濱崎達憲

本州の西の端で町医者してます。

濱崎達憲

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マガジン

  • 睡眠時無呼吸症候群

    睡眠時無呼吸症候群について書いてみました。興味のある方は、読んでみて下さい。

記事一覧

ダイエットは難しい。(第5回)

 貴方が痩せられないのは、この1日30gの減量が、出来ていないからです。ついつい食べ過ぎてしまう、そのひと口をやめましょう。焦らず継続する事が、貴方をスリムにするこ…

濱崎達憲
2か月前

ダイエットは難しい。(第4回)

 理論上は、こうです。1日30gの減量を目指しましょう。 1日30gなら、ひと月で900g、約1kgになりますよね。これが1年続けば12kgになりますね。  今の自分の体重から12kg…

濱崎達憲
2か月前

ダイエットは難しい。(第3回)

 ダイエットに失敗するのは、ズバリ生活習慣を変えられないからです。かく言う僕も全く変えられない。苦笑。  でも最近少しずつ減りつつあります。食べ過ぎをやめて、ほ…

濱崎達憲
2か月前

ダイエットは難しい。(第2回)

 無理な目標が、貴方をダメにする。ひと月に何キロも痩せようとするから、辛くてめげて、出来なかった自分に自己嫌悪を抱いてしまう。    結果、リバウンドを起こすの…

濱崎達憲
2か月前

ダイエットは難しい。(第1回)

 世にあるダイエット食品はインチキだ。(飽くまでも私見です)  考えてみて下さい。食べて太ったものを食べて痩せるのは、ありえない。せいぜい痩せるのは貴方の財布の…

濱崎達憲
2か月前
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最終回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 クリニックでは、太腿から足先までカバーする「メドマー」があります。  血圧計の時に腕に巻くカフのお化けの様なマッサージ器です。足先から心臓に向かって加圧して溜…

濱崎達憲
3か月前

第8回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

マッサージは、どうしたらいいのでしょうか。  踵から膝に向かって腓腹筋を揉みましょう。心臓に向かって血液を返すイメージです。一寸刻みに揉みましょう。  「いち、に…

濱崎達憲
3か月前
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第7回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 重力を味方につけるには、むくみのメカニズムの反対をすれば良いのです。  一日中立ちっぱなし、座りっぱなしだと、足が一番下になっていますよね。足を上にすればいい…

濱崎達憲
3か月前
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第6回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 歩けない人はどうしたらいいのでしょうか。ズバリ、重力を味方につける事とマッサージです。それぞれについて解説します。

濱崎達憲
3か月前

第5回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 今までの説明を聞けば、何をするべきかは明白ですね。心臓は生きてる限り働いていますが、腓腹筋はそうではない。働きが悪いですね。  歩きましょう! わかっているけど…

濱崎達憲
3か月前

第4回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 一日中動かない人、歩かない人、運動不足の人では、腓腹筋のポンプ作用が全く足りないのです。そうなると腓腹筋で滞った血液中の水分が血管外に漏れ出すのです。これが夕…

濱崎達憲
3か月前

第3回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 まず、脚の血行を説明します。血管には、動脈と静脈があるのはご存知ですよね。話を簡単にする為に、ここでは、血液を送り出すポンプである心臓と脚の筋肉の代表として腓…

濱崎達憲
3か月前

第2回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 多くの場合、夕方になると足が腫れてきます。靴下のゴムがそこだけ食い込んでいます。そして夜寝ていると「こむら返り」が起きて、とも痛い思いをします。  どう言う訳…

濱崎達憲
3か月前

第1回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 僕も、仕事柄一日中座りっぱなしの事が多い。夕方には、ふくらはぎが浮腫んで靴下のゴムが食い込む。痛みも出てくる。夜寝てると痙攣が起きることもある。  運動不足が…

濱崎達憲
3か月前
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SASうつ伏せ寝の実際(第13回補足)

 どうも文章では、うまく伝わらないので、出演しました。サスペンス劇場じゃありません。笑笑。  例えば左側を向いてうつ伏せ寝する時は、この様にします。左側の肘と膝…

濱崎達憲
6か月前
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高血圧(最終回)コントロール不良

 ここまでやってもコントロール出来ない患者さんがいます。時に早朝高血圧が残る方がおられます。更に不整脈を伴っている方も。  その時は、処方を変える前に、あるいは…

濱崎達憲
7か月前

ダイエットは難しい。(第5回)

 貴方が痩せられないのは、この1日30gの減量が、出来ていないからです。ついつい食べ過ぎてしまう、そのひと口をやめましょう。焦らず継続する事が、貴方をスリムにすることでしょう。

ダイエットは難しい。(第4回)

 理論上は、こうです。1日30gの減量を目指しましょう。
1日30gなら、ひと月で900g、約1kgになりますよね。これが1年続けば12kgになりますね。
 今の自分の体重から12kgスマートになった自分を想像してみて下さい。

ダイエットは難しい。(第3回)

 ダイエットに失敗するのは、ズバリ生活習慣を変えられないからです。かく言う僕も全く変えられない。苦笑。
 でも最近少しずつ減りつつあります。食べ過ぎをやめて、ほんの少しでも運動を始めたからだと思います。

ダイエットは難しい。(第2回)

