影森ひかる

元エホバの証人。 1970年代生まれ。エホバの証人ではない一般人の夫と二人暮らし。 中…

影森ひかる

元エホバの証人。 1970年代生まれ。エホバの証人ではない一般人の夫と二人暮らし。 中途で入社した、某企業(ビルメン)で絶賛就業中。エホバの証人をやめてから、本当に自分が好きなこと、人生において成し遂げたいことを見つけるまでの歩みを綴ります。

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自己紹介

まずは、私の自己紹介から。 ⚫︎1970年代生まれ ⚫︎関東地方出身 ⚫︎女性 ⚫︎現在 ビルメン会社勤務 ⚫︎夫と2人暮らし(子なし) 幼少期は、比較的恵まれた家庭環…

影森ひかる
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【映画】Shall we ダンス?

週末、夫と映画大会をしよう、ということになり、 「Shall we ダンス?」を観ることにした。 備忘録として、この記事を書こうと思う。 Shall we ダンス? 監督・脚本 周…

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宅地建物取引士

35 歳の時に、事務派遣で不動産業界に在籍していた。 派遣先企業の社員の中でも、宅建資格を持っている人は一目置かれていて、 「〇〇さんは宅建持ってるらしい。すげー。…

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めんどくさい女

初めての彼氏と別れた後も、だいぶ乱れた生活を送っていた。 20代半ば以降は、事務系のアルバイトや派遣の仕事を転々としていた。 パソコン教室にも通って、表計算ソフト…

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神様じゃない

現在、私はビルメン業界で働いており、担当の清掃現場を何件か持っている。 私はめったなことでは人をキライになったりしないのだが、ごく稀に「こいつクビにしたろーか」…

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実は得意だったこと

中学、高校時代は部活動に参加していなかった。 でも本当は陸上部が気になっていた。 小学校の時に遡るが、校内なわとび大会というイベントがあった。 どれだけ長時間、同…

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2週間前
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【音楽】雨燦々

番外編として、好きな音楽のことを。 昨日夕方、不意に空が暗くなり、ハデに雨が降った。 次の瞬間ベランダから大きな雷の音が聞こえた。 ドーン、バリバリバリ。 割と近…

影森ひかる
2週間前
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初体験

※この記事には性的な描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。

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実家の母から地区大会のお誘いが来た。しかしまあ、ついにLINEで招待状が送れる時代になったのか。でも行かないもんねー。母上ごめんなさい。

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心の支えになったもの

私は現在40代であるが、 今に至るまで苦しい時期が何度かあったと思う。 まずお金の問題。 とにかく金銭管理ができない。 借金を抱えて、右往左往したことが何度かある。 …

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もうひとつの夢

エホバの証人として生きていくなら、M兄弟と結婚する。 それが夢であり、目標だった。 でも、そればかりは自分の意思だけではどうにもならない。 そして同時にもうひとつ…

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2週間前
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買物依存症

正規開拓奉仕者として活動してはいたものの、 ときどき空虚な気持ちになった。 自分の人生を生きていないというか どこか満たされない毎日で その心の穴を埋めるように、ひ…

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2週間前
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徐々に揺らぐ気持ち

高校卒業後、「正規開拓奉仕者」に任命された。 月90時間を伝道活動に充て、 それと並行して、パートタイムの仕事をして生活の糧を得ていた。 今は時代も変わり、何か専門…

影森ひかる
2週間前
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M兄弟しか見えない

簡単に恋に落ちやすいのは、 男性慣れしていないせいなのか 真剣に悩んだ時期があった。 実際、父が出て行ってからは、 同じ家の中に女性しかいない環境になったわけで、 …

影森ひかる
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エホバの証人との出会い

ある日、小さな借家に1人の女性が訪問してきた。 この人との出会いが、後々の人生に大きな影響を及ぼすことになる。 帽子をかぶりストールを肩にかけた、その上品そうな女…

