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過去にいた、私

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不登校だったとき、10代でなにを感じていたのか 集めました
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#エッセイ

健康に元気になるものだから

健康に元気になるものだから

今回は過去の摂食障害についてお話ししていきます

摂食障害になったのは15歳です

鬱で食欲がなくなり、食事をしていないため体重は減っていきます
その減った体重を確認すると嬉しくて、そしてどこか面白かった
鏡を見て全身が細くなっていけば、モデルみたいになれるかも!
そんなことを思いながら毎日鏡を見て体重計にも頻繁に乗ってました

体重が減っていくことが楽しい
水をコップ一杯でも飲んだら体重をチェッ

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人生の時計

人生の時計

「みんな大人になるのに!
なんで私だけあの箱から出られないの!
なんで時計が止まっているの!!
なんで!なんで!なんで!!」

父と母の前で狂ったように叫んでいた言葉、それが「あの箱」そして「時計が止まっている」でした

「あの箱」とは中2の教室のことです。教室と言わずに箱、と呼んでいました。生徒は箱に入れられるオモチャとも思っていました

そして「時計が止まっている」中学を卒業して、高校に進学し

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歩きたいレール、のばしたいレール

歩きたいレール、のばしたいレール

今だから思うのは私は学校とか集団に属することがなによりも嫌い、苦手であり、もっと言えば私の人生で必要ないものが学校だったのかもしれないです

学校では教科書にはないことも学びます
それこそ人間関係は必須でしょう
学校で孤立して過ごし続けるのは容易ではありません
なにかとグループを作る場面はあるし、女子は特に集団を好みますから友達がいないと息苦しくもなります
独りを貫き通しグループにいても「私は独り

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一番星と私

一番星と私

夜色に染まる前、キラリと輝いた一番星
なぜ1人で、独りきりであの星は輝くのでしょうか?

周りには同じ星がいるはずなのに、
時を待ちその仲間と共に輝いたのなら独りきりではなくなるのに…

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14歳だった私は冬空に煌めく星を見上げてこんなことを考えていました

多くはなかったけれど私にも友達はいました
同じ教室で、お喋りして、笑って、バカなことも言っていた
楽しかったですね、きっと、きっと楽し

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