有瀬河悠

洋裁学院准教員。手づくり市巡りが趣味。「暮しの手帖」「天然生活」の愛読者。

有瀬河悠

洋裁学院准教員。手づくり市巡りが趣味。「暮しの手帖」「天然生活」の愛読者。

記事一覧

付録がメインです。

私の友人はちょっと前までは「ファッション雑誌なんぞ、買ったことがない」という人だった。 そんな友人が変わってしまった! それは「ファッション雑誌」に豪華な「付録…

有瀬河悠
2年前
4

リラックスしてコーヒータイムを

子どもの頃、親戚のお家へ父親と行った時、そこのお家のおばあちゃんが「あなた達は若いからコーヒーがいいねぇ」とコーヒーを入れて下さった。 それはインスタントのコー…

有瀬河悠
2年前
3

[短編小説]森の中のオルガン

 「ぼく達は、大人になったら『南十字星』を見に行くんだ。宮沢賢治が憧れていた『南十字星』を見に行くんだ」  「『南十字星』ってどこへ行ったら見られるん?遠い南の…

有瀬河悠
2年前
8

チエちゃんには小鉄がいる!

小学生だったころ、学校から帰って来たら テレビで「じゃりン子チエ」の再放送を 見ていた。 「チエちゃん、頑張っとる!」 「仕事して、エライ!」 「勉強だけやないんや…

有瀬河悠
2年前
8

炊飯器で簡単、赤飯の作り方

赤飯、簡単に作れますよ! 「こうやったら簡単に作れるだろうなぁ」 と自分で考えてやってみたら、 ホント、簡単に作れた! もち米とうるち米を混ぜて作っています。 私…

有瀬河悠
2年前
5

アルバムの中の誕生日

「Rさんって、確か今月が誕生日だったよね」 「うん、そうだけど」 「何日なの?」 「……もうねぇ、子供じゃないから、今更人から誕生日だからってお祝いしてもらっても、…

有瀬河悠
2年前
3

選挙の遊説について書きましたが、
それらはものすごい「騒音」となっているんですよね。
迷惑以外何ものでもない。
ご迷惑をお掛けした皆さまごめんなさい。
よくよく考えなければいけない問題ですね。皆さんこのことについて大いに語りあって下さい。そしてそのことを政治家の方々に伝えて下さい

有瀬河悠
2年前
1

私の第一声!

かなり前の話となるが、書いて行こうと思う。 なかなか経験できることではないからね。 それは突然のことだった。 「ウグイス嬢、頼むからやってちょうだい!」 近所の…

有瀬河悠
2年前
2

「B面」の文房具巡りの旅

神戸の「新開地」のことを「B面の神戸」と呼ぶらしい。 確かに、そんな感じがするところだなぁ、と思います。 でも昔は「東の浅草、西の新開地」とか呼ばれていて、すごく賑…

有瀬河悠
2年前
3

友情は空から

もしも王子さまが再び戻ってきたら、再び地球に戻ってきたら、それで私の前に現れたら、私だったらどうするのだろう…? あなたが言ってた通り、すぐにあなたへ手紙を書く…

有瀬河悠
2年前
4

旅行鞄に本がいっぱい

こんにちは。 有瀬河 悠と申します! どうぞ、よろしくお願いいたします。 自己紹介、難しそうですね! 何名かの方の自己紹介を拝読させて頂きましたが、皆さん、お上手…

有瀬河悠
2年前
13

最後はちゃぶ台にたどり着く

自分のデスクならある。 でもだんだんと「物置」の状態となってしまうのである……。 そんな状態となるようになったのは高校の頃からだ。まだ読んでいない積ん読の本の山…

有瀬河悠
2年前
12

「春の雪」から始まって…。

わたしはその「海」にのみ込まれてしまっていたのだろう。 のみ込まれてているどころか溺れてしまっていたのだろう。 それで「完結編」の終わりのほうになってやっとその「…

有瀬河悠
2年前
3

大いに語りかけてくる存在

本ってすごいよね。 まぁいろんな人がいるけど、人ってあんまりよっぽどのことがない限り語りかけてこないものだ。 名前と顔を知っていて会えば挨拶をする程度、それとかお…

有瀬河悠
2年前
2

原色の世界

赤色……。 この間、赤色が沢山使われているイラストが表紙の手帳を購入した。で、使っていくとなんだかよくわからないけどドキドキとして落ち着かない気分になってきた。 …