影森ひかる
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両親の離婚

小学校4年の時に両親が離婚した。 詳しい原因はわからない。 とにかく、父親不在の生活が始まった。 片親の家庭になったからと言って、 人生が真っ暗になるとは限らない。…

影森ひかる
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自己紹介

自己紹介

まずは、私の自己紹介から。
⚫︎1970年代生まれ
⚫︎関東地方出身
⚫︎女性
⚫︎現在 ビルメン会社勤務
⚫︎夫と2人暮らし(子なし)

幼少期は、比較的恵まれた家庭環境の中で過ごしたと思う。
父は優しく、滅多なことでは怒らない人だった。
頭が良く、ユーモアがあって、子煩悩で。
私は父が大好きだった。
家には、新しもの好きな母が買ったアップライトピアノがあり、
小学校の友達が来ては、一緒にピアノ

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【映画】Shall we ダンス?

【映画】Shall we ダンス?

週末、夫と映画大会をしよう、ということになり、
「Shall we ダンス?」を観ることにした。
備忘録として、この記事を書こうと思う。

Shall we ダンス?
監督・脚本 周防正行
出演 役所広司
   草刈民代
   原日出子
   竹中直人
   田口浩正
   徳井優
   渡辺えり子
   草村礼子
   柄本明
公開 1996年1月27日
上映時間 🇯🇵 136分
     

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宅地建物取引士

宅地建物取引士

35 歳の時に、事務派遣で不動産業界に在籍していた。
派遣先企業の社員の中でも、宅建資格を持っている人は一目置かれていて、
「〇〇さんは宅建持ってるらしい。すげー。」
みたいなことを言っている若手社員がいた。
ふむふむ、なるほど。
宅建持ってるとすごい人になれるのかー
とあくびをしながら聞いていた。

ある時、向かいの席に座っていたムカツク男性社員が、宅建を受験するという話を聞いた。5点免除を利用

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めんどくさい女

めんどくさい女

初めての彼氏と別れた後も、だいぶ乱れた生活を送っていた。

20代半ば以降は、事務系のアルバイトや派遣の仕事を転々としていた。
パソコン教室にも通って、表計算ソフトやワープロソフトはバッチリ☆
だが、借金残高はまた膨らんでゆく。
そして、職場で出会う男性と付き合ったり別れたりを繰り返していた。

だんだんと知り合いや同じ職場の女性たちが結婚するという知らせを耳にするようになり、焦り始めた。
借金を

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神様じゃない

神様じゃない

現在、私はビルメン業界で働いており、担当の清掃現場を何件か持っている。
私はめったなことでは人をキライになったりしないのだが、ごく稀に「こいつクビにしたろーか」と黒い邪念が心に渦巻くことがある。

・〇〇さんと一緒のシフトに入れないでくれ
・この現場はいやだ、こっちに入れてくれ
・あの人ばかり希望がきかれてズルい、私の希望も聞いてほしい
…etc

総勢15 名のチームだが、全員の希望を同時に叶え

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実は得意だったこと

実は得意だったこと

中学、高校時代は部活動に参加していなかった。
でも本当は陸上部が気になっていた。

小学校の時に遡るが、校内なわとび大会というイベントがあった。
どれだけ長時間、同じ跳び方でなわとびが継続できるか、という耐久レースのようなものである。
ホイッスルの音で参加する児童が一斉に跳び始め、縄にひっかかったらその場に座るというルールになっていた。
私は、「前回しその場駆け足跳び」という種目を得意としており、

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【音楽】雨燦々

【音楽】雨燦々

番外編として、好きな音楽のことを。

昨日夕方、不意に空が暗くなり、ハデに雨が降った。
次の瞬間ベランダから大きな雷の音が聞こえた。
ドーン、バリバリバリ。
割と近くに落ちたのか。

KIng Gnu の「雨燦々」は曲自体好きなのだが、
YouTubeでmusic videoを観て、益々好きになった。

女子高生2人が登場するのだが、
自分にはこんな時代は存在しなかったから、この瑞々しさがいいなー

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実家の母から地区大会のお誘いが来た。しかしまあ、ついにLINEで招待状が送れる時代になったのか。でも行かないもんねー。母上ごめんなさい。

