Pico de Orizaba

musician

Pico de Orizaba

musician

記事一覧

灯り

12,3年前にたくさん買っておいた白熱電球がラスト1本になり、悲しみと不安に襲われています。当時、近隣のホームセンターを何軒か回ったけど思ったような形のモノがなくて…

1

本を読むときの景色の話

本を読むこと。色んな場所で、色んな時間で。本を読むためだけに山に登ることだってあるし、街の珈琲屋さんで読むのは王道で。家で作業の手を止めて15分ほど本を読むと閃い…

4

時計を動かす

今日は能登原小学校に行ってきました。福山市の海沿いの小さな町にある小学校。のとはら。来春、150年の歴史に幕を閉じます。1年をかけた閉校行事に関わらせて頂いています…

2

ただいま、福山。

絶賛、街に順化中。海抜ゼロメートルに順化中。湿度に順化中。稜線上よりも20度高い気温に順化中。今月は少しずつ動きます。よろしく。 https://www.instagram.com/alpine

3

長野県上田市

⁡上田市には初めて訪れました。ザ・上田城&真田幸村。来るまではそんなイメージでした。もちろん、それも間違いではないけど、今回、針ノ木小屋のスタッフだった書麓アル…

4

下山しています↟◮◢◣↟

⁡ ⁡ 9/27に下山しています!が!更新を出来ずにいたのは完全に気が緩んでしまったのと、下界に順応するのに四苦八苦しているからですw お金を出せばモノが買える。プチ散…

6

山の上で

⁡ ⁡ 四季 季節が粛々と進んでいく北アルプスの稜線 地球が何千万年も前から行なっている営み 雄大さも美しさも厳しさも柔らかさも 峰々の懐に包まれている 自分はその切…

7

夏至と蛸

6月23日。夏至。今日は25日。すでに昼の長さが短くなり始めているのかと思うと過ぎゆく夏を刹那く思います(まだ始まってもいないのに)。夏至の夜に蛸を食す会。with キャ…

3

鎮まる時間

大山(だいせん)は古来から信仰の山です。718年開山(今年で開山1,303年)。最盛期には100を超える寺院と3,000人以上の僧兵を抱え、高野山金剛峯寺(和歌山県)や比叡山延…

2

光と影

光と影は究極のデザインだと思う。影の部分もじっと目を凝らしていると脈がある事に気付ける。写真に限らずだけど、暗い部分は暗いままがいい。無理にあからさまに人の目に…

6

音を交えると言うこと

過日になってしまいましたが、6月20日は「森だくさん」と言うイベント(今年は配信でしたが)でした。ドラマーの森信行(ex.くるり)の誕生日イベント。このイベントはもっ…

6

新しい曲が出来ました!

溝渕ケンイチロウ時代の最後に作った『crevice』と言う曲です。 Pico de Orizaba の音楽は言語にあまり捉われたくないので、 この曲は番外編みたいな感じです! 3分と短い…

4

草すべり その他の短篇

『草すべり』南木佳士 / 2008年創刊  山歩き短篇集。草すべり、旧盆、バカ尾根、穂高山の四篇です。淡い時もあり、セピアな時もあり、モノクロの時もあり、人が山に馳…

1

TOKYO STYLE

『TOKYO STYLE』都築響一 / 1993年創刊  装丁がボロボロになり、今までに2回買い直したフォトブック(すでにこれもボロボロだけど)。スマホもSNSも無かった1990年代初…

3

命日

今日はね、南野くんの命日なんです。 南野くん、いや、信吾ちゃん。 僕らの仲間です。 皆さんは覚えてますか? 9年前の『大阪心斎橋通り魔殺人事件』を。 理不尽すぎて今…

1

車のユーザー車検

福山の陸運支局へ。9月まで車検は残っているのですが、訳があって昨日で切って取り直しました。怪しいかな?って思う箇所は少しずつ直しているので、今回も一発合格でした…

4

灯り

12,3年前にたくさん買っておいた白熱電球がラスト1本になり、悲しみと不安に襲われています。当時、近隣のホームセンターを何軒か回ったけど思ったような形のモノがなくて、最終的に東急ハンズで見つけて買いました。長さ20センチ。イカ釣りとかの漁で集魚に使う灯です。

そのラスト1本を事もあろうにトイレに着用。切れたんだから仕方がない。あれ?こんなに暗かったっけ?LED化された街で暮らしていると、昔は眩し

もっとみる

本を読むときの景色の話

本を読むこと。色んな場所で、色んな時間で。本を読むためだけに山に登ることだってあるし、街の珈琲屋さんで読むのは王道で。家で作業の手を止めて15分ほど本を読むと閃いたり。最近は車の中で読むのがお気に入り。人がほとんど来ない『果て』みたいな場所で停めて、陽が沈むまで読む。車のリーディングライトは点けない決まりなので、暗くなって文字が読めなくなったら終わり。でも、続きが気になってしまい、帰宅途中にショッ

もっとみる

時計を動かす

今日は能登原小学校に行ってきました。福山市の海沿いの小さな町にある小学校。のとはら。来春、150年の歴史に幕を閉じます。1年をかけた閉校行事に関わらせて頂いています。北アルプスの上に居た3ヶ月半は当然ながら学校に伺う事は出来なかったので、再び時計を動かし始めた感じです。季節は二つ進んだのかな。

美しいものはより美しく。刹那いものはさらに刹那く。淡いものは一層淡く。鮮やかなものはより鮮明に。トーン

もっとみる

ただいま、福山。

絶賛、街に順化中。海抜ゼロメートルに順化中。湿度に順化中。稜線上よりも20度高い気温に順化中。今月は少しずつ動きます。よろしく。

https://www.instagram.com/alpinerocker

長野県上田市

⁡上田市には初めて訪れました。ザ・上田城&真田幸村。来るまではそんなイメージでした。もちろん、それも間違いではないけど、今回、針ノ木小屋のスタッフだった書麓アルプちゃんのアテンドのお陰で僕の普段の生活の肌合いと近いお店がいっぱいある事を知りました☺︎

