Take

詩人ではありません、歌人でもありません。なんの実績もないただの社会人です。それでも楽し…

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詩人ではありません、歌人でもありません。なんの実績もないただの社会人です。それでも楽しみながら、日々、言葉に向き合う人ではありたい。詩を読む楽しさを書き手と受け手、両方の目線から伝えていきたいとおもっています。

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記事一覧

日々是好日

Take
2か月前
4

ブルーベリージュースとホエイプロテインの組み合わせによって起こる抗菌効果について

はじめに 気になった科学的根拠に基づいた健康情報を定期的にお送りするコーナーです。ダイエット、食事術、トレーニングを中心に書いていこうと思ってます。 そもそもの…

Take
10か月前
4

まったり猫さん

今回読ませて頂いた作品 本文テキスト 読解 ひらかれた字が、浮き雲のように柔和な質感を伝えてくる。随所に見えるダブルミーニングとしても活用されている仮名遣いが、…

Take
1年前
16

ヨシトさんの作品

今回読ませて頂いた作品 読解 クリスマスを待つ街並みがある。 ウスバカゲロウとは蜉蝣(ふよう)の一期。 つまり、短くはかない人生のたとえであり、その美しさと儚さを…

Take
1年前
9

久しぶりに詩を読んでみようのコーナー(仮)

Twitterで交流のあるフォロワーさんの詩作品をマイペースに読解してみます。後々noteのフォロワーさんの作品も読もうかな。

Take
1年前
2

銀雪

食品サンプルの一皿に 寒々しい冬の足音がきこえてくる せがまれて付けた こころぼそい電飾みたいな 申し訳程度の雪が陳列窓にも降り積っている ちかづいて見てみれば そ…

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1年前
6

白砂

くしけずる みずのおと まるみを帯びた指の骨 あらい終えた やわらかな濡れ髪を 撫でるように風がやさしく吹く ほそい畦道に稲が揺れている 九月、瑞穂の蒼い獣の背…

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1年前
13

詩日記 #4

雲のフラクタルが 複雑な気候の内情をえがいている 白いままの朝の麻布に 水をふくませ 昼のしずけさを心緒を解く 淡く透き通った水色から 往日の筆先にのこる藍に染まる…

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1年前
9

Error Coins 🍎

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1年前
3

最近のマロンさん

( ˙˘˙ )ウムウム。 勢いがあってたいへんよろしい。

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1年前
4

Porcelain

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1年前
6

詩日記 #3

Take
1年前
7

詩日記 #2

Take
1年前
5

詩日記 ♯1

Take
1年前
3

頭文字B

Take
1年前
3

雨後の鯨

Take
1年前
1
ブルーベリージュースとホエイプロテインの組み合わせによって起こる抗菌効果について

ブルーベリージュースとホエイプロテインの組み合わせによって起こる抗菌効果について

はじめに

気になった科学的根拠に基づいた健康情報を定期的にお送りするコーナーです。ダイエット、食事術、トレーニングを中心に書いていこうと思ってます。

そもそものブルーベリーの効果って?

ブルーベリーには、科学的な研究によって以下のような効果が示されています。

1.抗酸化作用:ブルーベリーには抗酸化物質が豊富に含まれていて、体内の活性酸素を中和し、細胞を酸化ストレスから保護する働きがあります

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まったり猫さん

今回読ませて頂いた作品

本文テキスト

読解

ひらかれた字が、浮き雲のように柔和な質感を伝えてくる。随所に見えるダブルミーニングとしても活用されている仮名遣いが、枝分かれしつつも縒りあわされていく。

綿毛のような、吹けばふわりとどこまでも風に乗って飛んでいきそうな空中や胸中に漂うもの。実態のない霊的なものや、陽だまりに泳ぐ塵埃。ひっそりとした孤愁に浮揚し思い出させる記憶が感じ取れる。

ふわ

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ヨシトさんの作品

今回読ませて頂いた作品

読解

クリスマスを待つ街並みがある。

ウスバカゲロウとは蜉蝣(ふよう)の一期。
つまり、短くはかない人生のたとえであり、その美しさと儚さを含む虫の翅に、一日限りの太陽の新生を祝う冬至祭と、薄く淡い光を灯すステンドグラスのような光の透過を見ている。

影絵からは人形劇のような幼さと可愛らしさが感じられる「星が降りてくる」からは、ツリーの飾りや、雪が舞い降りてきらきらと輝

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久しぶりに詩を読んでみようのコーナー(仮)

Twitterで交流のあるフォロワーさんの詩作品をマイペースに読解してみます。後々noteのフォロワーさんの作品も読もうかな。

銀雪

銀雪

食品サンプルの一皿に
寒々しい冬の足音がきこえてくる

せがまれて付けた
こころぼそい電飾みたいな
申し訳程度の雪が陳列窓にも降り積っている

ちかづいて見てみれば
それはただの極細な糸にすぎないが
どこか温もり感じさせるような綿雪だ
蓮華のうえの雪だるまも不敵に笑う

小春日和の名残りが雲の隙間からのぞき
月光の残り火がちいさく鈴をならす

どうやら、中華料理屋にもクリスマスがくるらしい
どうや

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白砂

白砂

くしけずる
みずのおと

まるみを帯びた指の骨

あらい終えた
やわらかな濡れ髪を
撫でるように風がやさしく吹く

ほそい畦道に稲が揺れている

九月、瑞穂の蒼い獣の背に
仙界の煙霧を夢にみていた

十月、塵芥を拾い
刈り取られた命の航跡を素足で確かめた

数えきれない年月の経過
抱えきれないかなしみの棘

ふみしめられた季節の数だけ
流れおちた大粒の雫が
地図に目印をつけていく

迷わない

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詩日記 #4

詩日記 #4

雲のフラクタルが
複雑な気候の内情をえがいている

白いままの朝の麻布に
水をふくませ
昼のしずけさを心緒を解く

淡く透き通った水色から
往日の筆先にのこる藍に染まる空に

方今の鐘が鳴る

眼で追うことのない暗闇から
今日はなにがとどいているのだろう