小田部奎介

大学生

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記事一覧

”同じ季節は二度と来ない”22度目の春

ファインダーを覗き込んだ21歳の春 2024年4月 年を書く時2024と書くのに慣れないままもうすぐ今年の1/3が過ぎ去ろうとしている。 今年の春は、キャンパス内の桜の写真を撮…

小田部奎介
5か月前
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春という季節

最近の外はすっかり春らしく。 『四季がある』というだけで日本という国に生まれて良かったと思う。 花粉は相変わらず厳しいけど 春は、暖かくて、綺麗で、一見明るくて活…

小田部奎介
6か月前
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記憶と音楽に対する持論

音楽の自己紹介 音楽は割と広く聴く。広く浅くだと思われるのが悔しいのであまり言わないがクラシックもEDMもロックもヒップホップも懐メロもカントリーも演歌も好きだ、…

小田部奎介
7か月前
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風と桶屋

風が吹けば桶屋が儲かる この前バイト(塾講師)の中学生の授業で「風が吹けば桶屋が儲かる」の説明をした。 意味は思いもよらない因果関係のこと。 自分も中3の時「風が吹…

小田部奎介
8か月前
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「初一人旅で感じた、人の素晴らしさ」

こんばんは。 最近は何を着ていても寒いので暖かいころのことを書こうと思います。 いつか書こうと思っていた、この夏経験した旅についてです。 二十歳の夏、初海外へきっ…

小田部奎介
9か月前
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「花火の凄さについて」

花火がああだこうだ ゆらゆらと揺れる電球に羽虫が集まっていたのでそれを避ける様に腰をかがめた。電球の赤でも黄色でもない光が僕達の顔をじりじりと照らす。すると空に…

小田部奎介
9か月前
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「最近考えた『文化』のこと」

最近考えたこと 「伝統や文化の継承」 ニュースでも講義でも何度も向き合うことが多かったこの話題。自分とは無縁の話だと思っていましたが、少し身近に感じたことがあっ…

小田部奎介
9か月前
1

「夏」

夏 18時 夏18時。 夏のこの時間帯は知らない記憶が、脳の自分が把握していないような域から引き出されてきそうな錯覚に陥る。夏の夕焼けは、強烈で。世界の終りのような…

2

「受験とは」

もし私が父親になったら 受験期の息子や娘には 鉛筆を買ってやりなさい あまり声はかけなくていい もし挫けそうになっていたら最後にはきっと上がるからと言い聞かせてあげ…

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「大学二年生、夏」

やりたいこと 大学二年生。十九歳。夏。 もうすぐ夏休み。 夢とか目標とかみんなが思い描くキラキラしたようなものも見つからずのまま夏休み迎えようとしている。 大学は…

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”同じ季節は二度と来ない”22度目の春

”同じ季節は二度と来ない”22度目の春

ファインダーを覗き込んだ21歳の春

2024年4月
年を書く時2024と書くのに慣れないままもうすぐ今年の1/3が過ぎ去ろうとしている。
今年の春は、キャンパス内の桜の写真を撮るのに夢中になっている。
カメラの性能や使い方、特徴も理解しないままシャッターを切り続けていた。
ちなみに『シャッターを切る』という言葉は、なぜ『切る』なのか曖昧らしい。曖昧とか答えがないぼんやりしたものは自分で答えを想像

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春という季節

春という季節

最近の外はすっかり春らしく。
『四季がある』というだけで日本という国に生まれて良かったと思う。
花粉は相変わらず厳しいけど

春は、暖かくて、綺麗で、一見明るくて活気に溢れているようで、切なさとかちょっとした苦さを含んでいる気がします。
それは、春は別れの季節でもあるから。

iPodで聴いた平成の音楽

これは、自分が中学3年生の時の話である。
中学生の頃の自分はスマホやパソコンを持つ権利は無く

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記憶と音楽に対する持論

記憶と音楽に対する持論

音楽の自己紹介

音楽は割と広く聴く。広く浅くだと思われるのが悔しいのであまり言わないがクラシックもEDMもロックもヒップホップも懐メロもカントリーも演歌も好きだ、時代や土地に特にこだわりはない。好きになるポイントも色々な気がする。歌詞・メロディも勿論気になるし、その曲・アーティストのバックグラウンドで好きになる時もある。なんなら洋楽で歌詞の意味1つも分からずメロディーが好きで和訳を調べたら浮気を

