あざらし

統合失調症と自閉症を治療中。幾度となくブラックな職場を転々とし、現在は一般就労中。他人…

あざらし

統合失調症と自閉症を治療中。幾度となくブラックな職場を転々とし、現在は一般就労中。他人を気にする割には自己中。快楽主義者だが、アル中ではない。

記事一覧

note記事につかれて

最近、noteから記事が送られてくる。 私が統合失調症を治療中であるからか、 統合失調症の皆様が書かれた 様々な記事が目に入る。 その様相は、玉石混交の一言に尽きる。 …

あざらし
1年前
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夢枕獏先生の「陰陽師」を読む

先日、地元の図書館にて夢枕獏先生の「陰陽師」を見つけ、借りてきた。 何冊かのビジネスハウツー本を読んだ後、ようやく1話目を読了したのだが、その筆力に震撼した以上…

あざらし
2年前
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塗り潰される前に

2022年が始まって早々、我が家にはトラブルが数多く乱入してきた。特に困ったのは、我が家を暖める全自動ストーブの故障と、私が抱く殺人衝動の激化である。 ストーブは修…

あざらし
2年前

続ける

物事を続けるには困難を伴う、とよく言われる。 久々にnoteを記させて頂いている。私は、文を書き続ける事に失敗した。ダイエットも続かなかった。読書も続かない。本を買…

あざらし
2年前
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文と被害妄想

前項から随分と間が空いてしまった。私の文にハートを付けて頂いた皆様には心より御礼申し上げる。と同時に、続編が遅れてしまったことをお詫びしたい。 統合失調症につい…

あざらし
3年前
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書籍流

諸兄は書籍流をご存知だろうか。 念のため記すが、書籍の流儀ではないし、書籍と言う名の流派でもない。 積み上げた本が、ミシミシと言う前兆音を上げ、土石流のごとく崩…

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4年前
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ならない小説

なろう小説。最近流行っていると聞く一大ジャンルである。ところが、友人に話したら、なろう小説は正しくはジャンルではなく、小説家になろうというサイト、及びその作品群…

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4年前
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統合失調症つれづれ

私は統合失調症と自閉症を併発しているらしい。らしいと記したのは、医師の見解で病状が変わるからだ。最初に私を診察した医師はうつ病だと診察し、しつこく通うと、人格未…

あざらし
4年前
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note記事につかれて

最近、noteから記事が送られてくる。
私が統合失調症を治療中であるからか、
統合失調症の皆様が書かれた
様々な記事が目に入る。
その様相は、玉石混交の一言に尽きる。
膝を叩きたくなるような痛快な社会批判が、
どうしようもない本人の主観やこだわりと
セットでやって来る記事がある。
福祉施設への感謝と幸福感に、いつの間にか、
批判と飢餓感がたっぷりとミックスされて、
後味が悪い記事がある。
あるいは

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夢枕獏先生の「陰陽師」を読む

先日、地元の図書館にて夢枕獏先生の「陰陽師」を見つけ、借りてきた。
何冊かのビジネスハウツー本を読んだ後、ようやく1話目を読了したのだが、その筆力に震撼した以上に、どうしても気になったことがある。

改行が、多い。

私ならばまとめて描写する事象を、改行の連続でさらりと書き連ねていく。その手法に驚いた。

陰陽師シリーズは、まだ総ての本を立ち読みできた古き良き時代の地元書店で、漫画版から読み始めた

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塗り潰される前に

2022年が始まって早々、我が家にはトラブルが数多く乱入してきた。特に困ったのは、我が家を暖める全自動ストーブの故障と、私が抱く殺人衝動の激化である。
ストーブは修理すれば済むが、人心は早々に修理できない。
まだ良心と自制心が働く内に、精神障害の相談施設を頼ってみた。
なお、事前に申し上げておくが、私はこの場で施設の優劣を述べたり、批判したりするつもりはない。幾つかの施設は、電話窓口がいつまでも電

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続ける

物事を続けるには困難を伴う、とよく言われる。

久々にnoteを記させて頂いている。私は、文を書き続ける事に失敗した。ダイエットも続かなかった。読書も続かない。本を買うという悪癖だけが延々と続き、地震以上に家を軋ませる。

しかしながら、続いていて良かった事もある。それは2つの仕事である。

私は仕事を2つ有している。1つはお年寄り向けパソコン教室の講師、もう1つは契約社員である。前者は低収入で、

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文と被害妄想

前項から随分と間が空いてしまった。私の文にハートを付けて頂いた皆様には心より御礼申し上げる。と同時に、続編が遅れてしまったことをお詫びしたい。

統合失調症について書いたところ、友人や福祉関係者から芳しくない評価を頂戴した。
前者からは、自虐ネタを嘲笑されているに過ぎず、好ましい作家性ではない。貴様はある種の露出狂であると断じられた。
後者からはより辛辣に、私自身を含むプライベートが明かされること

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書籍流

諸兄は書籍流をご存知だろうか。

念のため記すが、書籍の流儀ではないし、書籍と言う名の流派でもない。

積み上げた本が、ミシミシと言う前兆音を上げ、土石流のごとく崩れ落ちる様相。私はそれを、書籍流と勝手に呼んでいる。

私は本、とりわけ漫画が大好きで、中学時代から基本的に本を捨てていない。泣く泣く売却した本はあるが、数日したらその倍近い本を嬉々として買ってくる。

現在の推定冊数は40000冊。二

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ならない小説

なろう小説。最近流行っていると聞く一大ジャンルである。ところが、友人に話したら、なろう小説は正しくはジャンルではなく、小説家になろうというサイト、及びその作品群を指すのであって、断じて潮流めいてはいないと指弾された。何でも、二次創作小説は別レーベルだとか、有名作品は書籍化されたり、他の出版社に引き抜かれて原稿が消滅したり、ということが起こるらしい。

書籍化はちょっと羨ましいな、とは思うが、書籍化

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統合失調症つれづれ

私は統合失調症と自閉症を併発しているらしい。らしいと記したのは、医師の見解で病状が変わるからだ。最初に私を診察した医師はうつ病だと診察し、しつこく通うと、人格未成熟というよく分からない用語で放逐した。次の医師は統合失調症だと診察したが、病院の方針で障害者手帳1級を取らされたのはやや面食らった。当初は自動車税が免除されるからと喜んでいた私だったが、税の担当者からは思い切り怒られた。デイケアに通うも、

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