心の支えになったもの

心の支えになったもの

私は現在40代であるが、
今に至るまで苦しい時期が何度かあったと思う。

まずお金の問題。
とにかく金銭管理ができない。
借金を抱えて、右往左往したことが何度かある。
あとは、医学部に進学できず絶望したこと、職場の人間関係がうまくいかず悩んだこと、家族のこと…悩みは次から次へと押し寄せてくる。
実家近くの海岸の、波打ち際に打ち寄せる波のようだった。
自暴自棄になって、自分なんて早くこの世から消えて

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もうひとつの夢

もうひとつの夢

エホバの証人として生きていくなら、M兄弟と結婚する。
それが夢であり、目標だった。
でも、そればかりは自分の意思だけではどうにもならない。

そして同時にもうひとつの夢を抱いていた。
医学部に進学して、医師になることである。

私が高校生のときに、「驚異の小宇宙 人体」という番組がテレビで放映されていた。
確かタモリが司会だったと思う。
それを観て、人間の身体の神秘に魅了された。
臨床医というより

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買物依存症

買物依存症

正規開拓奉仕者として活動してはいたものの、
ときどき空虚な気持ちになった。
自分の人生を生きていないというか
どこか満たされない毎日で
その心の穴を埋めるように、ひたすら買い物に走った。

お金の使い方は、新しもの好きな母に似ているなと思う。
ビックリするほど計画性がない。
ローンやクレジットカードの利用もためらいがないし、
現金が手元にあればバンバン使う。

洋服、靴、カバン、化粧品、雑貨。

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徐々に揺らぐ気持ち

徐々に揺らぐ気持ち

高校卒業後、「正規開拓奉仕者」に任命された。
月90時間を伝道活動に充て、
それと並行して、パートタイムの仕事をして生活の糧を得ていた。

今は時代も変わり、何か専門的な技術を身につけるように推奨されているのかもしれないが、私の場合は何の技術も資格もなく働き始めてしまった。ファミレスやファーストフードの店員、新聞配達などに従事していた。

飲食系の店で平日昼間にバイトに来るのは、主婦がほとんどで、

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M兄弟しか見えない

M兄弟しか見えない

簡単に恋に落ちやすいのは、
男性慣れしていないせいなのか
真剣に悩んだ時期があった。

実際、父が出て行ってからは、
同じ家の中に女性しかいない環境になったわけで、
異性に接する機会は、学校くらいだったのかもしれない。

エホバの証人は、親切で穏やかで、
気さくに話しかけてくる人が多いと思う。
集会が終わった後、掲示板をボーッと眺めていたりすると誰かが話しかけてくれる。
だんだんと色々な人と知り合

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エホバの証人との出会い

エホバの証人との出会い

ある日、小さな借家に1人の女性が訪問してきた。
この人との出会いが、後々の人生に大きな影響を及ぼすことになる。

帽子をかぶりストールを肩にかけた、その上品そうな女性の話を聴き、
母が聖書研究を始めることにしたようだ。
私と妹は、母の聖書研究とは別枠で「わたしの聖書物語」という黄色い書籍を学ぶことになった。
きちんとテーブルの前に座り、教訓を含んだ話を毎週一話ずつ読んで考察するのだが、
小学校5年

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両親の離婚

両親の離婚

小学校4年の時に両親が離婚した。
詳しい原因はわからない。
とにかく、父親不在の生活が始まった。

片親の家庭になったからと言って、
人生が真っ暗になるとは限らない。
努力次第で這い上がることもできると思う。

ただ、今思えば相当なハンデを負ったかなとは思う。
新築マンションから、小さな借家に引っ越し、友達はほどんど遊びに来なくなった。
お気に入りのピアノも家から消えた。
母はフルタイムで働くよう

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