小谷ユタカ

スポーツデザイナー。安全で安心して使えるスポーツ施設を作る。環境に優しくアスリートに優…

小谷ユタカ

スポーツデザイナー。安全で安心して使えるスポーツ施設を作る。環境に優しくアスリートに優しいスポーツ施設を作ります。世界基準で安価なスポーツ施設をデザインする。街中に誰でも使えるスポーツ空間をデザインする。サスティナブルな人工芝空間をデザインします。

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記事一覧

何故!日本で模造芝が普及したのか?

人工芝に関わって27年になる。 日本で人工芝が普及したのが1980年代の中頃になるから、業界人としては古い部類の人間になる。 世界で人工芝の生産が始まったのが1960年代…

小谷ユタカ
1か月前
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安全基準は?

小谷ユタカ
4か月前
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これからのスポーツスタジアム

必ず必要か?そう言われれば無駄が多い。 本来なら有って良いものが無い。無くて良いものだけが沢山ある。日本人的と言うのか?日本的と言うのか? 本当にくだらない問題を…

小谷ユタカ
10か月前
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+Cool温度抑制人工芝とは?

温度抑制人工芝+Coolを模造した業者に注意が必要です。騙されない為の知識を公開します。 抑制効果が本当にあるのか、悪質業者に騙されないためのチェックリストを作成す…

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スポーツをする子どもたちが消えた。

何故スポーツをする子どもたちが減ったの?

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自然を守る作り方。

人間の手が入れば自然は壊されてしまう。自然の良さを理解し整理するのではなく、過剰に整備してしまえば自然は破壊されてしまう。 自然は一旦壊してしまえば、元に戻すこ…

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天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その2

ヨーロッパで人工芝が作られ始めたのが1960年代。当時はスポーツ用では無く、室内カーペットの一種として作られていた。 人工芝を作る技術は、カーペット作りと変わらない…

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天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その1

人工芝を仕事にして24年になる。スタートした理由は、あるJクラブのグランド作りがきっかけだった。 Jリーグ発足当時、川淵チェアマンが揚げた地域密着型クラブ作りに共感…

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環境破壊にしかならない、誤った人工芝施工。

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2年程度しか保証しない理由について。

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良心も良識も無いのが人工芝業界。

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人工芝と充填材。スポーツと安全について考える。

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今だから書かないといけないこと。スポーツ施設について。

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天然素材へこだわる。

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「見直してみる。」

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「作る」についての意味。

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何故!日本で模造芝が普及したのか?

何故!日本で模造芝が普及したのか?

人工芝に関わって27年になる。
日本で人工芝が普及したのが1980年代の中頃になるから、業界人としては古い部類の人間になる。

世界で人工芝の生産が始まったのが1960年代と言うから、日本に伝わったのはかなり遅目となる。
ヨーロッパやイギリスは繊維工業も盛んで、そうしたものを作る機械も進んでいた。

日本ではユニチカなどが古くから人工芝の生産を行ってきたが、あまり知られてはいない。
人工芝は大きく

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これからのスポーツスタジアム

これからのスポーツスタジアム

必ず必要か?そう言われれば無駄が多い。
本来なら有って良いものが無い。無くて良いものだけが沢山ある。日本人的と言うのか?日本的と言うのか?
本当にくだらない問題をクリアしないと作れないものが沢山ある。
大体にして建築基準法は難しくなるものは沢山有っても、緩くなることは無い。
問題が起きる度に厳格化される。
200年も建っている建築家屋はは如何か?日本の建築基準法の10分の1もクリアしているだろうか

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+Cool温度抑制人工芝とは?

+Cool温度抑制人工芝とは?

温度抑制人工芝+Coolを模造した業者に注意が必要です。騙されない為の知識を公開します。

抑制効果が本当にあるのか、悪質業者に騙されないためのチェックリストを作成する。

「温度抑制人工芝」とは何か、その特徴や効果について調べ、比較検討する。

抑制効果がある場合、どの程度涼しいのか、実際に体感できるようなイベントや実験を企画する。

悪質業者に騙されないための、正規の品質表示や認証マークを知る

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自然を守る作り方。

自然を守る作り方。

人間の手が入れば自然は壊されてしまう。自然の良さを理解し整理するのではなく、過剰に整備してしまえば自然は破壊されてしまう。
自然は一旦壊してしまえば、元に戻すことは大変だ。如何に自然を壊さずにものを作るか?水の流れや風の流れ、空気の流れを読む。
私たちの取り扱う人工芝は、多くの自然環境を破壊している。生態系への影響も重大な問題だ。日本近海のマイクロプラスチックゴミの約20%は人工芝の破片。
何故そ

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天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その2

天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その2

ヨーロッパで人工芝が作られ始めたのが1960年代。当時はスポーツ用では無く、室内カーペットの一種として作られていた。
人工芝を作る技術は、カーペット作りと変わらない。カーペットの歴史については良く知らないが、かなり古い時代からあるわけだから、1960年代に人工芝が作られていたとしても不思議は無く、オランダのベタップ社などもそうだ。
オランダは繊維工業が盛んで、人工芝の糸を作るメーカーとして、テンカ

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天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その1

天然素材のグランド作りにこだわる理由。そしてこれから。その1

人工芝を仕事にして24年になる。スタートした理由は、あるJクラブのグランド作りがきっかけだった。
Jリーグ発足当時、川淵チェアマンが揚げた地域密着型クラブ作りに共感を覚えた記憶が有る。
スポーツのプロ化が進まない日本のスポーツ界において、川淵さんの言う、地域を主体としたクラブ作りに魅力を感じた。
その一方で、地域クラブ作りには課題も多いことを感じていた。スポーツ文化の歴史の浅い日本では共感を得るの

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