かおり

:*・゜書くことで ⁡優しいまま 強くなる 仕事も子育ても⁡ ⁡⁡手帳で整えて もっと…

かおり

:*・゜書くことで ⁡優しいまま 強くなる 仕事も子育ても⁡ ⁡⁡手帳で整えて もっと理想の私へ🕊🌼*・.⁡ ⁡⁡ 書かないと忘れてしまう ドラマティックではないけれど 忘れたくない日々のキロク

最近の記事

しあわせについて

父の好きなもの、定番は だいたい決まっていた 好きな歌手 好きな服のブランド (それしか着なかった) いつも食べていたおつまみ 飲んでいたビールの銘柄 いつも見ていたテレビ番組 酔うとギターを取り出して弾いていた 仕事も趣味も 器用貧乏だと自他ともに認める なんでもできる人だったのに 改めて考えると とても一途な人だったんだと思う 70年の経験の中で 自分の好みをちゃんとわかっていて 自分の機嫌を自分でとっていたんだね 今更ながら それが幸せに生きていく上で い

    • 夢の中で

      父に会えた 嬉しかった 声も聞けたし 体温も感じることができた 目覚めたら消えてしまった 悲しさで息が止まるほどで 朝から泣いてしまったけど 父は元気な頃の姿で 白と青のストライプの半袖シャツを着ていて (よく着ていたやつ) 正面から抱きついて 「お父さん、会いたかったよ寂しかったよ」 「みんな寂しがってるよ」と伝えると 「わかってるち」 「俺だって会いたかったよ」と 少し拗ねたような、はにかんだ笑顔で笑って 抱き締め返してくれた 本当に抱きしめてもらったのは い

      • ビューティフルネーム

        私の世代では 本当にありふれた、この名前を 私はとても気に入っていて 自分にピッタリの名前だと思っている 小学生の頃 自分の名前の由来を両親に聞くという 定番の宿題を出されたとき (みんなあったよね?) 私の名前は 父が名付けたという話だったので 父に聞いてみたところ 人生に良い香りを織り込める子に なってほしいと思ったんだよ、と 父は真面目な顔で応えてくれた 実は、数十年が経って 父が亡くなる数日前にも 同じように名前の由来を聞いてみたら まったく同じ返答だったのだ

        • デイジー

          あれから100日が過ぎる 今日も、お父さんに会いたい 満月を見ながら、露天風呂に入っていたら 久しぶりの独りの時間に 父との思い出を振り返って 涙が溢れて嗚咽が止まらなかった やっぱり 書かなければいけないと思った それは父のためでもあるけど 私のために 忘れたくないから、もうひとつも 穏やかな笑顔を、くれた言葉を きちんと愛されていたという事実 そしていつか私が この世界からいなくなる日が来ても 大切な娘たちが 自分たちの祖父を誇りに思えるように 私の世界で

        しあわせについて

          時間とエネルギーの話

          隣で眠るふたりの子供と主人を見て 寝息を聞いている時間が幸せだ 子供をもって 初めて知った怖さがある 子供がこの先、傷つくこと 万が一でも子供を失うこと いつかは子供をおいて逝くこと 寝顔を見ながら 考え出したらキリがない 怖さから逃れるため 寝ている子供をぎゅっと抱き締める 抱き締め返してくれる 暖かくてふわふわの手 安心して 微睡みながら 何度も考えたことを、また思う この子たちはいつも 100%の力で生きている 怖いことなんてなにもない 死なんて、まだわ

          時間とエネルギーの話

          だいすちを記録する

          朝起きて、幸せだと思う 夜寝る前に、今日も幸せだったと思う 今が本当に 人生のピークなのかもしれない 上の娘が舌足らずな話し方で ママ、だいすち、と 1日に何度も何度も言ってくれて 下の娘は私の顔を見るたび ニコニコニコニコ笑ってくれる この幸せを永久に保存したいと思う 人の感情は移り変わるものだし 形のあるものは、いつか消えるし 諸行無常 それでも いつか 私が娘のことを憎らしく思う日がきても 娘が私のことを大嫌いだと思う日がきても 今日 私が娘のことを心

          だいすちを記録する

          絶望的に眠たい夜のこと

          右側に寝ている 次女のひんひーんというか細い鳴き声 もぞもぞと起きて 授乳クッションを腰に巻いて 次女を抱き上げ、乳を飲ませる んくっんくっと一生懸命に吸いつく次女を 可愛いなぁ、と思う 眠気と闘いながらの午前3時 産後一ヶ月になる 2人目の産後は辛いよと 上の子のフォローもあるし 全然休めないんだからと 先輩たちに聞かされていたけれど なんとかかんとか、やっている 2時間ごとに起きての授乳も 3年前、長女のときに経験しているから しばらくしたら、少しずつ まと

          絶望的に眠たい夜のこと