転職市場|「役に立つこと」は「生き甲斐」
「役職定年」。
いきなり空から墜ちてきた冷たい雨(制度)に
遭遇している50代。
定年延長はさらにまだまだ先が読めず、
それは10年以上の長き雨になるやもしれぬ。
(65歳定年 70歳が努力義務。現在)
制度改変中で、それも明日にもまた変わるかもしれない。
目標を持てない役職定年世代の50代。
転職はひとつの目標になる。
受け入れてくれるのは、
建築士を育てるのが難しい一般の会社の施設部門、営繕部門である。
積極的にキャリア採用(中途採用)をしている。
一握りしか進めない出世コースからハズれて、
管理職も剥奪された「役職定年世代」にとって
部下無し、窓際で小さくなっているより、
発注者側になって
経験を発揮できる道に転職して進む方が、
豊かだと思う。
「役に立つこと」は「生き甲斐」なのだ。
若者ですら、受託側の建設会社で経験を積んで
発注者側に転職、指示側に廻るのが、
今や技術者界隈のトレンドだ。
受け入れ先として
一番多いのが
工場・メーカーの施設部門である。
製造しているもので、社風が全然違うので、
よく、研究しなくてはいけない。
私の研究成果としては
「スピード感」が全然違うと言える。
※工場設計の自らの経験より
例えば
「材料系の工場・メーカー」「インフラ系工場・メーカー」は
少しのんびりした社風がある。
長期の製造計画を立て、それに基づいた施設計画なので、
ゆとりがある。
会社も人も安定している。
変化がなくてつまらないとも言えるが、
そこは工夫している。
例えば、社内行事が盛んである。
部門対抗のマラソン大会や、
ファミリーデーなどのイベントを催して、
家族ぐるみで、日常に変化をつけ、社員の結束も固い。
短工期の建設会社に居る私にとっては、
夢みたいに優しい職場である。
華形ではないが、
景気変動の影響を受けない。
社会インフラ系の会社は安定している。
材料系も同じ。
まじめな人が多く、居心地が良さそうである。
給料は低め。
皆さんの会社でのシニアの扱いはどうですか
50代後半から輝く道はあるのでしょうか
今日はここまで