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自分が書いた詩をまとめていきます。
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#現代詩

変と換

いつも推せは担っております 
死霊を添付しましたので、ご詐取うください 
子宮、ご変身のほどよろしくお願いします

お元気ですか、私は現金です
こちらは毎日、織田や仮名日々を送っています
あなたが孵ってくるまで、楽しみに舞っています

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六時のニュースです
政治家の父称事が
話題になっています

昨夜、男に合歓された少女が
ビルの

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マダラエクスタシー

マダラエクスタシー

真冬のマダラ釣りには醍醐味がある
まだ夜が明けぬ太平洋で
たゆたう星々を眺める時間
端末の電波はいつしか途切れ
今人は大海の客人と化す
次第に薄れゆく星々に釣果を祈り
日々の愚行を懺悔する

真冬のマダラ釣りには醍醐味がある
錆れたスクリュー音
甲板に打ちつける波音
電脳を排した時間
夜明け前には竿を揺らし
小便の音を波に混ぜる
陽が昇れば鴎たちと
アンサンブルがはじまる

真冬のマダラ釣りには醍

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シブヤアナーキー

シブヤアナーキー

「搾取されるな」

チョーク六文字分
担任が摩耗する
最後の教室
青漆の黒板

三年の思い出に浸りながら
ロマンチックがしたい十八の私たちには
その六文字はあまりに無骨であったし
周波数のズレたラジオのように
交錯しないひとときが流れた

もっと
明日の
いや
今晩の
ロマンチックを夢見ていたい

そんな私たちは
いまや三十路を跨いで
酸いも甘いも知ったかのような
顔つきで生きている

終電を逃す

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タニシ

どうしたって明日は来る
金魚鉢のタニシ
メトロノームの口
ガラスに付着した藻を貪るばかりで
慰めの言葉一つもかけてやくれない

(ブ サ イ ク)
(カ ワ イ イ)
(ブ サ イ ク)
(カ ワ イ イ)

抱えたひざは脳天を突き刺し
臀骨はフローリングと同化する

今日、わたしは真朱のルージュで家を出る

プノンペンの夏

三輪車が巻き上げる
骨と肉片の砂埃
幾重にも重なる頭蓋骨は
自らの用途と存在意義を
観る者に委ねる

キリングフィールド
木々
花々
薫風
散開

赤子の頭を打ちつけた大樹
髄液
涙滴
爾今
散開

どうだい日本人
次は射撃場で一発
派手にやらないか

三輪車は止まれない
プノンペンの夏

海岸線の先に

海岸線の先に

言葉の切れ端を集めながら、海岸線を歩く
貝殻の裏に
テトラポッドの先端に
波打ち際の湿った土の上に
見つけては つまみ取る

手のひらに一つ一つ重ねながら
そして
次第に両手で抱えるほどのそれは
可笑しいくらいに不揃いだった

アスファルトの上に広げてみると
なんだ、阿保らしい
それらは全て私の口癖だった

けれど西陽のせいだろうか
色がやわらかに、形がかろやかに見えるのは

なんだ、阿呆らしい

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