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#障害児育児
医者が女優だったら最強だ
2番目の子、ニンタが1歳で発作を起こしたとき、近所の総合病院で、てんかんが見つかった。担当してくれたのは、天海祐希のようなはっきりした目鼻立ちで、柔和な先生だった。仮に、天海先生と呼ばせてもらう。
天海先生は、「うちの病院には専門医が常勤していないから」と転院先を紹介してくれ、「大丈夫ですよ、お母さん心配しないで」となぐさめてくれた。初めて会った先生なのに、まるで長年通院した患者を見送るような、
「断られる」というダメージ
「断られる」ことが得意な人なんて、いるんだろうか。
私が若い時、就職活動で落ち続けたときはもちろんのこと、会社員となっても、取引先に「高いな~。無理無理」と言われただけでも「泥棒!」と言われたように落ち込んだし、婚活のようなものをしていた時期も、いつも自分が値踏みされているような感覚があって、アリかナシか判定されていることに(そして、たいていナシと判定されて)疲弊していた。
「断られる」たびに
オール1の成績表にある価値
障害のあるニンタは、公立の学校に通っているが、その半分くらいを障害や苦手なことがある子たちの集まる「支援級」で過ごす。今のところ、国語と算数は支援級。それ以外は普通級。その区分はその子その子で違って、普通級でついていけるようだったら、そっちでやりましょう、という感じ。
先日、諸般の事情で延期になっていた支援級の懇談会で、初めて成績表のことを説明された。
「今までは、支援級に在籍している生徒は、成
自分で自分を守るのは難しい
誰かにカチンとくることを言われた時、その場で言い返せなくて、家に帰ってから「あの時、ああ言い返してやればよかった」とギリギリ悔しい気持ちになる、ということがある。
そういう「攻撃と言う名の防御」を身につけるためには、今度同じようなことがあったら、こう言おう、ああ言おう、とシミュレーションして練習することに効果があって、そうやって悔しい思いをしながら、何度も繰り返しているうちに、少しずつ身につくら
マイノリティが投げる小石
テレビも宣伝も、配慮が必要な世の中だ。その渦中にいる、作る側の人が「昔は良かった」「いい時代だった」と言うことがある。そうなんだろうな、と思う。自分が面白いと思ったことを何も考えずに作れた方が、楽に決まっている。
私は何か活動したり発言したりして、世の中を変えた側ではない。誰かが汗水流して動いた結果、いつの間にかこういう時代になっていた。あ、そうか、それを嫌だって言っていいんだね、と気付いたら、