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「失態」を書いた動機
「失態」https://note.com/7mi7nana/n/n94e79222d0f6 「失態」を書いた理由? 楽しそうだったから。以上。 いや、待ってくれ、冗談だ。だからブラウザバックする…
恋愛の真理性と概念としての空虚さ
恋愛は十分に真理であると同時に、自体的に空虚である。
自由恋愛の価値は我々に膾炙するものである。右を見れば恋愛小説、左を見ればラブソング、正面向いても恋愛話、という具合である。
恋愛について語ること、愛自体が形而上学的にかなり重いものを主題とするのであるから、それはかなり高度な内容となる。
本稿ではあえてこれに挑む。その練度は大したものとは言えないだろう。欠陥は多いだろうし、批判されることを避けら
「空の青さ」について
色々煮詰まっている世界観の場合には、どうにも説明を始めるのが難しい。なぜならその世界観の説明するところが広く、また世界観における要素同士が複雑に助け合っているために、どれか一つを取り出して「これが出発点だ」と宣言することが難しいからである。それは蜘蛛の糸の網を持ってきて「どれが最も重要な糸か」と問うようなものである。この難題に対して私はあえて糸の話から始めることを諦めようと思う。ここではまず、私が
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「失態」https://note.com/7mi7nana/n/n94e79222d0f6
「失態」を書いた理由?
楽しそうだったから。以上。
いや、待ってくれ、冗談だ。だからブラウザバックするのをやめてくれ。
「失態」を書いた理由はそんな単純な理由ではない。作者のエゴをごった煮にした作品であるから、楽しそうだなんて一言で表せる動機じゃ決してないんだ。
「失態」を書いた理由というの
『昏乱』における引用の効果
序文 今回の投稿は私が大学で書いたレポートをもとに一部修正及び加筆した考察文です。したがって、この投稿の、大学の課題レポートなどへの剽窃行為は当然禁じます。万が一、剽窃行為が行われた場合、私は一切の責任を引き受けないことを断ります。
本文トーマス・ベルンハルトが著した『昏乱』(原題は『Verstörung』)は、他のベルンハルト作品と同様に引用が多用されている。これは作品が一人称視点の語りであり