そして、上田の本屋女子は夏は北アルプスの山小屋で働くという流れも興味深いです。僕の感覚から言うと『山には言葉がある』し、逆に言うなら『山に登る

もっとみる

下山しています↟◮◢◣↟



9/27に下山しています!が!更新を出来ずにいたのは完全に気が緩んでしまったのと、下界に順応するのに四苦八苦しているからですw お金を出せばモノが買える。プチ散財が止まらない。水洗トイレ。手洗いもシャワーも蛇口をひねれば水が無限に出てくる。何を食べても食べ物の味が濃い。酸素がありすぎて常に眠い。今まで気合いを入れて歩荷をしていたのにアクセルひとつで鉄の乗り物が動く。極め付けは人がたくさん居

もっとみる

山の上で



四季
季節が粛々と進んでいく北アルプスの稜線
地球が何千万年も前から行なっている営み
雄大さも美しさも厳しさも柔らかさも
峰々の懐に包まれている
自分はその切先にたまたま生きていて

今日の山々は美しすぎて
写真を撮る気にすらならない
自分のフィルターを通して音楽に変換する
それを続けてきた
でも音楽を創作してしまう事すら
おこがましい事なのではないか
そう思えるぐらい美しい日

とは

もっとみる

夏至と蛸

6月23日。夏至。今日は25日。すでに昼の長さが短くなり始めているのかと思うと過ぎゆく夏を刹那く思います(まだ始まってもいないのに)。夏至の夜に蛸を食す会。with キャンドル。まろやかな時間、ゆるーい夜。友人のカフェにて。普段、蛸を食べる事がないので、決して苦手ではないんだけど蛸会!と聞いて身構えてしまいました。50歳にして今だに蛸初心者の自覚があります。

そんな初心者にも食べやすい蛸料理がた

もっとみる

鎮まる時間

大山(だいせん)は古来から信仰の山です。718年開山(今年で開山1,303年)。最盛期には100を超える寺院と3,000人以上の僧兵を抱え、高野山金剛峯寺(和歌山県)や比叡山延暦寺(滋賀県)と並ぶ日本屈指の大寺院になります。しかし、明治時代に神仏分離や仏教を否定する動きを受けて廃絶。本社は大山寺からさらに10分ほど奥にある大神山神社奥宮とされました。自然石を使った参道では日本一の長さとされる大神山

もっとみる

光と影

光と影は究極のデザインだと思う。影の部分もじっと目を凝らしていると脈がある事に気付ける。写真に限らずだけど、暗い部分は暗いままがいい。無理にあからさまに人の目につくようにしなくても。明は明であるんだから。光に照らされて初めて影は現れる。写真を見ていると、影が光を背負っているように見える。

音を交えると言うこと

過日になってしまいましたが、6月20日は「森だくさん」と言うイベント(今年は配信でしたが)でした。ドラマーの森信行(ex.くるり)の誕生日イベント。このイベントはもっくんが叩いているバンドやソロアーティストが出演して、ずっと叩きっぱなしのもっくん万歳イベント。今年はね、出演者が各自でドラムレスの映像を撮って、それにもっくんがドラムを付けてリアルタイム配信をすると言う趣旨でした。

僕は先日作った曲

もっとみる

新しい曲が出来ました!

溝渕ケンイチロウ時代の最後に作った『crevice』と言う曲です。
Pico de Orizaba の音楽は言語にあまり捉われたくないので、
この曲は番外編みたいな感じです!

3分と短い曲なので是非とも聴いてみてください。
可能であればイヤホンやヘッドホンで!

草すべり その他の短篇

『草すべり』南木佳士 / 2008年創刊

山歩き短篇集。草すべり、旧盆、バカ尾根、穂高山の四篇です。淡い時もあり、セピアな時もあり、モノクロの時もあり、人が山に馳せるのは想いであり。この短篇集は純文学で言うところの宮本輝さんの『錦繍』にあたる書だと思っています。当社比。

TOKYO STYLE

『TOKYO STYLE』都築響一 / 1993年創刊

装丁がボロボロになり、今までに2回買い直したフォトブック(すでにこれもボロボロだけど)。スマホもSNSも無かった1990年代初頭の東京。バブルの前後。雑多な中にそれぞれの美学がある。他人が見ればカオスでも本人にしてみれば機能的。カルチャーが溢れ、今思えば現代への分岐点だったように思います。とことん、趣を追求する事が出来たり、質に時間とお

もっとみる

命日

今日はね、南野くんの命日なんです。

南野くん、いや、信吾ちゃん。
僕らの仲間です。
皆さんは覚えてますか?
9年前の『大阪心斎橋通り魔殺人事件』を。

理不尽すぎて今でも怒りに震えます。
日本の司法にも落胆しました。

南野くんと、3人の娘さんや、
ご遺族に思いを寄せて、
今年も命日である6月10日に、
仲間たちが新宿ロフトで音を鳴らしてます。

道理が一切通っていない通り魔殺人。
その加害者を

もっとみる

車のユーザー車検

福山の陸運支局へ。9月まで車検は残っているのですが、訳があって昨日で切って取り直しました。怪しいかな?って思う箇所は少しずつ直しているので、今回も一発合格でした。でもね、普段から車検を通しに来てる車の業者さんと違って、俺は2年に一回しかユーザー車検の場面に出くわさないので経験値が全く積めないんですよね。毎回、素人感マックスですよ。205,000キロも走ってる車。色んな街にも出かけたし、いろんな感情

もっとみる