良心も良識も無いのが人工芝業界。

画像1 日本で流通するランドスケープ人工芝の95%以上は中国からの輸入品。何故?中国産の人工芝が多く販売されているのか?人工芝大手メーカーは、スポーツ用の人工芝販売が殆どで、主にヨーロッパやアメリカ産の人工芝を販売する。中国産と比較して、製品性能に優れているのは明らかで、施工面積の大きなスポーツ施設でのクレームは、企業としての致命傷にもなり得る。一方で、個人宅などの人工芝施工は、例えクレームになったとしても、そのクレーム問題が、広範囲で伝わることも無ければ、施工会社も地元の小さな工務店などの場合が殆ど。
画像2 私たちは、企業理念として、人に優しく、環境に優しいをテーマとしている。環境保護の観点からも、粗悪なプラスチックを原料とする中国産人工芝の販売は行わない。現段階で100%オーガニックな人工芝とはいかないものの、将来的に100%リサイクル可能な人工芝を採用している。100%ゴミ、産業廃棄物の中国産とは比較にならない。中国産は仕入れがし易く、価格も明らかに安価。量販店やECサイトで販売される人工芝の殆どが中国産。つまり、人体への影響や自然破壊より、利益だけを考えた結果だと思う。
画像3 日本は全てに於いて、安全基準が甘い。特に食品や、製品に関する安全基準。日本人には、古来より、日本で流通する全てのものは安全との認識がある。古くは、貿易が盛んではなかった頃の法律。食品に関する法律は、アジアの他国と比較しても10倍も甘い。日本ほど、危険な食品が流通している国は無い。製品に関しても同様で、どをんな危険なものでも輸入され販売されてしまう。例えば、人工芝を施工する際の安全基準もない。遊具スペースなどでは海外ではクッション材などが使用されるが、日本では土の上に施工される。
画像4 安価で粗悪な中国産人工芝の殆どは、防草シートの上に施工される。そもそも、人工芝には防草機能が有る。防草シートに代わる役割も果たすのが人工芝。しかしながら、日本の一般家庭の人工芝施工では防草シートを平気で使う。粗悪な中国産人工芝を物語っている。排水機能も無ければ、防草機能や紫外線に対する機能も無い。帯電防止もされてない人工芝。しかしながら言葉だけは立派に並ぶ。本当に酷い話しだ。ホームセンターやネット販売。殆どの人工芝施工会社は、仕入れの10倍以上もの価格で、粗悪な人工芝の販売施工をしている。
画像5 500円程度の仕入れが、10000円以上で販売されることも珍しくは無い。誰も調べることは無いから、適当に言葉を並べて高額で販売する。日本近海のマイクロプラスチックゴミの20%以上が人工芝と言う明らかな結果に対しても、自責の念にかられる事などない。漁業従事者を苦しめ、農業生産者を苦しめる。農業、漁業従事者や一般市民が自らの手で首を絞めているようなことを平然と見逃す業者には、怒りしか覚えない。残念だが良心も良識も無いのが、人工芝業界なのです。

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