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きっといつか、こんな日々もなつかしくなる_20190508

髪がすこし伸びた。髪の長かった頃はすこし伸びたって気づかなかったのに、最近はもっぱら変化に敏感。五月。朝は肌寒く、昼はここちよい。夜になればまた冷える。先日までの大連休は、わたしの五月にぽかーんと穴をあけたようにして去った。なぜ、わたしの五月かというと、単純に誕生月だからである。この体と心のまんま二十一年目をはじめよう。世間はもうわたしを許してはくれない。責任はたっぷり、忍耐にどっぷり。ああちょっと、ほんと、しんどいな。近所の友達とあそんでいた夕暮れが永遠に続くと思っていたのにな。カラスが鳴いているうちに環境や世の中はがらがらと変わり、わたしを形成してきたものだっていまではとてもなつかしい。育った時代が終わるなんて思いもしなかった。「なんつーか、エモいよな」自分自身へのけじめで切り落とした長く甘ったれた髪の毛にいまさら未練もなにもない。きっといつか、こんな日々もなつかしくなる。どうかなつかしくなってくれ、じゃないとこんな日々に意味はない。

aoiasa
- 20190508


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最後までありがとうございました。 〈ねむれない夜を越え、何度もむかえた青い朝〉 そんな忘れぬ朝のため、文章を書き続けています。わたしのために並べたことばが、誰かの、ちょっとした救いや、安らぎになればうれしい。 なんでもない日々の生活を、どうか愛せますように。 aoiasa