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私の核となりそうなもの

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#エッセイ

私は男性になりたいという気持ちと決別し、女性にならなくてはという気持ちとも離れて、歩き始めた。

私は男性になりたいという気持ちと決別し、女性にならなくてはという気持ちとも離れて、歩き始めた。

毎日のnote投稿をはじめて100日が経った。100日目には私のジェンダーに向き合おうと思っていたから、とりあえずその日まで来れてよかった。

私は今まで生きてきて自分の性別を本当に良く悩んだ。自分が男性なのか女性なのか本気で分からなくなったこともあるし、男性として扱われたかったこともある。それでも近年は振り返ってみれば、なんとなく私は女性だろうなと思うようになっていた。



小学生の頃には、

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私という存在はどうでもいいけれど、私は私が見た話をしたい

私という存在はどうでもいいけれど、私は私が見た話をしたい

初めて短編小説を書いた時がいつだったのか覚えてはいないが、課題として小説を出したのは中学生の頃だった。景色が見えなくて、何度も何度も書いているうちに、視点が混濁して、一部死者視点のまま課題を出した。恥ずかしいことに今も現物が手元にある。

私という一人称が幼い頃からあまりにも俯瞰で物を見すぎていたために、どこが一人称なのか他人との境目が分からなかったという方が正しいのかもしれない。

私の根幹は人

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あなたの娘の自信は、社会が奪ったといっても過言ではない。

あなたの娘の自信は、社会が奪ったといっても過言ではない。

「お前は優秀なのに、自信がなさすぎる」

私の父が今の私によく言う言葉だ。知識を覚えるような勉強は全然できなくて、受験戦争にたえうる身体もないのだけれど、地頭の良さというか一を聞いて十を知るみたいな理解力を父なりに表わした結果がこうなのだと思う。



幼い頃は決して自信のない子供ではなかった。何でもやりたいことをやらせてもらったように思っているし、自分から進んで前に立ちたがる目立ちたがりの子供

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