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#西陣織
伝統的工芸品と、時代の間に思うこと
めずらしく、自分の中でもやもやと考え続けていることがある。
いわゆる、「持続可能性」ということばを反すうしているこの頃。
私は京都の地場産業のひとつでもある、西陣織に携わって数年経つ。
2016年から父の下でこの仕事をはじめたので、今年で8年目くらい経つのかしら。
西陣織ははっきり言って斜陽産業となりつつあって、その拠点である京都の西陣エリアでもその機音が少しづつ聞こえなくなっている。
産業
藍生かし直しプロジェクト②
藍生かし直しプロジェクト過程
👇こちらの記事からの続きです。
本藍染め作家・京都芸術大学で教鞭を取られている梅崎由起子先生と、京都芸術大学の学生さんらと私たち西陣織とのコラボ企画・藍生かし直しプロジェクトを進めてきた過程をこちらでは綴りたいと思います。
図案と組織(おり工夫)を考える
2021年11月ごろに学生さんの代表の方が私たちの工房(実家ですがw)にお越しくださいました。
あらか
藍生かし直しプロジェクト①
① プロジェクト概要
② プロジェクト過程
③ プロジェクト成果発表
① 〜③部構成 となります。3/5日現在、プロジェクト成果発表をされていますので、ご興味ある方は記事末のご案内をご覧ください。
藍生かし直しプロジェクト概要
”藍生かし直しプロジェクト”のお話をいただいたのが、去年の夏頃のことでした。
👇以前書いていた、こちらの記事で帯の制作をさせていたただいた、本藍染め作
工芸品セレクトショップ”&Hmuseum"京都にお越しの際にはぜひお立ち寄りください♪
工芸品セレクトショップ”&Hmuseum"オープン
私は京都市生まれ京都市育ちなのですが、京都にはものづくりを生業にしている各種の”職人さん”がとてもたくさんいます。
私自身も地場産業のひとつ、西陣織の仕事に携わっています。
身近な人にも、染色家や竹細工や銀細工や陶芸家や箔押し職人や漆芸家や悉皆屋やなど等。
親戚にも表具師、和裁、京繍、染めや、機屋などがおります。
ちょっと周辺の方のお知
スミ濃淡を織物でつくる
和紙に墨汁と筆とで描かれる濃淡には、独特の面白さがあるように感じています。
ちまたにはたくさんの画材がありますが、アクリルガッシュやポスターカラーや油絵具などのように、何度も上から色を塗り重ねられる画材とはその質感が全く違います。
”画材”として同じ目的のために存在しているにもかかわらず、その材質の違いが絵そのものの描き方も変えるし、同じような構図で同じような色味をえらんだとしても、全く異なる
期間限定・おもいで織り受注いたします!
以前より記事にもかかせていただいておりました、京都精華大学×和工房明月のコラボ企画で誕生しました”おもいで織り”の受注を期間限定で承ることといたしました!
”おもいで織り”とは思い出の写真をA4サイズの額にはまるよう引き伸ばして、緯糸になるように細く裁断したものを織物として「織り込む」ものです。
※以下の記事を参考にご覧ください。
こちらのお写真は、春の受注会で承ったねこちゃんのお写真を引き
京都精華大学×和工房明月コラボ企画 続編
今年の三月に、京都精華大学の学生さんとのコラボ企画のご案内をさせていただきました。
それは、都精華大学の学生さんが私たちの『西陣織の技術を用いた商品開発をする』講義の成果発表&商品受注会のご案内でした。
一週間ほど前にご案内させていただいて、あわただしく当日の2021年3月13日(土)を迎えました。
十分な宣伝などは出来なかったのですが、会場の京都市岡崎(平安神宮近く)のみやこめっせ内、京都