2年程度しか保証しない理由について。

画像1 全く理解していない。と言われても皆さんは何なことかわからないと思います。わからないことだらけだから、グランドを作る際には、施工業者の言いなりになってしまう。無駄な工事が延々と続く原因がそこに有る。画面奥側の水溜りの原因は、グランドに対する透水アスファルトが如何に機能しないか、暗渠排水管が如何に無駄な工事で終わるかを示している。手間側が、改良したグランド。比較する為に、手間側だけ改良をした。側溝と人工芝の間に黄緑色のホースが施工されているのが見えるだろうか?フラッシングコアと言うホースを設置した。違う。
画像2 グランドを施工する業者は、必ずアスファルトを施工したがる。持ちつ持たれつの世界。アスファルト業者から人工芝メーカーに顧客の紹介も有れば、その逆もある。お互いに頑張りましょうと言うことらしいが、スポーツを互いに理解していない。そして何より、スポーツ施設を理解していない。透水性アスファルトは支持力が弱く軟弱。平坦に施工し、雨水を地下に浸透させることが狙い。周囲に設置されたU字側溝は、アスファルト面より5センチ程度天端が高い。透水アスファルトが劣化して、排水機能が減退すると、水捌けが悪くなりプールに成る。
画像3 透水アスファルトが機能を失うのは、およそ2年後、暗渠排水管が機能不全になるのも2年後。スポーツメーカーがグランドを保証するのも2年。明らかに意図的。排水性が悪ければ、人工芝は加水分解を起こして、急激に劣化する。この劣化した人工芝が河川から海へ流れる。透水アスファルトを施工して地下浸透を図るが、アスファルトの下部は土ではないか?暗渠排水管が機能しなければ、地下の土は田んぼより酷い状況に陥る。プールのような作りのグランド路盤。このような作りが日本の人工芝グランドの殆どを占める。残念な話しだ。
画像4 スポーツ施設を正しい作る。世界基準で安全なスポーツ施設。環境に優しく、身体に優しいスポーツ施設を作る。アスファルト業者の為にスポーツ施設グランドが有るのでは無い。スポーツの為なら環境破壊が許されることも無い。全国に有る4000近くの人工芝グランド。どれだけ環境破壊を引き起こしているのか?考えに及ばないならスポーツをする資格さえ無いではないだろうか?スポーツデザイナー協会はそう考えています。

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