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記録主張論評ぼやき

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2023年6月の記事一覧

二都物語

二都物語

 中学生の時、母親に薦められて、チャールズ・ディケンズの二都物語を読んだ。丁度、風邪を引いて熱があり、学校を休んだ日であった。
 あんな難しい本、病気の中学生に読ませたら、体に悪いでしょう。そうは思わないところが僕の母親だった。病気で暇してるだろうからと、昔から、何かしら病気になると買ってきてくれていた。
 その本が僕にとって最高の愛読書の1つになった。実に何度も読み返し、本がボロボロになると、新

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司馬遼太郎作品勝手なベスト10

司馬遼太郎作品勝手なベスト10

 司馬遼太郎の作品は、ほぼ読んだ。ものによっては何度も読んだ。個人的には作品No1は自他ともに認める「坂の上の雲」であろう。日露戦争を題材としたこの作品はNHKでも連続ドラマになり、評判になった。
 日本人であることの自覚とナショナリズムを喚起させる内容に何度も感動させられた。
 No2は一般的にも僕的にも「竜馬がゆく」になるであろう。この作品で坂本龍馬というキャラクターが確立化され、以後、この型

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「どうする家康」築山事件

「どうする家康」を見た。推しの當真あみは降板してしまって出てこなくなったけれど、まだ有村架純がいる。その有村架純演じる築山殿の謀事がどうも漫画チックで馬鹿馬鹿しかった。あの時代にあんな発想は沸くはず等ないし、うまくいくはずもない。
 TVを見ていなかった人には勝手に暴走して申し訳ないが、甲斐、駿河、小田原あたりと徳川が対等な同盟を結んで、貿易をしようというような発想であったかと思う。そんなことが可

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海水浴

海水浴

 息子が小さい頃、よく妻と3人で海水浴に出かけた。最初の頃は志賀島の国民宿舎の前の海や、角島大橋ができた頃の角島にいっていたが、いつの間にか波津の海岸に毎年行くのが恒例になった。丁度真ん前に八幡屋という温泉もある食事処があったので、海水浴に疲れたら、温泉に入って、食事して帰っていた。
 波津の海岸は管理人がいる訳ではないので、FREEである。そのわりに他に海水浴客はさほど多くない。我が家が午前中に

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