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共感覚アートライブペイントーintersection15にて

先日のライブペイントは、とても良い経験になった。

最初はグループ展の展示のみにしようとしていたが、ライブペイントができるということで、挑戦してみようか悩んだ。

ライブペイントはイベント開催中1日に1人。やっぱりやめておこうか。。そう悩んでオーナーに相談したところ、経験をぜひしてみてくださいとのことで思い切って描いてみることにした。

共感覚アートは、描き終わるまで何がそこに描かれるのかは私でもわからない。だから、当日に変な色を描いてしまわないようにと、以前に大きな絵に描いたピンクとブルーの色の絵を描いてパフォーマンスとして行おうと準備していた。

共感覚アートは絵の具を選びパレットに乗せていくことからはじまる。私の予定だったピンクとブルーの他に、紫、金色を選びパレットに出した。


ブルーとピンクの予定の絵は、虹色のようになり、しかし左端には紫のまざったもやがかかった。リアルタイムでどうなっていくかわからなくわくわくしながら観てくださる方に囲まれ、私もどうなっていくのか見当もつかなかった。

以前から取材を受けているテレビ局の方もかけつけてくださり、絵の出来上がるまでを録っていただいた。その後は公園にもいき単独でインタビューも行った。しかしまだこれが世に出るかはわからないため、詳細は言えない。

これからの社会に必要な番組になると思うので、私はディレクターの方に祈るしかない。

仕上がった写真は、新たな挑戦に向かって上に上がっていきたいと、希望の「虹色」が出た。しかし不安もあるのか左側は不安げな色味がある。予定していた水色もピンクも割合は少なく、想像以上にカラフルな色になったことに驚いた。これは、30分で仕上がった。

観ていた人たちが仕上がりの早さと迷いのなさに驚いていたが、私は脳の中に観えている色を描いているにすぎないので、とにかくスピーディに動かしていかないと色が変化してしまう。これは私にとって模写なのだ。

ライブペイントというものは初めてしたけれど、思っていた倍以上に楽しく、また楽しんでもらえたことが嬉しかった。何かイベントがあればそこで描いてみたい。

そして、観ている人に共感覚を伝えるきっかけにもなった。

ペイント中は中日本で友人になったえりかがかけつけてくれて、共感覚アートについて観ている方の湧いてくる疑問を、とても正確に伝えてくれていた。中日本の時から何度も何度も共感覚を発信をし続けているのを知っているからこそこうやって、正しく理解して私の想いを伝達してくれたことに感激だった。

その後私も一緒にお話もできた。アーティスト活動をしている方はそもそも、共感覚を持っている方も多いので、なんとなく「共感覚」という名前は知っている、という人も多かった。実をいうと自分にもあって…、などの話をしてくれるかたもいて、とても有益な時間を過ごせたように思う。

この「実は自分にもあって…」がいつか、もっと隠さず気軽に言えるような社会になっていけばいいな、と思う。

そしてもっとこういう風に、ネットだけでの発信でなく直接人に会い、話し理解してもらう場をたくさん作るべきだと感じた。対話にはぬくもりが通じる、なぜ伝えたいのか、そこまで伝えることができる。

また新たな目標が出来た。

展示は27日から始まる。興味のある方は是非見に来てもらえると嬉しい。

山口葵

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