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風と桶屋

風と桶屋

風が吹けば桶屋が儲かる

この前バイト(塾講師)の中学生の授業で「風が吹けば桶屋が儲かる」の説明をした。
意味は思いもよらない因果関係のこと。
自分も中3の時「風が吹けば桶屋が儲かる」の話を塾の先生に教えてもらって面白いなと思っていたので詳しく覚えていた。

流れとしては、
①風が吹くと土埃が舞い、目が見えない人が増える。
②昔、目が見えない人は三味線の演奏や指導を生業としていたため三味線の需要が

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「初一人旅で感じた、人の素晴らしさ」

「初一人旅で感じた、人の素晴らしさ」

こんばんは。
最近は何を着ていても寒いので暖かいころのことを書こうと思います。
いつか書こうと思っていた、この夏経験した旅についてです。

二十歳の夏、初海外へきっかけはド深夜の焦り

大学三年生の夏、さすがに就職について本気で考えなきゃなと思った私は、色々悩み迷いながらもほぼ毎日首にネクタイを締めてインターンや就活イベントに積極的に参加していました。

そして、就活を進めていく中であることに気づ

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「花火の凄さについて」

「花火の凄さについて」

花火がああだこうだ

ゆらゆらと揺れる電球に羽虫が集まっていたのでそれを避ける様に腰をかがめた。電球の赤でも黄色でもない光が僕達の顔をじりじりと照らす。すると空に何かが光ったのでうねるように動いていた人波もふと動きを止めた。さっきまでの僕らを包んでしまいそうだった黒い空間はそこにはなくて、途方もなく大きな花が開いていた。子供の声やシャッターの音が聞こえたがそれをかき消すように、ドンッと重い音が僕の

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 「最近考えた『文化』のこと」

「最近考えた『文化』のこと」

最近考えたこと

「伝統や文化の継承」
ニュースでも講義でも何度も向き合うことが多かったこの話題。自分とは無縁の話だと思っていましたが、少し身近に感じたことがあったので今日はそれについて書いてみようかなと思います。

幼少期大好きだった親戚の集まり

これは少し悲しいけれど、現在ではなく自分が小さいころの話です。
自分の母方の実家では、毎年のように20~30人くらいの親戚で集まりクリスマスパーティ

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「夏」

「夏」

夏 18時

夏18時。
夏のこの時間帯は知らない記憶が、脳の自分が把握していないような域から引き出されてきそうな錯覚に陥る。夏の夕焼けは、強烈で。世界の終りのような感じがして好きだ。変に涼しい風が吹いて背中を押される。どこか遠くで小学生の声がするし、制服のズボンの長い裾を無理やりまくりあげた高校生たちは自転車で並進している。「どうせ」とかあの頃は言わなかったと昔を懐かしんでしまう。
最近は「ガク

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「受験とは」

「受験とは」

もし私が父親になったら
受験期の息子や娘には
鉛筆を買ってやりなさい
あまり声はかけなくていい
もし挫けそうになっていたら最後にはきっと上がるからと言い聞かせてあげてください
塾や学校の送迎などは惜しまずやってあげてください
カロリーメイトのCMやビリギャルも見せてあげてください
精一杯信じてあげてください

今日の朝冷たい空気の中頬を赤くした制服姿の受験生とすれ違った。
2年前の今日は僕もその場

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「大学二年生、夏」

「大学二年生、夏」

やりたいこと

大学二年生。十九歳。夏。
もうすぐ夏休み。
夢とか目標とかみんなが思い描くキラキラしたようなものも見つからずのまま夏休み迎えようとしている。

大学は自由だ、と最近本当に思う。

例え話は苦手だけど「防災の川柳」と「なんでも良いから川柳」のどっちかが宿題だったら「防災の川柳」の方を選ぶ。そっちの方が簡単に感じる気がする。

大学は自由。サークルや部活を選ぶのも、友達を選ぶのも、授業

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