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いざ、出航⚓️

新年、あけましておめでとうございます。

いつも記事を読んで下さるnoteクリエイターの皆様、そして初めてご覧になって下さった方、素晴らしいご縁と出会いに、心より感謝申し上げます。

去年の一月に書いた記事と多少重複するかと思いますが、簡単な自己紹介をさせていただきます。

ぞうさん。と申します。

約一年半前の夏、このnoteの存在を知りました。

それまで公に文章なんてまるで書いた経験がなく、パソコンを開いて何か書き始めてもすぐに恥ずかしくなり、削除してばかりでした。

思ったことを書き始めてもどんな文章にして良いのか分からない、写真を載せても素人が撮った身の回りの風景なんて誰に得があるんだろう、そもそもなんの知名度もない初心者が何か書いて、意味なんてあるんだろうか、そんな消極的なイメージばかりが浮かんでは消えての繰り返しでした。

題名をつけては削除し、また違うタイトルを思いついては消し、そんな日が続いていました。

ある日、部屋掃除をしていると、段ボール箱の中、本棚の一番下の段に数冊の日記帳を見つけました。それは熊本地震の被害から辛うじて残った思い出の大学ノートでした。

私には二人の子供がいます。

長男は二十歳、長女が十九歳、それぞれ大学と専門学校に通っています。

妻は、娘を産んだ年の晩秋、病気で他界し天国へと旅立ちました。

幼い二人の子供を連れ熊本の実家に戻り、両親のお世話になりながら父子家庭としてバタバタと奮闘の日々を送りました。

二人の子供がよく病気に罹り、熱を出してはひきつけを起こしたりと、とにかく何百回病院へ走ったのか分かりません。

小児科の先生に家での状況を説明する時に役立つだろうと思い、子供たちが口にした食事、摂取した水分の量、機嫌の様子や体温などを簡単に記録し始めました。そしてそれをきっかけに、毎日育児日記を綴るようになりました。

合わせて日々感じたことや出来事、自分、子供、親、親戚、近所のおじさんおばさん、飼い猫、身の回りの些細な日常を毎晩大学ノートに書くようになりました。

それまでも、妻と東京で出会い、お互い交換日記をし始め、結婚して子供に恵まれるまでたくさんの日記帳が貯まっていました。

そのノートと、実家に戻ってからつけ始めた日記のほとんど全てが、2016年の熊本地震で被災した際、水浸しとなり破損してしまいました。

どうしても処分する決心がつかず、庭で乾燥させて保管していました。

そのなんとか読める部分を記録に残しておきたいと考え、noteに書き写す作業を始めたこと、それが私のnoteを始める大きな転機、きっかけとなりました。自分の大切な繋がりの原点が大学ノートであり、『note』という直球的な媒体名に勝手ながら運命的な何かを感じたのかも知れません。

見よう見真似で書き始めたnoteの世界で、この一年実に多くのことを学ぶ機会に恵まれました。

ものすごく為になる文章を毎日決まった時間に発信しておられる方、心温まるエピソードを綴っておられる人、普段の何気ない日常を、おもしろ可笑しく教えて下さるクリエイター様など、ページを開くとたくさんの感動と発見が待っています。
時に笑い転げ、時に考えさせられ、ある時は胸が熱くなる日もあり、私にとってこのnoteの世界は、まるで大きな船のようです。

言葉の力を原動力とし、情熱や人情の風を仲間に加え、大海原へ。
そして無限の宇宙へ。

去年、いやここ数年、日本も含め世界中で悲しい出来事が後を絶ちません。

病気、事故、事件、犯罪、戦争。

人が人を傷つけ、尊い命がたくさん失われます。

人間は生まれながらに『悪』なのか、生まれつき『善』なのか、私には分かりません。生きる環境が人をどんな道にも導いているとも思います。

綺麗事だと言われるかも知れませんが、私は全ての人が笑っていられるような世界が大好きです。

歯を食いしばって悔しがる、時に怒る、ある時は人目もはばからず涙を流す日もあるかと思います。
とても大切な感情だから。

その全てが笑顔に繋がるような世の中であったらなぁと思います。

私自身、妻に先立たれ、二人分のミルクとオムツとおしり拭きを、妻が残したリュックに入れ帰って来た時は、目の前が真っ暗で絶望的で、灯りも地図もコンパスもない小舟に揺られているような気持ちでした。

それでもなんとか立ち直り、今こうしていられるのは、たくさんの「人」に助けられたからです。

上部だけの言葉だけでは、人は先に進めません。

時にきつい言葉であっても、その中に愛情があればいつか芽を出し大きな花が開くと思っています。

自然を守り、動物を助け、仲間を救えるのはこの地球上で人間だけだと私は考えています。

小さな子供は美しい花を見つけた時、喜んで摘んでしまうかも知れません。

大人はその子供に、花の増やし方を教えてあげることが出来ます。

それが教育だと思います。

そうやってバトンを受け継ぎながら、地球上に笑顔の花が咲いてくれたら良いなぁと思います。

私はなんの取り柄もない人間です。

だから、その取り柄のない人間がバタバタしながらも、時に笑顔になれた瞬間をこれからも記事にしていければと考えています。

ちっぽけな人間をいつも支えてくれた、大きな人間が世の中にはたくさんいるんだよ、という経験や出会いを書いていきたい。

それが私のこれからのnoteでの小さな、大きな夢です。

最後になりますが、いつも「スキ」や「コメント」を残してくださる皆様、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

いつも勇気と感激をもらっています。

本当にありがとうございます。

全ての方に、実りある素晴らしい一年となりますように。

涙と共に蒔いた小さな種が、喜びと歓喜と共に大きな実として刈り取られますように。

心よりお祈り申し上げます。

ぞうさん。








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私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。