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そあ
2021年3月5日 21:00
アーバンナイトの亡霊は 春の夜に立ち消え 黒いカモメが誘う空白の港は 置き忘れた感傷の倉庫 観覧車の下で凍えそうな2人は 500円の水買って 急ぎ足で今日の居場所を探した 隣の人が優しかった ただそれだけのことで イマ この瞬間 思い出になる 引っ張り出した円盤 憂鬱が映る25時 忘れてゆく 生きてゆけると思えた日を あの日 魔法にかけられた
2020年5月15日 19:00
蛍光色が朽ちて 路面 潰れていた歩くスピードは 荷馬車のよう君は白んだ目で 季節を蹴飛ばす軽音、この春霞を切り裂けるか 黒猫が火傷の跡を舐めるあと一言が足りなくてペン先の渇きに怯えている朝に消したい思い出は いつまでも夜に残っては 燃え上がった 君と私の夜間飛行月影もさやかに 夜のしじまへ失われた130dBの喧騒その500円で 今の君は何を買うの 夏の前触れ 肌と髪
2019年12月12日 23:35
ぶっ壊れた翌日だって 一人で起きられるように 君の好きなパンを買って 眠るんだ君が触れたものは 何だって偽薬になるから 私を強くして あと一日しか 生きられないかも この目覚ましかけたら 明日目が開く おまじない信じれば 嘘だって 真実だって 何だって十字架白い嘘 捕まえたまま 手が離せない 群像劇のカメラ裏で 泣いた日のナイフ遮断機の処刑台に 引っ張られていく 妄
2019年11月18日 23:20
私の真っ黒なおとぎ話に銀色の絵の具で 星を描いてみせた君世界は壊れて 君の手で創り変えられる創造主は 蜂鳥に微笑んで 弾き語った 無機質な波止場で振り返る絡まった透明な糸で弾く五線譜六月の幻に立ち止まって 息をするのを忘れるほどに 二人 遊泳 カラスがティアラと王冠をくわえて 待ちぼうけジェットブラックの瞳は 預言者のように雄弁で 差し出した手には 何も無い私 こ
2019年10月27日 22:52
私の頭の中を真っ白なノイズで満たしてあなたの絶望は私の希望一生救われない神様 赤い糸で出力する130dB一人っきりの無音室で 耳鳴り 孤独な振りしてたら 本当に一人になって500円の水飲んで 音で酔う27歳で私は死ぬ だって私は天才だから引き金に指をかけた瞬間 ユニコーンに乗った死神が 私を迎えに来る 乱反射 白い肌 青い照明に透けて綺麗このまま 不安のまま 生きていくなん