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2024年6月の記事一覧

会いたくて (詩)

会いたくて (詩)

あなたさえいてくれたら
あなたさえ、生きていてくれたなら
1日に何度もそう思う

だから、
あなたがかつて住んでいた街を通り過ぎると
不意にあなたが現われるような錯覚に陥る
でも、そんなことある訳ないよね

肉体を脱ぎ捨てたあなたに
会う方法があったら知りたい
たった一度でもいいから

諦念 (詩)

諦念 (詩)

悲しみが消える場所があるとしたら
それはキミの腕の中

だけどキミを失った今
そんな場所は、もうどこにもない
世界中どこに行ったって
悲しみが溢れている
切ないね

もう笑うことも忘れてしまった
生まれてきた理由も
生まれた時点で忘れてしまった

そろそろ1人で生きていく覚悟を
決める時がやってきたようだね

夢 (詩)

夢 (詩)

あなたの夢を見た
生きてたのね

なぜ、音信不通にしてたのかしら
私のこと、忘れた?

ごめんねと謝るあなた
抱き締められたら
理由なんかどうでもよくなった
あなたさえ、いてくれたら
あとは何もいらない
もう、離れないで
どこにも行かないで…

やがて、ゆっくり覚醒し
現実に引き戻される
今のは夢で、あなたが既に死んでるのを再確認する
目覚めた私の胸を絶望が満たす

かえって夢なんか見たくなかった

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