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弘生's 俳句もどき短歌もどき

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noteをはじめてから出逢った俳句や短歌の世界 変な絵描きなりの季節を意識して心を込めて表現した五七五と五七五七七
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#アート

月ばかりみている絵描き、みんなの俳句大会【十六夜杯】にいざ!滑り込む

月ばかりみている絵描き、みんなの俳句大会【十六夜杯】にいざ!滑り込む

短き秋、ゆったり感じるまもなく季節が通り過ぎようとしています。
つい先日、過ぎし夏の記事を未だに執筆していたひろ生ですが、虫の声に足を止め、秋の雲の行方を追い、秋の月を愛でたりしています。
あっという間に過ぎる秋を捕まえられるかわからないけれど、過ぎてゆく日常の中で、俳句と短歌を詠んでみました。
それを素直に十六夜杯にいざ! 滑り込ませます。
よろしくお願いします。
#十六夜俳句 (三句)

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絵描きのお盆休み……夜蝉に触発されて詠んでみた短歌三首と俳句五句の巻

絵描きのお盆休み……夜蝉に触発されて詠んでみた短歌三首と俳句五句の巻

とぼとぼと夜の家路を辿っていると、蝉が鳴いております。
夏の星空に届けとばかり、精一杯の鳴き声を披露しております。
そんな蝉の鳴き声に感情移入して、すっかりセンチメートル‥‥じゃなくてセンチメンタルな夏の夜になってしまいました。
お盆が近かったせいか、二度と逢えない人に逢いたいなぁなどと思っている自分に気づきます。
幽霊さんでも良いのです。

幽霊さんかぁ、と思いながら空を見上げると、まるで夜の静

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絵描きの徒然「雨女発動と矢車草」夏の季語だけど……

絵描きの徒然「雨女発動と矢車草」夏の季語だけど……

徒然なるまますぎる日

目的地に到着することなく引き返してきた。
小雨の中、帰宅途中に愛でる矢車草。
鮮やかな色が、重たい空に映えるなと思った。

☂️雨に咲く矢車草の今がすき

☂️君のせい雨音回る矢車草
☂️雨つぶ転ぶ矢車草だれのせい

季語 : 矢車草 (夏)

夏の季語だけど、今目の前に咲く矢車草を詠みたかった。
(三句目、中八になってしまった…「草」を「そー」と流せたら気にならないかと甘

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絵描きの万愚節「Poisson d'avril !」

絵描きの万愚節「Poisson d'avril !」



Poisson d'avril !
新しく目醒める距離

洋梨のSolbetの月に 

逆さまに引き込まれる

寄り道は蓮華草54本

手みやげは時空に支配されない

百万本の薔薇

Sacのなかにひしめく蒲公英は

綿の蟲となって

地上に降る

復活の日まで

「Elle est ici !」

(彼女はここに居ます)

画像の作品は、現在の我が家の母コーナーに立てかけてある、F6サイズ

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絵描きの渾身の一句【俳句幼稚園企画・私の渾身一句】に応募します

絵描きの渾身の一句【俳句幼稚園企画・私の渾身一句】に応募します



青墨をする父の背よ曼珠沙華

弘生

季語 曼珠沙華(秋)

昨年の初夏、「俳句」という十七音の芸術にめぐり合って、拙いながらも、道を歩けば五七五、電車に乗れば五七五、と指を折りながら過ごした日々がありました。
そんな日々のある初秋、ふと道路の脇に真っ赤に出現した曼珠沙華。
ああ、お彼岸なんだなぁ、と感慨深く思いながら電車に飛び乗った。
そこで出来た曼珠沙華の句。
最初、天国の母への句が出来ま

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絵描き、喜びの叫び〜アポロ杯にて

絵描き、喜びの叫び〜アポロ杯にて

やったー!やったー!
喜びの叫びがだいぶ遅れてしまいましたが、アポロ杯新人賞ありがとうございます!
自分でもお気に入りの句だったので、うれしさ倍増です!

すぐにでも叫びたかったけど、ホントにホントに中々noteに訪れる事が出来なかったので、今更ながら叫びます!

まだ、ほんの一部の受賞者の方にしか、お祝いコメントも出来ておらず、コメントの返信も送れております。ごめんなさい。

俳句創作という扉の

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