かおり

:*・゜書くことで ⁡優しいまま 強くなる 仕事も子育ても⁡ ⁡⁡手帳で整えて もっと…

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:*・゜書くことで ⁡優しいまま 強くなる 仕事も子育ても⁡ ⁡⁡手帳で整えて もっと理想の私へ🕊🌼*・.⁡ ⁡⁡ 書かないと忘れてしまう ドラマティックではないけれど 忘れたくない日々のキロク

記事一覧

しあわせについて

父の好きなもの、定番は だいたい決まっていた 好きな歌手 好きな服のブランド (それしか着なかった) いつも食べていたおつまみ 飲んでいたビールの銘柄 いつも見ていた…

かおり
1年前
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夢の中で

父に会えた 嬉しかった 声も聞けたし 体温も感じることができた 目覚めたら消えてしまった 悲しさで息が止まるほどで 朝から泣いてしまったけど 父は元気な頃の姿で 白…

かおり
1年前
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ビューティフルネーム

私の世代では 本当にありふれた、この名前を 私はとても気に入っていて 自分にピッタリの名前だと思っている 小学生の頃 自分の名前の由来を両親に聞くという 定番の宿題…

かおり
1年前
1

デイジー

あれから100日が過ぎる 今日も、お父さんに会いたい 満月を見ながら、露天風呂に入っていたら 久しぶりの独りの時間に 父との思い出を振り返って 涙が溢れて嗚咽が止まら…

かおり
1年前
2

時間とエネルギーの話

隣で眠るふたりの子供と主人を見て 寝息を聞いている時間が幸せだ 子供をもって 初めて知った怖さがある 子供がこの先、傷つくこと 万が一でも子供を失うこと いつかは子…

かおり
2年前
1

だいすちを記録する

朝起きて、幸せだと思う 夜寝る前に、今日も幸せだったと思う 今が本当に 人生のピークなのかもしれない 上の娘が舌足らずな話し方で ママ、だいすち、と 1日に何度も何…

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3年前
2

絶望的に眠たい夜のこと

右側に寝ている 次女のひんひーんというか細い鳴き声 もぞもぞと起きて 授乳クッションを腰に巻いて 次女を抱き上げ、乳を飲ませる んくっんくっと一生懸命に吸いつく次…

かおり
3年前
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しあわせについて

しあわせについて

父の好きなもの、定番は
だいたい決まっていた

好きな歌手
好きな服のブランド
(それしか着なかった)

いつも食べていたおつまみ
飲んでいたビールの銘柄
いつも見ていたテレビ番組

酔うとギターを取り出して弾いていた

仕事も趣味も
器用貧乏だと自他ともに認める
なんでもできる人だったのに

改めて考えると
とても一途な人だったんだと思う

70年の経験の中で
自分の好みをちゃんとわかっていて

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夢の中で

夢の中で

父に会えた
嬉しかった

声も聞けたし
体温も感じることができた

目覚めたら消えてしまった
悲しさで息が止まるほどで
朝から泣いてしまったけど

父は元気な頃の姿で
白と青のストライプの半袖シャツを着ていて
(よく着ていたやつ)

正面から抱きついて
「お父さん、会いたかったよ寂しかったよ」
「みんな寂しがってるよ」と伝えると

「わかってるち」
「俺だって会いたかったよ」と
少し拗ねたような、

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ビューティフルネーム

ビューティフルネーム

私の世代では
本当にありふれた、この名前を
私はとても気に入っていて
自分にピッタリの名前だと思っている

小学生の頃
自分の名前の由来を両親に聞くという
定番の宿題を出されたとき
(みんなあったよね?)

私の名前は
父が名付けたという話だったので
父に聞いてみたところ

人生に良い香りを織り込める子に
なってほしいと思ったんだよ、と
父は真面目な顔で応えてくれた

実は、数十年が経って
父が亡

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デイジー

デイジー

あれから100日が過ぎる
今日も、お父さんに会いたい

満月を見ながら、露天風呂に入っていたら
久しぶりの独りの時間に
父との思い出を振り返って

涙が溢れて嗚咽が止まらなかった
やっぱり
書かなければいけないと思った

それは父のためでもあるけど
私のために

忘れたくないから、もうひとつも

穏やかな笑顔を、くれた言葉を
きちんと愛されていたという事実

そしていつか私が
この世界からいなくな

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時間とエネルギーの話

隣で眠るふたりの子供と主人を見て
寝息を聞いている時間が幸せだ

子供をもって
初めて知った怖さがある

子供がこの先、傷つくこと
万が一でも子供を失うこと
いつかは子供をおいて逝くこと

寝顔を見ながら
考え出したらキリがない

怖さから逃れるため
寝ている子供をぎゅっと抱き締める

抱き締め返してくれる
暖かくてふわふわの手

安心して
微睡みながら
何度も考えたことを、また思う

この子たち

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だいすちを記録する

朝起きて、幸せだと思う
夜寝る前に、今日も幸せだったと思う

今が本当に
人生のピークなのかもしれない

上の娘が舌足らずな話し方で
ママ、だいすち、と
1日に何度も何度も言ってくれて

下の娘は私の顔を見るたび
ニコニコニコニコ笑ってくれる

この幸せを永久に保存したいと思う

人の感情は移り変わるものだし
形のあるものは、いつか消えるし

諸行無常

それでも

いつか
私が娘のことを憎らしく

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絶望的に眠たい夜のこと

右側に寝ている
次女のひんひーんというか細い鳴き声

もぞもぞと起きて
授乳クッションを腰に巻いて
次女を抱き上げ、乳を飲ませる

んくっんくっと一生懸命に吸いつく次女を
可愛いなぁ、と思う
眠気と闘いながらの午前3時

産後一ヶ月になる

2人目の産後は辛いよと
上の子のフォローもあるし
全然休めないんだからと

先輩たちに聞かされていたけれど
なんとかかんとか、やっている

2時間ごとに起きて

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