トラブルと戦争の《沖縄旅行日記》その24
1月1日(日)沖縄最終日 最後に海軍司令部壕を見て帰ろう
残念ながら、今日で沖縄旅行はおしまいです。朝は、ホテルに敬意を払って(本当は、色々行ってみて外の店が正月で閉まっているのが嫌で)、ホテルのパンを買って食べることにしました。EM商品(なんのことか全然分かりませんが)を使って、体に良さそうなパンがたくさんあります。私はシンプルなクロワッサンとコーンとベーコンのパンを買いました。コーヒーは、家から持ってきたドトールコーヒを入れました。
飛行機の便は、午後2時だから、朝から何処か1箇所位だったら見に行けそうです。その時、レンタカー屋さんでもらった割引券のことを思い出した。グローブボックスを探してみたら、ガイドブックの間から出てきましました。
DMMかりゆし水族館など20箇所ほど載っていましたが「沖縄旧海軍司令部壕」跡というが面白そうに思えました。この旅は戦争遺跡を見る旅でもあるので、ちょうどいいかもしれなません。場所もレンタカー屋さんや那覇空港に近いのもいい条件です。ここに決めました。
行ってみたらびっくりしました。戦争の恐ろしさがよく学べるところだったのです。一般公開が始まったのは1970年で、まだ一部約350メートルしか公開していませんが、順次公開場所を広げると書いてありました(また、来ないといけないかも)。いわゆる、山を掘って地下に作られた司令部だったようです(そんなのが、あったのだ。初めて聞いた)。
歩いているだけで、戦争当時のような重たい気分になりました。悲しみが漂っているような、感じもしました。兵士が手りゅう弾で自決した際の、破片の跡などが生々しく残っていました。
ここも平和教育するために、修学旅行の時には必ず訪れて欲しいところだと思いました(ここにも東大阪の中学校は、来ていた。いいぞ!!)。
心配性の私は飛行機に乗り遅れるのが嫌で、ちょっと早目ですがレンタカーをレンタカー屋さんに返して、那覇空港まで送迎バスで送ってもらいました。
「このヤリスは新車(1万キロも走っていない)だが、ハンドブレーキがかなり緩んでいて、引くのに苦労した」とクレームをつけましたが「はぁ」と軽く流されてしまいました(レンタカー屋さんに、車を返すまで所要時間5分だったのは、早く終わってよかったが…)。
空港では、チケットも荷物の依頼も全部機械のQRコードで済んでしまいました。キャビンアテンダントは、将来なくなる仕事の一つだなと実感しました(おしぼりと飲み物は、ロボットかアンドロイドが運んでくるのでしょう)。
タリーズコーヒー 那覇空港店で、ロイヤルミルクティーを飲んでいる間に、搭乗時間になり(帰りは、何らかの事情で遅れるということがなかった)無事、出発しました。
帰りは、追い風だったようで15分ほど早く伊丹に着いたて喜んでいたら、着陸停止してボーディングブリッジを接続した瞬間に飛行機が大きく揺れました。なにか、飛行機にぶつかったのかと思うくらい揺れたのでびっくりしました。飛行機内で少し、悲鳴も上がりました。ガチャという嫌な音も聞こえたように思います。その時、放送が、始まりました。
「只今、北陸の方で地震があり、その余波でボーディングブリッジが外れ
てしまいました。もう一度、ボーディングブリッジを設置しますので、
15分程席に座ったままお待ち下さい。」
その時は「何だ地震か、大きな事故でなくてよかった」と思いましたが、後で分かったことですが石川県を襲った大地震だったのです。「何だ地震か」は、知らないこととは言え失礼なことを思ってしまいまた。その待ち時間に、沖縄仕様の夏服から大阪仕様の冬服に着替えました。ちょうど時間ができて、良かったです。
さぁ、急いで帰って風呂に入って「やっぱり我が家一番」をやろうと思って、モノレールの駅に行くと大勢の人が屯しています。どうやら、地震のためにレール点検でモノレールが止まっているようです。
近くの駅員さんに聞くと「点検終了次第動きますが、まだ、いつになるか分かりません」と言われました。駅のホームは、風が吹いて寒い(大阪が冬で寒いのを忘れていた)ので、仕方なく空港に引っ返して、晩ごはんを食べることにしました。
伊丹空港で食べる御飯は、いつも決めています。「黒門まぐろのエン時 」(今は、「まぐろ屋ゑびす」になってますが)で中トロ鉄火丼を食べることにしています。運のいいことに、席が空いていたのでそこで1時間ほど掛けて、ゆっくり中トロ鉄火丼をビールと共に頂きました(ビールは、なんとサッポロ赤ラベルがありました)。
その後モノレールに行ってみると、運行が再開していて無事家路につくことができました。家に帰って、お風呂に入りながら「我が家が一番」やったのは、もちろんのことです。
トラブルと戦争の《沖縄旅行日記》終了です!!ご愛読、ありがとうございました。
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