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男性器を祭る”かなやま祭り”で有名な若宮八幡宮(金山神社)とその資料室へいってきた。目安3分

日本でセックスミュージアムの設立を目指している団体セックスミュージアム設立準備委員会のイベント「SEEX 07 若宮八幡宮郷土資料室(金山神社資料室)見学」に参加しました。
※私個人の訪問記です。団体の方が書いたわけではないです

この記事は性器の模型写真等添付しているので、不快になる方は退室願います。


このイベント情報
https://www.facebook.com/events/410276526452487/
団体のFacebookページとTwitterは以下から。
https://www.facebook.com/SexMuseumJapan
https://twitter.com/sexmuseum_jp?s=17


どんな神社? 恋愛や妊娠が成就する?

神社のなかに所々男性器の模型が置かれていた。絵馬もこの神社ならではのデザイン。絵馬に書く人の願いを拝見させてもらったが、妊娠や出会いを祈願しているものが9割。出会いを求める絵馬には本当か分からないが住所や電話番号が書かれていた。

4月に男性器を祭るので有名なかなまら祭りがある。外国人観光客がめちゃくちゃ多いらしい。行ったときは4~5人の参拝者で空いていたが、祭り時は多くの人で賑わい、神社の中に入るのに3時間、長い人は7時間も待った人もいるそう。
ちょっと脱線だけど、
祭り時はペニスやワギナの形を忠実に模した水飴をみんな舐めるようで、地元ではその光景は普通だが、知らない人が見たらドン引きだろう。ちなみにその水飴は中は空洞でなくちゃんと詰まっているのでなかなか舐め終わらないようである。祭りじゃなくても売店で売ってるよ。


資料室の概要、モノの多さに圧倒された。

残念ながら撮影NGなので文章だけ。
無料で見学できますが(電話で開館してるか問い合わせたほうが良き)この資料館はあまり知られていません。
どんな資料室か、神奈川県博物館協会が出してるパンフレットによると

~中略~
金山神社に関する鉄・石仏についての書物や様々な時代・地域の民芸品などの資料が多数収集され、展示されています。

と、性にまつわる標本が展示されてるかは伏せられてますね。

資料室の概要を説明するパネルがあった。
その内容をかいつまむと、

故人 塚本 昇氏が昭和61年に資料室を作った。
建設省在任中に日本に限らず色々なところへ行った時に標本を収集した。
後に退官し研究者になり、医療器具会社を興した。
標本は男女の性器の模型、絵馬、民芸品、人形、絵画、酒器その他2000点書籍1000冊がある。

あれだけ多くの性にまつわる模型を見たことがなかったのでビックリした。モノに圧倒された、これが博物館って感じ。(もしかしたら、自分が性関連の資料室に初めて行ったから、物量的には少ない可能性もある。)

特にペニスやワギナの模型はリアルだったのが印象深い。
きっとこの中に性の研究にとって貴重な資料・標本で後世に残しておくべきものがあるんだろうと思う。

資料室の標本保存環境が悪い


部屋が暑苦しかった、じめじめしていて。
標本の手入れは行き届いてない模様、というのは防虫剤や乾燥材も見当たらなかったし、窓に直射日光を遮るカーテンなどなかったから。
標本にとっては苛酷な環境
前は資料を手入れしている人がいたそうだが、今は誰もやっていないとのこと。ここで交渉、管理人に今後ボランティアで標本の修復・保全管理をやっても良いかという話をして、どうやら準備さえ整えば出来そうなやりとりができた。



感想 
まだ日の目を見てない資料・標本が全国にあるのでは?


性にまつわることって人によっては猛烈に興味関心をくすぐる気がする。この資料室を見て感じた(塚本さん、寄贈品もあっただろうが個人で集めるには凄い量の資料だった。)
全国にコレクションとして個人宅に眠っていて他人に知られていない資料は多くあると予想した、あくまで推測だけど。でももしそうなら、それらをちゃんと保存することが、今後の性の研究に役立つんだろう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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