってしまう。
始まる前は、ゼロの紙の話とか
興味ある人いるんかな? っていう
いじいじした気持ちだったけど。
イヤホンの中でみずのさんの
素敵なオープンマインドな低めの
「おはようございます」
が、聞こえたら。
もう、その声に乗ってわたしはどこまでも
雲のむこうまで飛ばされていた。
いやほんまに。
今の仕事に至るまでの話や、コピーライター
1年目のダメダメだった時の話
そして子供の頃の話。
太陽の塔を見上げられなかったことや
バスの中で、降りたい駅で降りられ
なかったエピソードなど。
これらはすべて予定外だった。
だって、みずのさんずるいです。
わたしがたどたどしく話すと、
うん、うん、へ~そうなんだとか
いいなぁそれ、絵が浮かぶわとか
おもしろいね~、って。
うっとりするような相槌をくださる。
呼吸を合わせてくれているかのよう
だった。
だからするすると喋ってしまっていた。
そして、極めつけはこれでした。
コピーライターの専門学校に行っていた
時の話をしたら、それ
オレンジデイズみたいな青春じゃないですか?
って仰るんですよ。
オレンジデイズってあれですよ。
これですよ⇊
え?
わたしの大好きな脚本家北川悦吏子さん!
あまりに好きすぎて、ほにゃほにゃしか
ラジオの中では返事ができなかった。
みずのさんの例えがきらきらしていて
わたしには宝物過ぎました!
あの頃のコピーライター養成講座の
同級生たちには、ここだけでもこそっと
聞いてもらいたいぐらいだった。
朝イヤホンの中で、みずのさんのおっしゃる
問いかけに馴染みながら、お喋りしていたら
あっという間の1時間が過ぎていました。
今まで開けたことのないひきだしも実は
ありました。
でも、それはみずのさんだからお話したく
なったのかもしれないです。
来し方を振り返って、言葉に発することは
なんで自分がここにいるのかを確かめること。
これは、まさにあの#自分のトリセツの
ラジオバージョンだったのだと思います。
みずのさん、わたしの幼い頃の思い出に
耳を傾けてくださって、あの頃のわたしにまで
やさしい声をかけてくださってありがとう
ございました。
幸せです!
こんなふうにみずのさんは#こたつラジオを
素晴らしいな。
人が生きてるって紆余曲折さえその人の
味になっていて面白いってことを毎朝必ず
届けてくださっている。
わたしは初めての方でも#こたつラジオでお話を
お聞きすると好きだなこの方ってなっている。
それはみずのさんが、まぎれもなくプロの聞き手
だからその人らしさを引き出してゆくのかも
しれない
実はラジオの最後、さよならをしたあとの
耳の余韻今も覚えてます。
生きているといろいろあるけれど、
あの日みたいな朝が、わたしの人生の中で
ちゃんと機嫌よさそうに座っていることって
うれしいです。心より感謝申し上げます。
オレンジデイズのセリフ貼っておきますね。
いつも、笑える方向を目指しています! 面白いもの書いてゆきますね😊