有瀬河悠
2年前
2

「グレゴリオ聖歌がいいよ」と何人かの人からそう聞いた。
聴いてみた。
本当、いいなぁと思った。
小さな音量でかけてそれをBGMにして本を読むといつもより集中して読めた気がする。
でも落ち込んでいる時なんかは聴かないほうがいいかなと思った。

有瀬河悠
2年前
1
付録がメインです。

付録がメインです。

私の友人はちょっと前までは「ファッション雑誌なんぞ、買ったことがない」という人だった。

そんな友人が変わってしまった!
それは「ファッション雑誌」に豪華な「付録」が付くようになったからだ。

友人曰く、「あくまで『付録』が欲しかったからで、雑誌は見向きもせずに捨てた」
「……そうなんや……」と私はびっくりしたというか、「この人らしいなぁ」と感心した。

雑誌に豪華な付録が付くようになってから、今

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リラックスしてコーヒータイムを

リラックスしてコーヒータイムを

子どもの頃、親戚のお家へ父親と行った時、そこのお家のおばあちゃんが「あなた達は若いからコーヒーがいいねぇ」とコーヒーを入れて下さった。
それはインスタントのコーヒーでとても美味しかった。
私は子どもの頃からインスタントコーヒーが好きだった。子どもってこともあってミルクも砂糖も入れたインスタントコーヒーが好きだった。というか子どもの私には、とてもブラックでは飲めることができなかった。
親戚のおばあち

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[短編小説]森の中のオルガン

[短編小説]森の中のオルガン

 「ぼく達は、大人になったら『南十字星』を見に行くんだ。宮沢賢治が憧れていた『南十字星』を見に行くんだ」
 「『南十字星』ってどこへ行ったら見られるん?遠い南の国?」
 「別に遠い南の国へ行かなくても見れるんだ。確かに、ここからは遠いけど『沖縄』へ行ったら『南十字星』が見れるんだ」
 「沖縄へ行ったら見れる……」
 「別に沖縄じゃなくてもいい、南半球へ行ったら見れるんだ。いつか、必ず二人で『南十字

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チエちゃんには小鉄がいる!

チエちゃんには小鉄がいる!

小学生だったころ、学校から帰って来たら
テレビで「じゃりン子チエ」の再放送を
見ていた。

「チエちゃん、頑張っとる!」
「仕事して、エライ!」
「勉強だけやないんや!
マサルなんか勉強できるかもしれんけど、
ホンマ、憎たらしい奴や!」
「ヒラメちゃん、優しいわ!ええ子や!」

なんか、思ったりしながら「チエ」ちゃんを
見ていました!

つくづく思ったのは、
「テツみたいなのが、親やったら、ホンマ

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炊飯器で簡単、赤飯の作り方

炊飯器で簡単、赤飯の作り方

赤飯、簡単に作れますよ!

「こうやったら簡単に作れるだろうなぁ」
と自分で考えてやってみたら、
ホント、簡単に作れた!

もち米とうるち米を混ぜて作っています。

私は多めに作っています。
家族が多いので。

もち米を4合、
普通のうるち米を3合、
小豆を1.5合、
が材料です。

小豆をまず30分~1時間ほど
小豆が柔らかくなるまでお鍋で煮ます。
煮汁を残すように…煮ているとだんだん煮汁がなく

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アルバムの中の誕生日

アルバムの中の誕生日

「Rさんって、確か今月が誕生日だったよね」
「うん、そうだけど」
「何日なの?」
「……もうねぇ、子供じゃないから、今更人から誕生日だからってお祝いしてもらっても、嬉しくも何ともないなぁ」
「……そうかなぁ」
「『嬉しい』ってのは、もう終わったよ」
「……」
「プレゼントなんか、いらないし、気持ちだけで充分だよ」

こんな会話をRさんとしたのは、もう5、6年前のことだった。
結局、Rさんの誕生日は

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選挙の遊説について書きましたが、
それらはものすごい「騒音」となっているんですよね。
迷惑以外何ものでもない。
ご迷惑をお掛けした皆さまごめんなさい。
よくよく考えなければいけない問題ですね。皆さんこのことについて大いに語りあって下さい。そしてそのことを政治家の方々に伝えて下さい

私の第一声!

私の第一声!

