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18 新学習指導要領における「知識」をどう捉えるか(その2)
前回の最後に、ベン図としてまとめましたが、知識については「曲想と音楽の構造」がポイントであることがお分かりいただけたと思います。ところで、学習指導要領における知識については、「知識の理解の質を更に高め」という言葉も出てきます。例えば、学習指導要領解説の「まえがき」には、以下のように書いてあります。
この言葉は、皆様よくご存じの「主体的・対話的で深い学び」と合せて使われます。具体的には、
という
17 新学習指導要領における「知識」をどう捉えるか(その1)
一般には、「技能教科」などと呼ばれることも多い音楽科・芸術科音楽。そんな音楽の学びにおける「知識」とは、どのようなものでしょうか?「知識」を評価する方法から逆算する形で、考えていきましょう。
こちらは、今年度、ある中学校の先生が作成した3年生の2学期の期末テストの一部です。こうしたペーパーテストは一般に、知識の習得状況を見取る方法として考えられています。
上の問題は、語群から選択肢を選び能の音
16 評価と指導の一体化?
「学びづくり」をテーマにしているのですが、子どもたちの学びの先にある評価について、少しだけ書いておきます(結果的に長くなったので、ご了承ください。)。
1.指導と評価の一体化ではないのか?はい、そうです。指導と評価の一体化が正しいです(島田が間違っておりました。でも、一応、意図があるのよ。)。
この「指導と評価の一体化」という言葉は、平成13年4月の文部科学省初等中等教育局長通知「(なんちゃら
13 探究するなら妄想力をつけろ!
「総合的な探究の時間」が始まって3年が経ちます。
「えっ?新しい学習指導要領の実施って令和4年度からじゃないの?」という方は、以下を確認してください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/__icsFiles/afieldfile/2018/09/04/1408758_004.pdf
総合的な探究の時間では、下図で表されるように、
とされ