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初恋という狂気の日々

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自分が体験した 初恋の思い出です 笑い話のつもりで皆さん読んでいただければ幸いです
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#恋愛

初恋という狂気の日々 第五十四章

第五十四章 偶然の出会いは突然にそうして 月日は過ぎて入試の日となった。

当日 私は緊張より、さっさと終わってくれ という気持ちの方が朝は強かったし、この頃は最後の勉強漬けだった為か絢辻さんのコトは頭の中から抜け落ちていた。

入試会場に行くため、朝早く電車に乗り込むと近くに愛嬌さんがいた。
ちなみに愛嬌さんと私は志望校が同じだ
私は愛嬌さんに話かける 「今日の入試頑張ろうな」
愛嬌さんは笑顔で

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初恋という狂気の日々 第四十七章

第四十七章 持ちつ持たれつ夏休みの終わり 学校が始まった

私は夏休み中に絢辻さんと考案していた ある計画を実行することにした

その計画とは
私が聞いた天狗の話を絢辻さん経由で先生に報告する→そこで、何かしら天狗がまた揉め事を起こしたら 絢辻さん経由で報告をする→そうするコトで 天狗に反省を促す狙いだ。

何故 絢辻さん経由で報告かといえば、私の様な凡人生徒よりも 学年No.2 正に優等生と呼べ

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初恋という狂気の日々 第四十六章

第四十六章 才色兼備 夏休みが始まり 模試を受けたりするなど 本格的に受験モードになりつつある時期となった。
優等生である絢辻さんは当然 忙しいし、私も前より忙しくなってきて 夏休みに会う頻度は全く無かった。

しかしながら 生徒会主催の校内清掃ボランティアイベントが8月の中頃にあったので、私はそれに参加して 絢辻さんと喋る機会を作ることにした。

ボランティアは絢辻さんと温厚さんの二班に分かれて

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初恋という狂気の日々 第四十四章〜四十五章

第四十四章 下駄箱の揉め事体育大会も終わり数週間が過ぎて夏休みも近くなってきた時期だった 

私は準備を済ませ、帰宅しようしていた。

廊下を渡り、階段を下ってすぐの下駄箱に着くと 何やら揉めている雰囲気が感じ取れた。そこには美人さんと温厚さん そして天狗がいた。

遠くから見る限り、天狗が高圧的な態度でダル絡みをして 二人が面倒くさそうにしてる感じである。 

私はゆっくり近付き 三人の様子を伺

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初恋という狂気の日々 第四十章〜四十一章

第四十章 好きな人前章から数週間が過ぎて、体育大会の時期が近づいてきた。自分のクラスは程よく盛り上がりつつ楽しむ雰囲気となっていた。

私は並び順的に近い 美人さんに話しかけた「仲良い温厚は生徒会役員だから、管理者席に行っちまって ちょい退屈そうだな」

美人さん「そうなのよ〜 私を置いて許せない」 

私「置いていったとは違う気もするけど…(苦笑)」

美人さん「でもテラバドも 詞ちゃんが遠くな

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初恋という狂気の日々 第三十八章〜三十九章

第三十八章 困惑の連続修学旅行も終わり、普段の学校生活となって 数日が経った。最後に修学旅行の行動班に残された仕事として、修学旅行の新聞作成がある。私達は役割分担をして その作成に取り掛かった。

役割構成としては、三十章で書いた時と同じで
・決める人 温厚さん 美人さん 私(テラバド) 
・従う人 男A 男B 男C 
といった感じである

授業時間を使って制作をしていたが 真剣に取り組んでいる為

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初恋という狂気の日々 第三十四章〜三十五章

第三十四章 絶望 前章から数週間が経ち、いよいよ修学旅行当日となった。
修学旅行は新幹線移動なので、あらかじめ決めた席配置を基に座っていく
私は同じ班の温厚さんや美人さん 他にも別の班員達と一緒に大富豪やババ抜き 王様ゲームをやって時間を潰すことになった。
次第に盛り上がって来ると、他クラスの愛嬌さんらも混ざって 次第に参加人数も増えてきて、より賑やかさが増した。

その時に 私は❨愛嬌さんも来

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初恋という狂気の日々 第三十二章〜三十三章

第三十二章 解消それはGWも明けて数日が経った 体育の授業での出来事だった
体育は隣のクラスと合同で行われる為 隣のクラスにいる絢辻さんとも関わる場面が時たまある
なので、私はいつも喋れる機会を探りながら体育の授業に出席していた

その日も❨喋れたら良いな〜❩という具合に期待しつつ 絢辻さんの方は流し目で見た
最初は絢辻さんは愛嬌さんと二人で楽しく喋っている雰囲気だったが、数十分後に様子を確認す

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初恋という狂気の日々 第三十章〜三十一章

第三十章 衝撃前章から数日が経ち いよいよ本格的に授業が始まる 頃合いとなった  また同時に修学旅行が早めなので、その準備も行うこととなる

その為 初期の席順から一転して、修学旅行の班に沿う形での席替えが班構成の発表と同時に行われた

温厚さんが班長に抜擢され、温厚さんと仲が良い美人さんと私も同じ班になり 席は美人さんの隣となった 美人さんが「よろしくね〜」と笑顔で話しかける
私も「よろしく〜」

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初恋という狂気の日々 第十章

初恋という狂気の日々 第十章

第十章 当たって砕けろ 
季節は過ぎて冬休みも明けた 1月の下旬だろうか 
小学六年生なので 卒業アルバム制作を担当班ごとに行うこととなった

そしてこの担当分けでも どういった経緯かは忘れたが、また彼女と同じ班になった

 この頃になると友人関係は確立していたので、遠慮なく話せる関係性だった

そんな中 同じ班の仲良くなった数人で土日に遊ぼうという話が浮かぶ もちろんその中には私も彼女もいた

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初恋という狂気の日々 第八章

初恋という狂気の日々 第八章

第八章 思い込みによる慢心春休みが明けて、小学六年生に進級となる
そして進級初日 クラス発表が行われた

私は誰と同じだろうか?とワクワクしながらクラス名簿を見た そして驚いたのである

彼女がまた同じクラスではないか

これで彼女とは小学四年生〜六年生の三年連続一緒のクラスとなったのである

しかも驚愕したのは それだけではない 

最初の席順で隣席が彼女ではないか

私はこの時 心の中で これ

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初恋という狂気の日々 第五章〜第七章

初恋という狂気の日々 第五章〜第七章

第五章 想いの序幕小学校四年生も終わり、小学校五年生に進級となった訳だが クラス替え名簿を見た時に私は最初 幼稚園の時から仲が良い友人と一緒になり嬉しかった。そしてしれっと彼女が何組か確認してみたら‥‥‥

彼女が同じクラスなのである

そして それだけならまだしも クラス替え直後の席順で彼女の位置が私の隣なのである
ちなみに担任教師も小四の時と同じ先生だった
この先生もそこまで嫌いじゃなかったの

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