見出し画像

移住直後の Depression について

(以下、2019年4月投稿のあぼカド日記より、2022年1月再投稿

こんにちは、あぼです。

はい!生きてます!!元気です!!

かなり期間が空いてしまいました(;;)ゴメンナサイ

前回記事を書いてから今までの間に色々な出来事がありました。

4月第2週の週末はボストンを訪れ、カドさんの両親・兄弟・親戚一同ざっと30人(以上)に会ってきました!!

カドさんの母校を見に行ったり、街をぷらぷら歩いたり、15日の月曜日にはボストンマラソンでカドさんの妹さんが走ったので、みんなで応援しに行ったりしました。

煉瓦造りの美しい街並みが、フィラデルフィアのOld Cityにも似ているなぁと思いましたが、昔牛が通った道をそのまま道路にした、という曲がりくねった道路や、広々とした広場や公園が多いのはまた全く違った雰囲気を醸し出していて素敵だなぁと思いました。

ツイッターやブログで教えて頂いたお店なのですが、今回は団体行動(家でのパーティー等々)が多く、行けなかったんです(;;)

ちゃんとメモを取ってあるので、次回訪問時には必ずやチェックしに行きます!教えて頂いてありがとうございました♡

ボストンはさておき、しばらくブログを離れていた理由なのですが…

素直にお伝えすると、やはり大きな人生の変化や、家族・友人とのお別れによる気分の浮き沈みがあって、4月前半のほとんどは気力がなくなって何にもしたくないという日ばかりだったからです。

正直に、自分の人生・生活に集中するのに精一杯になっていました(;;)

今までしばらく家を離れ海外に滞在することなんていっぱいあったけれど、こんな風になったのは初めてです。

やはり、『移住』となると全く違うのね…と身をもって知りました。

今日は、この移住後の Depression(気分の落ち込み)について包み隠さず書いてみたいなと思います!

Depressionの原因

⒈ することが何もなかった

知っている方も多いかと思うのですが、K-1ビザは就労ができないビザです。なのでもちろん働くことができず、何もすることがありません。

そして唯一の知っている人であるカドさんもお仕事に行っている。

タイミング悪くどの英語クラスもちょうどスプリングセッションが終了する時期で、次のサマーセッションは8月にならないとない。誰か日中話す人がいればいいね〜と思っていた私にとっては、この英語クラスがないというのは結構な痛手でした。

⒉ 誰かとの同棲どころか一人暮らしに慣れていなかった

これまでブログやツイッターでも書いてきましたが、恥ずかしながら、あぼは28年間という長い間ろくに一人暮らしをしたり長期間実家を離れることがありませんでした。料理や洗濯も、母の脛どころか首あたりまでかじり続けたどうしようもないアラサーでした。

なので、4月の前半は料理に午後いっぱいかかってしまったり、アメリカだからという問題でなく、これをするのには何が必要とか、基本的な部分でわからないことだらけでものすごく疲れてしまいました。こうゆう自分で生活していくこと自体に慣れていなかったというのも、気落ちや疲れの原因だったのかなぁと思います。(ハズカシイ)

⒊ カドさん以外に友人や知人が全くいなかった&誰にも会いたくなかった

フィラデルフィアには以前留学で来た事がありましたが、その時の友人はみんなもうフィリーに居ない。

また先にもお伝えしたように、今の時期は英語のクラスがどこも閉まっていて、新しい友人を作るきっかけにしようと思っていたものもない。

そしてそのくせ、カドさんの友人のお誘いなどにはなかなか気が乗らず、4月前半の間は全て断っていました。

することがない社会の一員になれていない、というのがかなりこたえて、突然メソメソ泣き出したり、カドさんにやっぱり日本に帰ります!って言って大暴れたりしました。笑 

以前留学できた時と同じ街なのに、全く違って見えて、びっくりしました。留学と移住では、話が全然違うんだなぁと実感しました。

どうやって立ち直った(〜ている)か

約1ヶ月してようやく、いつも通りの自分に戻ってきたので、どうやってここまで持ち直してきたか自分でも振り返りながらまとめます。

自分が落ち込んでいるということを認めた

自分で自分のことを観察して、「あぁ、これはプチ鬱ですね。」と自分が depression 期間に入っていることをまず認めました。これ以上悪くならないためにはどうしたらいいか、とか、そうゆうことをいちいち考えるのもやめてみました。

何にもしたくないときは何にもしない。移住なんていう人生の大きな変化のあとだもん、仕方ないさ、とひたすらのんびりするように心がけました。(それすらも逆に難しくなる時があるんですけどね。)

パートナーに頼った

カドさんに甘えまくりました。私の心の変化に敏感に気づくカドさん、本当によく面倒をみてくれました。泣きたいときは泣いていいんだよ、こんな大きな決断よくしてくれたね、と、毎日毎日守ってくれました。

変な気を遣って泣かないように我慢したりとかせず、カドさんの胸でワンワン泣きました。わけもなく気落ちしている時も、カドさんが何をいうわけでもなく寄り添ってくれていました。カドさんの無条件の愛と支えがあって良かったなぁと本当に実感しました。

