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「おかあさんの持病」のこと
先日、癇癪を起した息子に泣きながら言われた。
「お母さんは暇そうでいいよね」
ASDの息子といえども言ってほしくなかった。
というか、お前ほんとにASDなんか?と問い詰めたくなるくらいの
母の急所へ的確なダメージを与えてくる。一番きつい。
いろんな要因が複合的に重なったとはいえ、鬱で苦しんでいる人にはこたえた…。忙しい中でも、発達関連の勉強をしたり、資料をつくったり、関連機関と交渉したり連携し
「わたし」の心をノックしてくれた人
大学時代、剣道部のひとつ上の先輩に
「それは、おもしれーの?ちげーの?どっち?」
という基準で判断をくだしていく人がいた。
6年間のお嬢様女子校という温室を出たばかりの私には、自分のちっさい常識の枠の中にはない言葉で、刮目させられるような出会いだった。
いま、育児の枠の中でつまんないお母さんになっているかもしれない私に、また刮目させてくれる本との出会いがあった。岸田さんとの出会いだ。
私には小学
「読書感想文」と書いて「恋文」と詠む
去年の夏のはじめ、齢四十にして初めて三島由紀夫を読んだ。きっかけは人妻がもったうっすらとした下心、というところかしら。
職場で仲の良かった同僚が退職することになり、その人が大好きだという本を帰り道に本屋さんで買い、子どもをお迎えに行き、そこから一気に読んだ。本の話ができる知的な女を演出したかっただけかも、という自分の浅はかさに気づきつつも読んだ。
そして「読書感想文、提出ね」と冗談で言われた言
息子が加害者にならないためには何ができるのだろうか
昨日の朝、子どもたちが喧嘩をした。
正直、普通の兄妹喧嘩なのかもしれない。
でも私にはそれが、だんだんとエスカレートしてきている息子の感覚の顕れのような気がして朝6時からまじめに話をした。そのお話。
ショートスリーパーの兄と、ロングスリーパーの妹が子供部屋の2段ベッドで寝ている我が家。
朝の5時半過ぎに起きたら、娘が子供部屋から飛び出してきて「お兄ちゃんが…」と助けを求めてきて、それに兄が「被害
トットちゃんが伝えてくれること
寝る前の子どもたちにトットちゃんを読み始めて1か月。ほぼ毎日、ぽつぽつと読み続け、ようやく読み終わった。その経緯についてはこちらで。
最初はトットちゃんのおてんばぶりに目を丸くしながらケラケラ笑っていた子どもたち。自分たちと同じ目線でトモエ学園での日々を体感していた様子。それが、だんだんと終盤に向けて戦争の色が濃くなってくる。食べ物がなくなり、身近な人が出征し、親友を亡くしていく。
私が小学校
息子に生理を伝えた日のこと
先日までの息子との入院生活の中でのこと。
私は息子に初めて「生理」について伝えてみました。
息子との入院生活は個室での密室24時。
お互いの一挙手一投足が気になると距離。
そんな中で母である私がPMSとはいえ、息子にとっては「理由なく」イライラされても理不尽に感じるに違いないと思ったことが大きな理由。
それから、妹もいない状況でゆっくり丁寧に話せる滅多にない機会だと思ったから。
それは朝ごはん
アンガーコントロール
昨日、息子と仲直りをした後に
アンガーコントロールについての話をした。
衝動的に怒ってしまうことは仕方ないけれど、失うことも多いので
なるべくならばコントールできた方がお互いに幸せだよね、という話。
私は息子について、主治医とは別に
大きな病院の臨床心理士さんに発達相談を定期的にしている。
そこでは主にABA(応用行動分析学)を用いて行動改善を図ったり
ソーシャルストーリーブックを作って説明をし