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映画感想

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自分の映画館で見た映画の感想まとめ
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あまり刺さらなかった | 映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」ちょっとだけ感想

あまり刺さらなかった | 映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」ちょっとだけ感想

 宇多丸が映画評で大絶賛していたから気になっていた。他人が褒めまくったり貶しまくったりすると、どんなものか興味が出てくるよね。

 アカデミー賞とかゴールデングローブ賞とかなんか色々取ってるみたいで、一定のクオリティ、いい映画なのは間違いないよね。

あらすじは動画見た方がわかるから省略。

感想 いい映画だっだと思う。かなり丁寧な映画だよね。年齢も立場もバラバラな孤独な三人が通じ合っていく様子を

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こういうのすき | 映画「マッドマックス:フュリオサ」感想

こういうのすき | 映画「マッドマックス:フュリオサ」感想

 割と最近までこの映画が公開されることすら知らなかったんだけど、映画前の予告で存在を知った。怒りのデスロードの前日譚というんだから、見に行かないという選択肢はなかった。怒りのデスロードは映画館で見て最高に盛り上がった映画だからね。(公開が10年近く前でビビってる)

 ちなみにシリーズで見てるのは、怒りのデスロードだけ。今アマプラにある過去作を見始めてるところ。

あらすじ 公式のあらすじがこんな

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厄介映画 | 映画「関心領域」感想

厄介映画 | 映画「関心領域」感想

 この映画の情報を見かけた時、アウシュビッツの隣の家っていう設定がすごい興味を引いたんだよね。その上、アカデミー賞のナントカ部門で取ってるし、もうこれは絶対面白いやつだと思って、公開されたらすぐにワクテカ(死語)しながら見にいったわけ。

あらすじ この映画にはあらすじっていうわかりやすい何かはないので、公式にあった紹介文を抜粋。多分予告動画を見た方がわかりやすいと思う。

感想 予告編以上の情報

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ストレスが溜まる無能夫婦 | 映画「胸騒ぎ」感想

ストレスが溜まる無能夫婦 | 映画「胸騒ぎ」感想

 ⚠️ 注意 普通にネタバレしてます。

 北欧ホラー。去年も北欧ホラー「イノセンツ」が面白かったから、この映画の情報を見た時に絶対観に行こうと思った。イノセンツが本当の本当に嫌な映画だったし、この予告編もすでに嫌な感じだし、結構面白そうだったしね。

 北欧の映画って不穏な雰囲気を作るのがうまいのかな。ずうううっと不穏な音楽が流れるんだよね。なんか古いホラー映画の音楽みたいな感じだよね。そういう

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今年映画館で見て面白かった映画5選

今年映画館で見て面白かった映画5選

 たぶん、今年はもう映画館行かないので、忘れないように書いておこう。

今年映画館で見た映画一覧1/14 RRR IMAX(字幕)

2/25 ワース 命の値段(字幕)

3/3 BLUE GIANT

3/18 シン・仮面ライダー IMAX

3/24 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(字幕)

4/9 ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り IMAX(字幕)

4/2

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予習した方が楽しめる| 映画「オッペンハイマー」感想

予習した方が楽しめる| 映画「オッペンハイマー」感想

 まあ、迷ったわけですよ。見に行こうかどうしようかと。原爆という日本にとってセンシティブな内容を扱うので、アカデミー賞を取ったからといって、尻尾を振って喜びながら観に行くわけにもいかないわけで。かといって、映画としてめちゃくちゃ評価されてるなら観てみたいわけで。日本で公開されなかった点からして、なかなかショッキングな内容になってるかもしれない。というわけで迷っていたんだね。

 しかし、まあ、久し

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大事なことは予告編の中で言ってる|映画「落下の解剖学」感想

大事なことは予告編の中で言ってる|映画「落下の解剖学」感想

 ⚠️注意 ガッツリネタバレしてます。

 この予告編を見て、なかなか面白そうだと思い見に行った。ゴールデングローブ賞を受賞してるようなので、アカデミー賞候補なんだろうね、きっと。アカデミー賞受賞作は割と好きなことが多いので、観ておいて損はないだろうってね。

