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ヨネザワが書いたもの

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#ドラマ

齋藤飛鳥論 今もっとも目が離せない才能を紹介

齋藤飛鳥論 今もっとも目が離せない才能を紹介

実写版『映像研には手を出すな!』の立ち位置ドラマ版『映像研には手を出すな!』(以下、『映像研』)がとてもいい。予算の低さを感じさせながらも、演出や編集の工夫で視聴者の想像力を刺激し彩ある物語を紡ごうとしている。また、映画『初恋』で主役に抜擢された小西桜子など将来性がある俳優たちの怪演も魅力だ。

今回の主題は主演を務める齋藤飛鳥について書くことであるため、詳細なあらすじ等については下の動画などを参

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「キャラ」で括るのって古くない? 『捨ててよ、安達さん。』、『住住』から考える。

「キャラ」で括るのって古くない? 『捨ててよ、安達さん。』、『住住』から考える。

芸能人、というもののあり方が変わる気がした。

それは現在、テレビ東京で毎週金曜0時52分から放送している『捨ててよ、安達さん。』を視ながら思ったこと。

この作品は安達祐実が本人役で登場し人生から「バイバイ」するものを選ぶ物語。第1話は「『あの作品』のDVD」、第2話は「輪ゴムとレジ袋」に「バイバイ」した。

安達祐実の自宅それも彼女の夢の中のそれ、からほとんど出ないかたちで話は進む。ワンシチュ

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映画好きが観てなさそうな、『一度死んでみた』を観てきた。

映画好きが観てなさそうな、『一度死んでみた』を観てきた。

卒業式のあと、友人と『一度死んでみた』を観に行ってきた。

この映画は、『ソフトバンク 白戸家シリーズ』のCMなどを担当し、乃木坂46の『帰り道は遠回りしたくなる』のMVの監督を務めた、電通の澤本嘉光氏が脚本を担当している。

彼の前作は『ジャッジ!』という広告業界のコンペを設定に用いた映画だが、

そのスター大集合的な「派手さ」からこの作品をなんとなく覚えている人も多いのではないだろうか。そして

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冬ドラマ横断レビュー NHK編

冬ドラマ横断レビュー NHK編

【麒麟がくる】(日曜 20:00-20:45 第2回1月26日)

長谷川博己が主演を務める今年の大河は明智光秀の一生がテーマだ。まずメインビジュアルに注目してほしい。アートディレクションは新進気鋭の写真家、奥山由之が担当している。

何より色彩が綺麗だ。ファーストカットである「明智荘」の引き画からフルスルットルで綺麗だ。というのも、この大河ドラマは大河史上はじめて4Kカメラを使用している。

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ドラマフリーク達へ。『俺の話は長い』どう観てますか?

ドラマフリーク達へ。『俺の話は長い』どう観てますか?

先週の『同期のサクラ』に続いて、今週も日本テレビのドラマについて。目眩く日常を描いた物語『俺の話は長い』についてだ。

生田斗真が演じる主人公・満は、過去にコーヒー屋を起こしたことがあるが「こだわりが強すぎて」受け入れてもらえず廃業。以降、ニート生活を送っている。

物語は満が母・房江(原田美枝子)と住む実家に、満の姉家族(小池栄子/安田顕/清原果椰)が仮住まいしにくるところからはじまる。この物語

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今期まだドラマを観てない人へ、何かひとつ追うのであれば『同期のサクラ』を観て欲しい。

今期まだドラマを観てない人へ、何かひとつ追うのであれば『同期のサクラ』を観て欲しい。

4月から入社を控える大学4年生なため、毎回欠かさず泣かせていただいてます。

北野桜(高畑充希)は「故郷に橋を架けたい」という思いから、大手建設会社に入社する。そこで出会う同期の4人の仲間(新田真剣佑、竜星涼、橋本愛、岡山天音)と共にぶつかりながら成長していく。

物語は1話につき1年進む。第1話は2009年からはじまり、最終話で2019年にいたる。2019年に桜は脳挫傷により寝たきり状態になって

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【#16 欠伸】フジテレビオンデマンド万歳

【#16 欠伸】フジテレビオンデマンド万歳

地方都市の片隅で、
夜中音を立てないようにそっと階段を降り、
暗闇のなかでリモコンを探す。
夜中にこっそりテレビドラマを見る。
それが原体験だった。

お相手はいつもフジテレビだった。
月9と木10が大好きだった。

高校の東京見学の際、お台場夢大陸で『リッチマン プアウーマン』のクリアファイルを買った。
木柄イラストに「NEXT INNOVATION」の文字が入っているものだった。
3つ買った。

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