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育て直し 1985年 10月17日(木) ウンチ爆発、メガネ直撃

【日記】
 今日の梓は便秘気味で、なかなかウンチが出ない。お腹が張ってきて、パンパンになってきた。しかたなく、綿棒で浣腸することにした。助産婦(現在は助産師)である久美子の知識だ。薬を使うよりは、癖にならないいい方法だそうだ。妻が助産婦なのはありがたい。聞きたいことが、すぐ聞ける。
 とは言っても、浣腸など私にはできそうもないので、久美子のやってもらった。でも、好奇心で久美子が、綿棒でお尻を剌激しているのを覗いていた。突然、梓の尻が爆発した。そんなふうに、見えた。こんなことになるとは想像だにしなかったので、私は近づき過ぎていた。結果、梓のウンチがメガネに点々とついて眼の前が黄色くなった。

うんち用心、近づくな!!

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【解説】
 このときも話しかけないで、黙って浣腸をしているから、うんちのタイミングが分からず、こんな目に合うのです。【日記】のように黄色い液状の便を、顔中にかけられることになってしまうでのす。
 うんちの場面でも「想像」と「共感」でコミニケーションしていたら、赤ちゃんでも相互に何らかの情報が伝わるものなのです。つまり、「いつ、梓がうんちをするのか」が父親に予測できたはずです。つまり、爆発寸前に逃げることができたということです。黙っていては、見学者がいることが、赤ちゃんには、分かりません。

明らかに、気張っています!!

【セリフ】                         
父「今から、ママがお尻コチョコチョするよ。浣腸だよ。(「覚えて」)ち
 ょっと気持ち悪いと思うよ(「想像」)。でも、我慢してね。まだ、気張
 ったらだめだよ。」
子「・・・(ええ、なにが始まるの?)。」
父「よーし、紙おむつ準備完了。カウントダウンするよ!3,2,1,は
 い、今、気張ってください。」
子「・・・(ホントだ。おしりがなんか、へんだ。どうしよう)。」
父「はい、紙おむつの上にうんち大成功!!ママと梓の二人は、いいコンビ
 だ(「共感」)ね。うんちがいっぱい出たら、気持ちいいね(「共
 感」
)。」
子「・・・(そうだね、きもちいい)」

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