あらすじ 最終的にミステリー作品のように一つの真実が明らかになって、ハッピーエンドへ向かうのかと思ったんだけど、そんなことなかったね。

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高級悪夢 | 映画「#ボーはおそれている」感想

高級悪夢 | 映画「#ボーはおそれている」感想

 僕がアリ・アスターを知ったのは、ヘレディタリーなんだけど、なんでヘレディタリーを映画館へ観に行ったのかは覚えてない。Twitterで評判を見たような気がするし、何かの情報で見たのかもしれない。なんだろうね。とにかく、ヘレディタリーを見たことで、僕の中の怖かったホラー映画ランキングがぶっちぎりで更新されてしまった。そして今もなおヘレディタリーは上位に居座っている。多分映画館で見たのが大きいんだろう

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史実通りなら仕方ない | 映画「梟-フクロウ-」感想

史実通りなら仕方ない | 映画「梟-フクロウ-」感想

⚠️ 史実らしいからどこからネタバレかわかんないけど、確信的なところは除いて内容には触れてます。

 なんで見に行ったのか、と自分に問うてみても正直よくわからない。歴史はそんなに興味ないし、全く詳しくない朝鮮の話だし。一つ言えるのは、このキービジュアルの目に針を突きつけられている画像がなんかホラーっぽくて興味を惹かれた。(実際はホラーではない)(ちなみに昔のゾンビ映画で目に尖ったものが刺さるシーン

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設定はツッコミ所満載だが、それをさせない凄みがある | 映画「みなに幸あれ」感想

設定はツッコミ所満載だが、それをさせない凄みがある | 映画「みなに幸あれ」感想

 ⚠ 核心的なネタバレには触れませんが、映画の内容には触れています

 都市ボーイズのYouTubeで紹介されていたので、興味をそそられて見に行ってみた。岸本さんの紹介する映画は当たりが多い印象。

 僕は存在すら知らなかったのだけど、第一回日本ホラー映画大賞の大賞らしい。KADOKAWAの主催。こういう賞レースの受賞作って真面目にすごいものを作ったタイプと、センスでぶっちぎるタイプがあるような気

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邪悪なのはいつも人間 | 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」感想

邪悪なのはいつも人間 | 映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」感想

 ⚠️ ふんわりとネタバレ気味です

 映画「鬼太郎誕生」ってことなので、悪い妖怪退治しつつ鬼太郎の出生の秘密に迫るような話の映画かなと思っていたんだね。だけど、出てる情報を見るとちょっと違うようだ。しかも、見た人の評判がいいってことで見に行ってみた。

あらすじ 本編は昭和31年の田舎の村が舞台。戦後、田舎の因習が残る村で一族が跡継ぎ争いしている。っていうと、もう横溝正史の世界って感じがしてワク

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圧倒的強者に蹂躙される快感 | 映画「ゴジラ-1.0」感想

圧倒的強者に蹂躙される快感 | 映画「ゴジラ-1.0」感想

 ⚠️ ふんわりネタバレ気味です

 僕は間違いなくゴジラにわか勢。見たゴジラなんて、「初代ゴジラ」、「シン・ゴジラ」、「ゴジラvsビオランテ」だけだからね。ビオランテは子供の頃に見ただけで、名前と植物だったことぐらいしか覚えてない。とてもじゃないけど、ゴジラについて偉そうなことなんて言えない。でも語りたい。そんな感想文です。

あらすじ あらすじ的なものが公式にもなかったので、映画.comから解

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この映画は工藤のおっさんの存在しない「コワすぎ!」| 映画「トンソン荘事件の記録」感想

この映画は工藤のおっさんの存在しない「コワすぎ!」| 映画「トンソン荘事件の記録」感想

⚠️ ふんわりとネタバレしています

 映画館で鑑賞。映画館の上映予定を見ていたら目に止まった映画。予告編を見てみたら見たくなってきた。ので公開日に見てきた。韓国映画。上映時間は短め。90分ぐらい。

あらすじ もちろんこれはフィクションなので、ドキュメンタリー風の映画、モキュメンタリーってことになる。ブレアウィッチとか、パラノーマルアクティビティとか、放送禁止とか、その系統の作品ってことだね。

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本当に人間はAIと敵対できるのか | 映画「ザ・クリエイター/創造者」感想

本当に人間はAIと敵対できるのか | 映画「ザ・クリエイター/創造者」感想

 ⚠️ネタバレには配慮してません

 映画館で予告を見て面白そうだなあと思って見に行った。IMAXで予告編とか見ると、二割増しぐらいに面白く見えるんだよね。もちろん、この映画がつまらないってことじゃないよ。

あらすじ 付け足すところとしては、AIと人類の戦争とあるけど、反AIの欧米と、親AIのアジアに分かれて戦争をしているって世界ってことは書いておくべきだと思う。AIから核攻撃を喰らってブチギレ

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