 無理な目標が、貴方をダメにする。ひと月に何キロも痩せようとするから、辛くてめげて、出来なかった自分に自己嫌悪を抱いてしまう。  
 結果、リバウンドを起こすのです。それはあたかも絞ったスポンジが手を離した途端に水を吸う様なものです。

ダイエットは難しい。(第1回)

 世にあるダイエット食品はインチキだ。(飽くまでも私見です)
 考えてみて下さい。食べて太ったものを食べて痩せるのは、ありえない。せいぜい痩せるのは貴方の財布の中身です。
 本当に効果のあるものなら、初回限定何百円とかしなくても、定価で売れるでしよ。

最終回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 クリニックでは、太腿から足先までカバーする「メドマー」があります。
 血圧計の時に腕に巻くカフのお化けの様なマッサージ器です。足先から心臓に向かって加圧して溜まった血液を心臓に戻します。
 足のむくみを「下腿浮腫」と呼ぶのですが、メドマーなどの物理療法は、利尿剤の使い過ぎなどの様な弊害がでないので、お勧めです。
 また、下肢静脈瘤の治療に使う弾性ストッキングを立ち仕事の時などに履くのも有効です。

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第8回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

マッサージは、どうしたらいいのでしょうか。
 踵から膝に向かって腓腹筋を揉みましょう。心臓に向かって血液を返すイメージです。一寸刻みに揉みましょう。
 「いち、に、さん、し、、、きゅう、じゅう」と数えながら鷲掴みして、溜まった血液を心臓に戻しましょう。入浴中にすると下半身に水圧がかかっているので、更に効果的です。

第7回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 重力を味方につけるには、むくみのメカニズムの反対をすれば良いのです。
 一日中立ちっぱなし、座りっぱなしだと、足が一番下になっていますよね。足を上にすればいいんです。仕事途中の休憩時などに床に寝っ転がって足をソファの上に載せてブラブラしましょう。夜寝る時は、畳んだ布団の上に足をのせて休みましょう。特には膝から下を高くすることが大切です。

第6回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 歩けない人はどうしたらいいのでしょうか。ズバリ、重力を味方につける事とマッサージです。それぞれについて解説します。

第5回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 今までの説明を聞けば、何をするべきかは明白ですね。心臓は生きてる限り働いていますが、腓腹筋はそうではない。働きが悪いですね。
 歩きましょう!
わかっているけど、それが出来ない。

第4回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 一日中動かない人、歩かない人、運動不足の人では、腓腹筋のポンプ作用が全く足りないのです。そうなると腓腹筋で滞った血液中の水分が血管外に漏れ出すのです。これが夕方に酷くなるむくみの正体です。腓腹筋に溜まった乳酸が痙攣の原因になるのです。痙攣は、腓腹筋が酸欠で栄養不足で老廃物が溜まっていることで喘いでいる証拠だと言えるでしょう。

第3回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 まず、脚の血行を説明します。血管には、動脈と静脈があるのはご存知ですよね。話を簡単にする為に、ここでは、血液を送り出すポンプである心臓と脚の筋肉の代表として腓腹筋をあげます。
 心臓から送り出された血液は、弾力性のあるゴムの管の様な動脈で腓腹筋に到達します。この動脈血には、豊富な酸素とエネルギー源が含まれています。これらは腓腹筋が運動すると消費されて、疲労物質である乳酸を発生させます。そして静脈

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第2回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 多くの場合、夕方になると足が腫れてきます。靴下のゴムがそこだけ食い込んでいます。そして夜寝ていると「こむら返り」が起きて、とも痛い思いをします。
 どう言う訳か、朝になるとむくみは軽くなっていませんか。

第1回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 僕も、仕事柄一日中座りっぱなしの事が多い。夕方には、ふくらはぎが浮腫んで靴下のゴムが食い込む。痛みも出てくる。夜寝てると痙攣が起きることもある。
 運動不足が諸悪の根源である事は分かっていても、疲れて帰って晩酌をすると、そのまま沈没することも多い。
 普段、患者さんには、人間最後は自分の足で歩ける事が、何よりも大切だよと力説しても、生活習慣を改善するのはなかなか難しい。
 うちに来られるご高齢の

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SASうつ伏せ寝の実際(第13回補足)

SASうつ伏せ寝の実際(第13回補足)

 どうも文章では、うまく伝わらないので、出演しました。サスペンス劇場じゃありません。笑笑。

 例えば左側を向いてうつ伏せ寝する時は、この様にします。左側の肘と膝で身体を少し浮かすのです。この時、右腕右脚は、下に伸ばします。こうする事で、胸とお腹を圧迫せずに息がしやすくなります。また首などの痛みも出にくくなります。
 右側に向く時は、左右対称に、右肘、右膝で支えます。ちょうど水泳のクロールで息継ぎ

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高血圧(最終回)コントロール不良

 ここまでやってもコントロール出来ない患者さんがいます。時に早朝高血圧が残る方がおられます。更に不整脈を伴っている方も。
 その時は、処方を変える前に、あるいは処方薬の内服方法を複雑にする前に、睡眠時無呼吸症候群の有無を確かめて下さい。高血圧の原因が2つあって薬物治療だけに拘るのは、片手落ちと言わざるを得ません。
 無呼吸で、つまり首を絞められて酸欠になって血圧が上がっている人に薬を盛って、見せか

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