マガジンのカバー画像

山羊日記

57
なんやかんやでエッセイぽい日記です。 日記っぽいエッセイでもあります。 雑記です。思ったことを書いてます。
運営しているクリエイター

#コラム

(回想)大森慶宣展&乃波木さんの読む写真展

(回想)大森慶宣展&乃波木さんの読む写真展

昨年10月17日に訪れた大森さんの個展を最近思い出す。

もう秋を通り越して冬の寒さだった。
北陸の空が似合う西田幾多郎記念哲学館。

その時の記事を再掲。

そして一枚の絵から言葉がきこえた。

白桃の春の息吹き
昇る緑の綿毛
四つの季節が輪になって
大合唱がはじまる

(嵐)

春を待っている自分がいるのかもしれない。

待つ…

バスを待つ少年だ。

中乃波木さんの個展の記事も再掲します。

もっとみる
映画『昭和歌謡大全集』−カンブリア宮殿に流れるチャンチキおけさ−

映画『昭和歌謡大全集』−カンブリア宮殿に流れるチャンチキおけさ−

『昭和歌謡大全集』という映画をご存知でしょうか。
『月とキャベツ』『犬部!』『深呼吸の必要』などで有名な篠原哲雄監督の作品である。
僕は『深呼吸の必要』が大好きでこの映画も篠原哲雄さんが監督で、しかも昭和歌謡というワードに惹かれてレンタルショップでこのDVDを手に取った。それがこの映画との出会いだった。
深く考えずとにかく観てみよう。

衝撃を受けた。
二十代前半だった当時の僕は狼狽えた。

なん

もっとみる
【山羊日記#28】昭和と令和の女詩・男詩

【山羊日記#28】昭和と令和の女詩・男詩

   託された二人のアイドル

女詩、男詩(何れも詞でも可)があった。
なぜ過去形かは今より色濃く主張され、それでいて当たり前に振り分けられていたからだ。
女性アイドルにはこれでもかというくらいに詰め込まれた乙女性を。
男性アイドルにも少年性(やんちゃだと尚更良し)を曲に、歌詞に込められた。

今ではそれを(逆に)新鮮、エモい、ファンシーだとお洒落に感じる。
勿論、今でも女詩や男詩は存在する。

もっとみる