第3回、足の浮腫(むくみ)と痙攣(つり)

 まず、脚の血行を説明します。血管には、動脈と静脈があるのはご存知ですよね。話を簡単にする為に、ここでは、血液を送り出すポンプである心臓と脚の筋肉の代表として腓腹筋をあげます。
 心臓から送り出された血液は、弾力性のあるゴムの管の様な動脈で腓腹筋に到達します。この動脈血には、豊富な酸素とエネルギー源が含まれています。これらは腓腹筋が運動すると消費されて、疲労物質である乳酸を発生させます。そして静脈血になります。収縮した筋肉のポンプ作用でこの静脈血は心臓に送り返されます。筋肉のポンプ作用は心臓より遥かに圧が低いので、静脈血が筋肉に逆流しない様に、静脈には弁が何箇所もついています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?