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育て直し 12月31日(水) 心の杖は、自信を与えてくれる


【日記】
 大晦日だが、梓にとってはいつも通りの一日だった。私は、久美子に言われて、窓拭きや網戸洗いなど大掃除をしたが…(冷たかったので、お湯でやったら手がふやけた)。 

 梓は、この頃、場面転換するときに、心の杖を持ち始めた。👨‍🎓 今日は、風呂に入るときにボールペンを持って入りたがった。素っ裸でボールペンを握り締めている(ちょっと、変)。この間のカセット(テープレコーダー)のときと違って、水に耐えるものなので「いいよ」と言えてよかった。それにしても、梓は、お風呂が不安なのかな?……頭を洗うのが嫌なのかな?

お湯を飲ましたことあるしな…

 新聞紙でピストルを作ってみた。それを使って、西部劇ごっこをした。ちょっと教えたらすぐに、自分でもバーン、バーンとピストルを撃つ真似を始めた。梓の真似は、すごい。私が撃たれて死ぬ真似をしていたら、その内に撃たれたら死ぬ真似までするようになった。👍

こんなやつでした

 顔の表情が、複雑になってきた。ちゃめっけのある顔、シュンとした顔、くすぐったい顔、悪戯顔、面映い顔、本当にいろいろだ。人間らしくなってきたて嬉しい。逆に言うと、段々梓の考えていることが分かりにくくなってきた。こうやって、親子関係は、複雑になるのか?

   👍 【解説】【セリフ】なし  「共感」で褒めてください    
   👨‍🎓 【解説】【セリフ】あり

   ✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

【解説】
 子どもは、自信のないことをするときや、新たなことに挑戦しようとするときなどに、自分の心を支えるために「心の杖」を手に握り締めて行動します。自分に、自信や安心感を与えてくれるお守りです。そのときに一番気に入っているものを心の支えにします。落ちている棒やハンカチ、タオル、帽子、ぬいぐるみなど子どもによって違います。

 決して取り上げることなく、「~持って頑張っているね」と「共感」で褒めてあげましょう。因みに。心の杖に子どもが話しかけたりすることが多いので、それが周りで見ていても自然見える「ぬいぐるみ(人形)」が、心の杖に一番いいと言われています。

大事に持つことが多いですが、こんな場合も…

【セリフ】 子どもが「ボールペンを、お風呂に持って行きたい」と駄々こねしている。

父「お風呂にボールペン持って入りたいの?なにか嫌なことでもあるのか
 な?」
子「ぶぶう(顔にお湯がかかるのがいや)。」
父「分かった。頭を洗われるのがいやなんじゃないの(「想像」)?」
子「・・・(そう、それで顔にお湯がかかる)。」
父「なるほど。それで、お風呂で頑張ろうと思って持っているんだね(「共
 感」
)。ボールペンは濡れても大丈夫だから、持って入ってもいいよ。」
子「うえうえが(ええ、持って入っていいの)?」
父「でもね、本当はボールペンはお風呂では使いません(「覚えて」)。紙
 に字を書くものだよ。」
子「・・・。」
父「でも、今日は特別だよ。じゃ、『ありがとう』と言って下さい。」
子「あーあ(ありがとう)。」

 「すみません」を使ってお願いさせてもいいですが、心の杖の場合そこまでしなくてもいいでしょう。「ありがとう」と頭を下げせるて、ありがとうを言える子に育てましょう。

お風呂の好きな子になって欲しい


本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。