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Chat GPTの勃興

現役大学生が考える"Open AI"の持つ影響力

記念すべき初投稿で扱うニュースはこれだ!と決めていたものがある。
世間を賑わしている"Chat GPT" 
今回はこの革新的かつ、これまでの生活を一変させる性能を持ち得るアプリに対して持つ私の意見を述べたい。

最近何かと話題の"Chat GPT" って?

私が彼女(対話形式のアプリの為、既に親近感が湧いている)に何かキャッチフレーズを付けるならば「進化版赤ペン先生」だろうか。

大学生の私にとって、幼い頃の先生は2人いた。
・学校の先生
・赤ペン先生(ベネッセ)である。
毎月教材や確認テストが送られてくる。それに回答、送付すると
どこの誰かもわからない「赤ペン先生」が丸つけをし、一言「愛」のあるメッセージを添えて返信してくれる仕組みだ。

現代人にとって最も影響を与え得る"Chat GPT"も赤ペン先生と何か共通点はないだろうか。
勿論、インターネットの発展により、過去よりもタイムリーな形で、我々の抱く疑問に対しての回答が得られるようになった。
しかし、根幹の部分である仕組みに目を向けると似ている部分がある。

「天才的残業者」

ベネッセの幼児教育制度の一つである「赤ペン先生」
私が受講していた当時、学習に対する疑問点から日常的な質問まで幅広くテストのコメント欄に記入することができた。
それは学習に対することは勿論、時には学生生活での悩みなど
顔の見えない相手だからこそできる質問があったものだ。

”Chat GPT" にできることを考えた時、真っ先に思い浮かぶのは

・文章の添削、校正
・文章や概念の要約
・壁打ち、ブレインストーミング
・リサーチ、論点の洗い出し
・アイデアの提案

https://sogyotecho.jp/gpt-4/
Chat(チャット)GPTのGPT-4はGPT-3と違い、格段に性能が向上!何ができるのか解説

これらの詳しい説明は上記リンクから、創業手帳さんのサイトで確認して頂きたい。

誰しもがパソコンやスマートフォンを手軽に使えるようになった今
「赤ペン先生」の役割が画面上の「人物(らしきもの)」に移り
文章の添削や要約、新たなアイデア(主に学習法)の創出をリアルタイムに行ってくれるようになった。
では我々大学生に与える影響は何が考えられるのだろうか?

「学習法」だけではない変化

今回、私が紹介したい記事は「チャットGPT 私の仕事を奪うのか」だ。
WSJを購読している人なら一度は目を通したかもしれない人気の記事である。
「高給取りの大卒専門職の人的資本を直撃する」
最も影響を受ける職業は、数学者、通訳、ウェブデザイナーなどだった。
この記事で私が気になった二文である。

私のような大学生の多くは、このアプリの出現・発展に歓喜している。
英語学習等の以前は一方向的な学習機会しか提供されていなかった分野で24時間常に双方向的な学習を得られることについては、若者の学習時間を確保し、更なる人材育成にも寄与するだろう。

他にも、多大なる時間をかけてリサーチからライティングを行ってきた「レポート課題」は、アプリに数行投げかけるだけで、瞬時に最もらしい文章を生成してくれる。
今後は、どのレポートが自力によって作成されたのかを判断するAIも大学教授によって開発される可能性だってある。(私が思う適切な使い方は Chat GPT” と自身のこれまでの経験を元にした知識の融合によって作成する方法)

しかし学生だからこそ危惧しなければならない問題もある。
我々の多くは(日本の現状)大学を卒業後、自らのキャリアを「就職」という形で実現していく。
昨今は「銀行の衰退」や「コンサルティング業界の需要」等、様々な要因から就活生の企業選びの軸・基準が変化している。

こうした「就活市場」に AI技術の進化は大きな力を持っているのではないだろうか。
先程「私の気になった文章」として引用したが
これまでのAIはブルーカラー労働者のルーティンワークを効率化し、多くの人々の職を奪った。
今度は「効率化」だけではなくAIが自らの頭・脳(のようなもの)を持ち、それをフル回転させ、我々人類よりも最適解を最も効率的に生み出せるのである。
したがって「生産性効果」に目を向けると
・所要時間
・平均成績共にAIを活用した後の方が好成績であることが証明されている。

どこで働くのか? 大学生活を振り返る

就職活動は主に大学3回生から4回生だが、彼らも既に20年以上生きてきている。
急激にAIの発展が顕著になり、これまでの人生で専門とし、自身の職として更に高みを目指したい人にとっては大きなダメージのあるニュースだろう。
巷では、ライターやデザイナー、通訳者といった職業は「消失する」と報道され、彼らを雇う企業としても年中無休で文句も言わず勤勉に働くAIに投資をしたくなる気持ちも理解できる。

「何を自身の専門・強み」とするのかは全てこれまでの人生とマッチして構成されてきたものだろう。

幼い頃の夢がAIによって奪われる人の気持ちを考えてみてほしい。
必死に磨いた自身の腕や技術が一瞬にして追い越される人の気持ちを想像してほしい。

少しでも人間に優しい
AIと人類が分け隔てなく、互いの弱みを補完できる関係性の世界の実現を本気で望んでいる。


今回の引用文献・サイト


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