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育て直し 1986年 6ヶ月 4月3日(木) 赤ちゃんは、手が使いたいので、いろいろなものを『叩く』

【日記】
 何が切っ掛けか分からないが、「叩く」ということを覚えてものを叩き初めた。やたら、いろいろなものを叩く。① 人を叩いたり、紙やおもちゃを叩いたりする。遊んでいるのか、何か意味があるのか?分かりにくい。

 遊びで「カミカミするぞ」と言って、尻や腕に噛み付いてあげたら大喜びした。可愛いから、更に噛んであげた。そう言えば、ネコとかもネコどおしで噛合しているのを見たことがある。でも、こんなことしてたら、今度はやたら噛み付くようになるかも…。②

こんな「おもちゃも」ありま。

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【解説】①
 この時期の赤ちゃんは、切っ掛けがなくても「叩く」行為自体を面白がってやるようになります。それは、手や目のコントロールが発達してきて手を思い通りに動かして、思い通りのところに振り下ろせるようになったことが楽しいからです。発達の成果を試したいのです。
 そのことに大人がその場その場でそれぞれの反応すると「叩く」ことに、いろいろと意味がついていきます。それが、やがて言葉に繋がっていきます。
 絶対やってはいけないことは、「叩く」ことを止めることです。「叩く」という楽しいことをすると、親が怒って止めてくれる。それが「楽しい正しい反応」だと学ぶからです。それは、やがて『叩いて怒らせ遊び』なっていきます。
 だから、「想像」「共感」で「叩く」ことに、良い意味を持たせるようにしましょう。その後に、更に「覚えて」を使って言語化していくのです。
例をあげておきます。

     人を叩く…「遊んで欲しの?」
          「抱っこして欲しくて、呼んだの?」
          「楽しいねって、いいたいの?」
     紙を叩く…「これ何って、聞いているの?」
          「いい音するねって、言いたいの?」
          「もっと、紙が欲しいの?」
  おもちゃを叩く…「このおもちゃは、面白くないの?」
          「叩くおもちゃ(太鼓)が、欲しいの?」
          「このおもちゃを、動かして欲しいの?」

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これが、遊びにならないように!

【解説】②
 覚えてしまったあとで禁止するようなことを、赤ちゃんに教えてはいけません。「将来、どんどんやって欲しいことを教えよう」ということを目標に遊んでください。

 「絵本を読んで、楽しませてあげた」としましょう。将来「絵本を読んで」と何度も要求されるようになるだけで、それで困ることはありません。逆に、嬉しいことではないでしょうか。しかし「噛む」ことで楽しませてあげたとしたらどう出よう。将来「どんどん噛んで」と何度も要求されて困ってしまい、悩み事になります。

「将来、どんどんやって欲しいことを教えよう」と言う基準で、子育てを考えましょう。

ママ、また、絵本読んでよ!


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