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すこし恥ずかしいですが、本を紹介します。


みなさん

こんにちは!

本日は、いかがお過ごしでしょうか?


わたしは、明日2回目のワクチン接種があるので、
その前に、記事をアップしようと思い、
今文字をかきかきしております!


今回は前回に引き続きまして、
接続されたデレラさんに
いただいたテーマの後半、

印象的だった小説など、
本の紹介編

をお送りいたします♪



今回は、3冊ご紹介しようと思います!

印象に残ったことを
かい摘んで書いていきます!

ネタバレしてしまっていたら
大変申し訳ないです、、、。


それでは、レッツゴーです!!




ドキドキ。。。



◇◇◇

①『ダリウスは今日も生きづらい』
 /アディーブ・コラーム

→ジャンル:小説

イラン出身の母と白人の父を持つ、
ペルシア系アメリカ人のダリウス。

家でも学校でも疎外感を覚える彼は、
母の故郷イランのヤズドで
ソフラーブという少年に出会い、、、。

民族、人種、性的志向、うつ病、
多重アイデンティティに悩む16歳の青春物語。


○印象的だったポイント
・イランの文化。
 >お茶の文化が根付いている。
 >家族思いで情に厚い。
 >比較的男性優位の社会。

・多重アイデンティティを
 持ち合わせた主人公の立場。
 >こころの拠り所や居場所について
  考えさせられる。

・父と息子の親子関係の描写。

・人物説明ページあり
 >誰が誰だかわからなくならず、
  わかりやすい。



✳︎初めてこの本のタイトルを見た時、
 正直重たい内容なのかなと思ったけれど、
 とてもこころ温まる物語で、
 最後には涙が流れた。

 父と息子(主人公)の
 関係性の中にある「期待」は、
 今まで女性であるわたしには、
 理解し得なかった観点で、
 そのような意味でも
 学び多き1冊だった。

 わたしとは何であるかを問う
 強いアイデンティティが、
 複数存在することで揺れる主人公の心情に、
 こころを奪われた。

 知らなかったイランの文化について
 小説を通して知ることで、
 現地の生活に近い感覚で
 文化に触れられたのかもしれない。



②すべての、白いものたちの/ハン・ガン

→ジャンル:心理フィクション

おくるみ、うぶぎ、しお、ゆき、こおりなど、
白いものに刻まれた命の記憶。


○印象的だったポイント
・白色の中に見出される生死観。

・本の紙へのこだわり。
 >さまざまな白の紙を使用。

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・読み進めるごとに冴えてゆく冷たい感覚。


✳︎この本に関しては、もう上手く形容できない。
 そのくらいに抽象的で、
 非常に白の美しさを感じた。
 その美しさは、
 哀しみによってもたらされるのだと思う。

 生まれた時から、
 生と死を背負う作者の生きる感覚は、
 終始わたしの背中に冷たい風を吹かせた。

 この本は、さまざまな白の紙で製本されており
 とてもこだわりを感じる。

 カフェで出会った運命的な1冊。



③すばらしい新世界/オルダス・ハクスリー

→ディストピア・SF小説

すべてを破壊した〝九年戦争〟の終結後に、
暴力を排除し、共生・個性・安定を
スローガンとする
清潔で文明的な世界が形成された。

人間は受精卵の段階から選別され、
5つの階級に分けられて徹底的に
管理・区別されていた。

この美しい世界で
孤独をかこっていた青年バーナードは、
休暇で出かけた保護区で野人ジョンに出会う。


○印象的だったポイント
・90年前に書かれた小説だとは思えないくらい
 の新鮮さ。

・「自由とは何か」という示唆。

・ストーリーの中で
 垣間見える社会問題。
 >社会的構造、人権・差別、性的役割


✳︎初めて読んだディストピア小説。
 結末が破壊的で、
 未だ掴みきれないところもまた面白い。

 知らないことが自由に繋がるかもしれない
 そんなことを思いつつも、
 知らない、考えないという行為は、
 人間らしさの放棄に値するとも思える。

 けれど、
 考える力を駆使して、
 人は幸せになれるのだろうか。

 90年前に書かれたこの小説は、
 人間の「愚かさ」をも
 揶揄しているような気がする。



◇◇◇

この度は、3冊ご紹介してみましたが、
いかがでしたでしょうか。


本を紹介するのは、
こころをすべて見られているかのようで
なんだか恥ずかしいですね!



記事を書きながら、
わたしは、下記のような観点で
本を面白いと思うことに気が付きました!


・知識を得ることができ、学びが多い。
・自分の知らない新たな世界を見せてくれる。


そのため、
こころの沁みる情景が描かれていたり、
とても共感できる小説よりも、

すこし斬新で独特な視点で書かれている本や
新たな文化を知ることができる本が
好きみたいです!


◇◇◇

今回は、前回に続き、
接続されたデレラさんにいただいたテーマにて
記事を書いてみました♡

デレラさん!!
初めての本紹介の機会をいただき
誠にありがとうございます♪


デレラさんは、あらゆる抽象的な物事について
哲学の視点で、構造分析をされていて、
いつもデレラさんの記事に、脱帽しております🙈


わたし自身、哲学はすべての物事の始まり、
かつ、興味関心の起点となる分野だと
考えているくらいに、
重要な学問だと思っています。


デレラさんの記事は、本当に興味深くて
いつも読み入ってしまいます!

こんな考え方もあるんだ〜と思いながら、
学びを得られたという充実感にも浸っています!


最近の記事の中で、
デレラさんは、興味深い視点で「自己」について
語られています!!
是非是非、読んでみてください♡



◇◇◇


みなさん、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!!



本日が、
みなさんにとって、
小さな輝きで満たされる日と
なりますように🌜



※イラストは、
むふむふともくもくのことさんより
お借りいたしました♡
柔らかな色合いの素敵なイラストを
ありがとうございます!



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