かなり前の話となるが、書いて行こうと思う。
なかなか経験できることではないからね。

それは突然のことだった。

「ウグイス嬢、頼むからやってちょうだい!」

近所のお姉さん二人が家にやって来てそう言うのだ。

「はあぁ?私が!!」と私は絶句した。
「頼むから!!」「あなたならできるわ!!」
『何でやねんっ!?』と呆気にとらわれた。
「頼むから!」「頼むから!」
二人共必死だ。……こりゃあ、諦めて

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「B面」の文房具巡りの旅

「B面」の文房具巡りの旅

神戸の「新開地」のことを「B面の神戸」と呼ぶらしい。
確かに、そんな感じがするところだなぁ、と思います。
でも昔は「東の浅草、西の新開地」とか呼ばれていて、すごく賑わっていたそうです。
今も都会ですよ、新開地は。
「B面」かぁ…そんな呼び方も「味」があっていいな、と思います。
新開地、「味」のあるところだと思います。

「B面」と聞いて私はなぜだか
「B面の文房具」という私が勝手に考えた「コトバ」

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友情は空から

友情は空から

もしも王子さまが再び戻ってきたら、再び地球に戻ってきたら、それで私の前に現れたら、私だったらどうするのだろう…?

あなたが言ってた通り、すぐにあなたへ手紙を書くことができたのだろうか…?

私がそうすると、あなたは又悲しい気持ちになると思う。きっと。
だから、手紙を書くことにはためらってしまう。

あなたはきっと泣くだろうから。

私は手紙を書かずにただ、王子さまの顔の特徴をかわいくとらえた簡単

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旅行鞄に本がいっぱい

旅行鞄に本がいっぱい

こんにちは。
有瀬河 悠と申します!
どうぞ、よろしくお願いいたします。

自己紹介、難しそうですね!
何名かの方の自己紹介を拝読させて頂きましたが、皆さん、お上手ですね。
感心して拝読させて頂きました。

私はとても上手にできそうにもありませんが、何とか頑張って、自己紹介をしていきますね。

まず、特技はというと…。
「洋裁」に「裁縫」に「手芸」です。
洋裁学院に三年間、学びに通いました。
「ド

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最後はちゃぶ台にたどり着く

最後はちゃぶ台にたどり着く

自分のデスクならある。

でもだんだんと「物置」の状態となってしまうのである……。

そんな状態となるようになったのは高校の頃からだ。まだ読んでいない積ん読の本の山やら沢山の文房具やらサンリオなどのかわいい雑貨やらCDやらでてんこ盛りな状態となってしまっていた。

そんな高校の時、友人から「あなたの部屋へ行きたい!」って言われた時は困ったものだった。とても人にみせられる状態ではなかったからだ。だか

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「春の雪」から始まって…。

「春の雪」から始まって…。

わたしはその「海」にのみ込まれてしまっていたのだろう。
のみ込まれてているどころか溺れてしまっていたのだろう。
それで「完結編」の終わりのほうになってやっとその「酔い」から目を覚ますことが出来た。
その「終わり方」があまりにも、あまりにも残酷なほどに「現実的」だったから。
それが「現実」だと痛いほど叩きつけられた。
目を覚ますにはいられない。

三島由紀夫の「豊饒の海」
私はその海にのみ込まれて溺

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大いに語りかけてくる存在

大いに語りかけてくる存在

本ってすごいよね。
まぁいろんな人がいるけど、人ってあんまりよっぽどのことがない限り語りかけてこないものだ。
名前と顔を知っていて会えば挨拶をする程度、それとかお天気の話とか…。
まぁ家族とか友人とか会社の同僚とかだったらなんやかんやと話をするものだけどね。
例えば初めて会ったばかりの人にいきなり「先月の水道代はいくらでしたか?」なんて聞かれると面食らってしまう。(人の話によると、そんな人が本当に

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原色の世界

原色の世界

赤色……。
この間、赤色が沢山使われているイラストが表紙の手帳を購入した。で、使っていくとなんだかよくわからないけどドキドキとして落ち着かない気分になってきた。
その表紙がリバーシブルなもので、その裏のイラストは主に青色が沢山使われているイラストなのでひっくり返してそちらを表紙に変更した。
どちらも素敵なイラストなのに…。
でも青色のにしてほっと心が落ち着いた。
どちらも原色なのに…。
私って赤色

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「グレゴリオ聖歌がいいよ」と何人かの人からそう聞いた。
聴いてみた。
本当、いいなぁと思った。
小さな音量でかけてそれをBGMにして本を読むといつもより集中して読めた気がする。
でも落ち込んでいる時なんかは聴かないほうがいいかなと思った。