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読み手を惹きつけるキャッチコピーが炎上してしまう原因

アサヒです。

noteで投稿している身として
あるコトに注意を払いながら
文章を書いています。

僕もこのコトを
あまり意識していなかった頃は、

「どれだけ良い投稿をしても
 読んでもらえない」

それがたとえ、有料記事でも読みたい!
といってもらえる内容でも、です。

そういった失敗をしていました。

とにかく、当時の僕は、


キャッチコピーが弱かった


んです。

noteでアクセスを集めたり
有料記事を購入してもらうためには、

まず投稿の中身を
読んでもらう必要があります。

なので、キャッチコピーが弱いと
アクセスも有料記事も不発に
終わってしまうんです。

まさにキャッチコピーは
”自己発信の命”です。

noteでもブログでも
投稿するときのタイトルを決めます。

読者さんに投稿を読んでもらえるかは
このキャッチコピーで決まると
言っても過言ではありません。

ここでキャッチコピーを
一言で表すと、、、

「読み手の注意を一発で
 惹きつける最初の一言」

です。

見た目で言えば、

「広告で一番目立つように
 表記される文章」

「最初に大きく表記される文章」

「読み手の視界に
 最初に飛び込んでいく文章」

こういった特徴があります。

例えば、
「売れる魔法の言葉を教えましょうか?」

なんてこと言われると
気になっちゃって仕方がないわけです。

ウズウズが止まんないんです。

たった数行の文章で売上を
何倍にも膨らませる威力を発揮するのが
キャッチコピーなんです。

今よりも強いキャッチコピーを作るためには


いくつもの方法がありますが
一般的に言われていることは、

「インパクトのある単語」

を入れることです。

例えば、これとか↓

これはコピーライティング業界で
”強い単語”と言われています。

例えば、

死ぬ、倒産、自殺、
覚せい剤、脅迫など

これらの単語は週刊誌に
多く載っている言葉です。

週刊誌の表紙みたいに
どれだけ沢山の言葉が羅列されていても
強い単語はすぐに目がつくと思います。

ただ勘違いしてほしくないのは、

「強い単語≠暴力的な言葉」

だということです。

(イコールではありません、ノットイコールです)

強い単語とは、読み手の
認識レベルが高い単語になります。

なので、「勤め先が倒産した」
って言葉を使ったとしても

読み手の中に「倒産」という単語の
意識が薄かったら強い単語にはなりません。

読み手が一言でビクんと反応してしまう
言葉こそが強い単語です。

この単語一つ変えるだけでも
PV数がグンっと上がり、

有料記事の購入数も
格段に増えていきます。




しかし、
「強すぎる武器は争いを生む」
なんて戦争の名言があるように

強すぎる言葉もまた
戦争を引き起こしてしまいます。

強いキャッチコピーで地雷を踏むとは?


で、ここから本題に入るんですけど、

キャッチコピーは、
読み手に「私のことだ!」

って反応してもらえれば
勝ちなんですよ。

じゃあ、キャッチコピーって
上手く書ければOKなのか?と言うと、

ある条件下では、
どれだけ読者さんに
刺さる文章を書いたとしても

売れるどころか
”地雷を踏む”ハメに
なるんです。

今回、話題にあがっている
「風邪薬のエスタック」は
まさにそのパターンです。

簡単に説明すると、

「コロナをきっかけに広告コピーの
 変更を余儀なくされた」

ということです。

今、コロナの影響で
世間は自粛に圧力がかかっています。

その中で、

「”風邪でも絶対に休めないあなたへ”
 というキャッチをやめてくれ!」

そんなことが声を大にして
言われています。

結局、1万以上の
変更を求める署名によって
このキャッチは変更されたんです。

根性論を引き継がせるな!


変更になったキャッチは、
「今すぐ治したいつらい風邪に」
になりました。

さて、ここで問題です。

この変更前と変更後の
キャッチコピーは

”どんなニュアンスの違い”
がありますか?

もっと言うと

・何で変更前はダメで
・何で変更後はOK

なのでしょうか?






正解はと言うと、

「世間の意識から脱していた」


からなんです。

感覚的な話で言えば、

コロナショックで
現金給付か商品券かで
論争されていた話で、

「現金給付じゃないと
 家賃・光熱費が払えません」

そう国民が言っていたのに
政府が「じゃ~、お肉券配ろか」

そんな意見に対して国民から

「いやいや、今そんなこと
 言うてる場合ちゃうやろぉぉ~!!!」

っていうツッコミが
殺到したぐらいの感覚です。

「今そんなこと言うてる場合
 ちゃうやろぉぉ~!!!」

がこの騒動を引き起こしました。

今回のケースは、

日本の悪しき習慣に触れてしまった


ことも原因なんです。

悪しき習慣とは、
いかなる状況でも出社することが
賞賛された時代の名残のことを言います。

「這ってでも出社しろ!」

とかね。

署名活動を行った人には

「下の世代にこんな根性論を
 引き継がせたくない」

という思いがありました。

もちろん、製薬会社も

「誰でも外せない日がある中で
 風邪を抑えるための役に立ちたい」

そんな思いもあります。

もちろん、どちらも正しいし
間違ったことは言ってません。

ただ、勝ち負けを決めたのは
「世間のノリ」だったんです。

在宅ワークやテレワークが
思うように浸透せず、補償もない中

出社したくない人も
出社せざるを得ない状況下で

「絶対に休めないあなたへ」

なんて言葉は
誰も聞きたくないし、
誰も望んでいないわけです。

まさに、

「今そんなこと言うてる場合
 ちゃうやろぉぉ~!!!」

状態です。

こういった世間ないし
時代の流れ・ノリから外れた言葉は、

「売れるキャッチコピーが正解!」

なんて言われる世界でも
今回のようなケースを引き起こします。

・・・・・・

今回はそんな興味深い事例を
お伝えしてきました。

こういう考え方ができると
文章って奥が深いことがわかりますね。

それでは最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


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