趣味、やることを見つけた

3月までずっと毎日忙しく働いていたところに突然時間ができてしまうと、ぽっかりと何かが抜けたような虚無感がものすごくて、何かしなきゃ、とまず始めたのが料理。

毎日お仕事から帰ってくるカドさん喜ばせたいなぁって料理だけは頑張ろうと思って毎日続けました。料理をしている間は気持ちが落ち着きました。

4月前半には午後いっぱいが潰れていた夕飯の支度も、やっとこさ慣れてきて、1時間くらいで準備できるようになりました!!(今さら笑)なのでその分時間もできて、心にもゆとりができてきました。必死だったんです本当に。笑

何か集中できるものを見つけるのも、救いの1つになります。

1日1回外出を心がけた・人と話すようにした

料理のための買出し、散歩、カフェでのんびり、カドさんのお迎え、何でもいいから1日1回はお外に出て長めの距離を歩いたりするようにしました。

気分が落ち着いてきたな、と思った4月中旬くらいから、ジムメンバーシップに登録して毎日泳ぎに行ったり、走ったり。

身体を動かすことでやはり心もイキイキしてきました。カドさんも便乗して4月からジムに通うようになり、何だか二人にとって良かったな、という感じです。

そんなことで、少しずつ気分も良くなってきて、カドさんの友人や同僚の人達と飲みに行ったり、パーティしたり。

新しい人たちとの出会いのおかげで、この度ベビーシッターを週に3回することも決まり、少しずつですが、忙しい毎日を取り戻しつつあります。

(ちなみに、ベビーシッターはこっそりやってます。笑)

depressionをなるべく防ぐための方法

自分のこの移住直後のdepression期間を元に、今後移住する予定の方々へDepression予防策を、箇条書きですが考えてみました。

転勤や駐在、留学などで一時的に移住される方は、移住直後忙しかったり、いつかは帰るということが心の支えになるかとも思いますが、特に私のようにビザの関係で移住直後に働けない人たちには、チェックしてみて頂けると嬉しいです。

基本のき、自分の、でも2人の、でもいいので貯金はある程度のまとまった額を持っておく。

今の自分の状態で、もしここにさらにお金の問題があったらと思うとゾッとします。多分やってけないと思います。お金に関してはストレスフリーで入られたらそれが一番です。

移住前から、自分が属せるグループを探しておく。

地元の英語クラスに登録しておいたり、例えば MeetUp というアプリを使ったり。これは、自分が住む土地で同じ興味のある運動や趣味を持つ人・団体を見つけられるアプリです。無料の英語クラスや、ヨガ、サイクリング、ハッピーアワーを一緒に楽しむなど多種多様なグループがあり、自分にあったグループが見つけられます。これ、面倒臭がらずに移住前からやっときゃ良かったなーと思いました。ちなみにそのアプリはこちら。

パートナーに頼る。

辛い時、悲しい時、寂しい時、あぁ爆発しそうだな、と思ったら素直にパートナーに頼る。K-1ビザ取得まで乗り越えた皆さんであれば、とても強い絆を持っているはずです。パートナーさんは絶対に守ってくれます。だから、こんな時は本当に隠さず頼る。甘える。ただ、甘えてばかりではなくて自分なりのその日その日の努力も必要です。甘える場所があるんだから、今日はこれだけでも頑張ってみよう、とか、パートナーの支えをちゃんとパワーに変えるのが大事です。

目標を決める。

長期的・短期的でもいいので、何か目標を決めてみる。その目標を達成するための具体的な道筋をあらかじめ持っておくだけでも違ったと、今反省しています。

今を生きる。

これはカドさんのアドバイス "Keep on, Keepin' on" です。1日1日、その日その時に集中して生きる。悲しんでもよし、楽しんでもよし。その時間はもう戻ってこないので、後悔だけはしないようにする。これを聞いてから、あぁ、カドさんと永遠にいられるわけじゃないんだから、悲しんでばかりいないで今を堪能せねば!!と思い心を入れ直すことができました。(私の場合、私がすでにアラサーだし、カドさんも12歳上なので、なおさらこれからの時間を大切にしないとな、と思うのです)

なかなか、しっくりこないかもしれないのですが、移住したら本当にヒシヒシとこうすればよかった、と後悔します。

これを読んでいる方の中には、きっとK-1ビザ申請中の方が多いと思うのですが、NOA2までの待ちの期間などに、移住後の生活のことを具体的に考えて色々と計画を立てておくのも楽しいかもしれません!(そして必ずそれが役立つはずです!!)

全くの別件なのですが、実は2週間程前にカドさんのお父さんがステージⅣの脳膠芽腫という病気を宣告されました。

それでシラキュースの実家に帰ったりしていました。本当に暖かくて素敵なお義父さんで、初めてあった時から、オドオドしていた私の肩を抱いて優しく安心させてくれたようなお義父さんです。

彼は、この病気に対して何もしないという選択をしました。今回のブログの最後にも書いたように、「今を生きる」という言葉を胸にとめ、彼との、そしてカドさん家族みんなとの残された時間を大事に大事に過ごしていきたいなぁと思いました。

よし!

これからは、気を取り直してしっかりまたブロギング頑張っていきます!!!

カドさんの実家のシラキュースについても、今度紹介しますね^^

あぼ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?