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乙 まみこ
2024年4月23日 21:56
「あなたの瞳に私が映ってる」「前にいるからだろ」「ずっとそうやって私を映しておきたいと思わない?」「ずっと正面にいたら邪魔だろ」「そうじゃない…。ずっとお前の瞳に映っててやろうか」「なんかどっかの悪魔っぽいな」
2024年4月18日 22:09
もう、飽きるほど見てるのにいつだってついニヤニヤしてしまうの、なんだろね。
2024年4月17日 22:11
つぼみが開く空から雨が落ちてくる今鳴いた鳥が飛び立った次から次へとスピーカーから音楽が流れ出す雲が形を変えてゆく車は瞬間移動コツコツ地面を蹴ってブーツが移動止まる事を知らずに流れ続ける時間のスピードは思っているよりずっと速い。こころのスピードはお構い無しに。
2024年3月10日 22:25
ある日気付いたら、ポンと新しいものが鎮座している。昨日まではあったはずのモノの記憶はまるで月の向こうの暗闇にでもほっぽり出してしまったみたいにすっかり消えてしまった。いやいやそんなはずはないでしょう。コツコツコツ ガランゴロン。それは少しずつ積まれてきてたはず。ただみんなが、見ているようで見ていなかっただけ…って、って、思っているでしょう。本当は別星からきたヒトたちが、
2024年2月23日 23:20
ワクワクするのはいつも大通りじゃなくて、すれ違った猫がスルリと消えていくような路地裏だった。
2023年12月4日 21:45
まぶたを転がる雫に目を覚ますだいたいいつも同じ鳥の鳴き声同じ時間に通り過ぎてく同じ顔生まれおちてからずっとここにときどきちょっと退屈になって、視力のギリギリまで目をこらすひんやり冷えた風をおしのけて太陽だけが知っているみたいにまだ誰も知らない朝いちばんに頭のてっぺんからやがてほほにあたたかい手のひらを滑らせた【ダイヤモンドリリー】いつも通る道からちらりと見える一本入
2023年12月3日 21:15
夢はいつも、途中でさめる。うれしくても、かなしくても、叫んでいても、泣いていても、飛んでいても、走っていても、パン屋さんに行っても、トイレに辿り着いても、好きなひとに会えても、大切なひとと離れても、夢はいつも、途中でさめる。目覚める直前にコツメカワウソが目の前を通り過ぎた。私は思わず、「コツメカワウソ!」と叫んで、ただそれだけで夢からさめた朝のこと。
2023年11月25日 22:51
けんかをやめてー ふたりをとめてーみたいな歌がむかしあったね。ふたりのひとの心を弄ぶなんてどうしてそんなことができるの?なんて思った。図書館とドッヂボール、 チョコレートと漬け物、ひとりが好きなさみしがりや…どっちも、どっちも好き。って、ぜんぜん弄んでいない。むしろ私が弄ばれているんじゃないの?どっちが好きかを確かめるべく、甘いとピリッと辛いとを試してみました。
2023年11月24日 22:33
生まれてからずっとほとんど同じような形をした粒を持っているのに、あの人だけがスッと異次元にでも行ってきたような世界を作り出す。それは機能の問題ではなく、きっと心の違いなのだろう。あなたがいてくれて良かった。そうじゃなければ私はずっと誰にもあこがれられずにいた。あなたがいてくれて良かった。
2023年11月23日 22:43
きっと、甘いタイプではない。それでもなぜだか奥のほうに隠した懐かしい匂いにつかまれてどうしようもなくまた、私はあなたを好きになる。今夜のおつまみは、届いたばかりのソール・ライターの写真集です。ただ好きで、ただただ好きで、撮り続けた風景。そんなソール・ライターの生き方に、嫉妬と恋心を足してぐるぐると混ぜたあと火にかけて、余計な水分を飛ばしたような気持ちがおなかの真ん中あたりでじ
2023年11月22日 22:50
いっつも窓の外ばかり眺めていたよね。雲? 鳥? 風?憧れていたのはなんだった?それで?中と外、どっちが自由だったの?
2023年11月19日 22:10
目だ。そうだ、目だ。好きになる時はだいたい、目だ。一重だとか二重だとか奥二重だとかはどうでもよくて、なぜだかその目から目が離せなくなるような、まるで磁力がはたらいているように…そんな時にうっかり恋に落ちるのだ。
2023年11月18日 22:32
ヒトに対する一目惚れはあんがい間違いやすい。モノに対する一目惚れはあんがいずっと好き。同じ目なのに、見ている何が違うのだろう。ヒトには勝手に何かを求めて、モノには何も求めていないのかもしれない。
2023年11月5日 20:59
ドカンと置いた大きな箱の中の、どこかでも見たような風景には安心して足を踏み入れるけれど、見慣れない風景は何がしたいのか理解してもらえるまでには少し時間がかかる。義務は果たしたとして、パチンと泡のように消えないで。