「かくしごと」‐住野よるさん

*4冊目* 新潮文庫

住野よるさんの作品
「かくしごと」

あー!!!面白かった。

正直「君の膵臓を食べたい」が
あまりしっくり来なくて。

どこか昔のケータイ小説にありそう…
なんて思ってたけど
今回の作品はすっごく良かった。

小さな感情の変化とか繊細さとかが
緻密に描かれていて
住野よるさんの観点には
読む度に驚かされてしまいます。

そうだ、私もこうだったなぁ。

教室内の狭い世界しか知らなかったから
周りの空気とか雰囲気とかを気にして
すごく窮屈だった。

それでも、彼女たちは
眩しいくらいの素直さや
純粋さを持ち合わせているから
読んでいて共感しつつも
心が洗われた気がします。

住野よるさんが書くと
人間の嫌な部分にも
温もりを感じてしまうから
不思議だなぁ。

自分の嫌いな部分ってあって
でも、それは他人から見たら
憧れる部分なのかもしれない。

真っ直ぐな言葉だからこそ
自分を問い直す機会を
貰えた気がします。

余談になりますが
住野よるさんが男性な事を最近知って
物凄く驚きました。

そして「かくしごと」 と 書く仕事。

確かに住野よるさんは書く仕事だなぁ
なんて(笑)

長めの感想はブログに書いてます☻
https://book-diary.hatenablog.jp/

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