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もしも、プーさんがディズニー映画でなかったら

前回のプーさんの映画についての記事はこちら。



今回は、前回の映画の内容を踏まえて、「もしもプーさんがディズニー映画でなかったら」をお送りします。

映画では、クリストファーやプーさんたちが、実際の人物とCGを用いていることから、現実的な秒描写かつファンタジー的な要素があります。しかし、私が考えるディズニー映画でない「架空」の物語では、それの要素は残しつつも「絆」を絶つ要素、すなわち「別れ」が存在します。それは、以下の二つが考えられます。



①クリストファーロビンと妻は離婚する

今回の映画では、クリストファーが仕事で忙し過ぎて、家族との時間が取れていませんでした。そのため、彼と家族の間に溝ができてしまいました。
しかし、ディズニー映画であり、子供が観ることを考えると、離婚はあまり描写しないのではないかと思います。そのため、最終的に家族関係が再び修復し、絆がテーマの感動作品になっています。

もしこれがディズニー映画でないなら、そのまま妻は怒り、家を出ていったでしょう。誰もいなくなった沈黙の家で、クリストファーが両手で顔を隠し後悔する姿が見えます。


②独身に戻ったクリストファーは、その後、仕事を退職し森で暮らす

クリストファーは離婚し、独り身になった後の話です。彼は仕事を退職、プーさんたちのいる100エーカーの森へと帰ります。
その頃には、彼も白髪、白ひげのおじいさん。白いTシャツに、サロペット姿で、森の中にある木のベンチに、プーさんと座っているのが見えます。
彼らは、森で共に過ごした少年時代、クリストファーのロンドンでの仕事や家族との生活をしみじみと振り返ります。そして、どんな時も、クリストファーとプーさんはかけがえのないパートナーなんだと再び認識するのです。

しかし、ある日クリストファーは突然の病におかされます。森の動物たちは、森にある木の実や薬草で必死で看護するも力尽きてしまいます。そしてクリストファーは、涙する仲間に看取られながら、静かに森の土へと還るのです。

子供が観ることが多いと予想されるディズニー映画では、観ていて感動する、うれしくなるような、そんな主人公の「ハッピーエンド」が多いと思われます。しかし、もし今回のプーさんの映画がディズニー映画でないなら、哀愁を帯びた主人公の死で終わることもあり得るのではないでしょうか。


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